『ヨコハマ買い出し紀行』とは?
『ヨコハマ買い出し紀行』
OVA版『ヨコハマ買い出し機構』
今回の記事では、こちらのOVA版『ヨコハマ買い出し紀行』の内容を中心に振り返っていきます。記事の最後で、関連商品についてもご紹介させていただきますね。
OVA版『ヨコハマ買い出し紀行』の本編動画・ストーリー
”お祭りのようだった世の中”から”夕凪の時代”へと移り変わっていった近未来の日本。
量産型の女性ロボット・初瀬野アルファを中心に、その周囲の人々との交流や平穏な暮らしぶりを描いた日常ドラマとなっています。
やっとの思いで辿り着いた喫茶店『アルファ』。届け先の相手は、自分と同じ女性ロボットの初瀬野アルファでした。仕事とはいえ、こんな田舎までわざわざ荷物を届けにやってきたココアに対し、アルファはコーヒーを振舞って労をねぎらいます。
アルファ宛ての荷物に目を向けると、送り主はアルファのオーナーで、その中身は鮮明な記憶として画像を撮影し、保存しておける特殊なカメラでした。機器類の扱いに疎いアルファは、ココアに使い方を習い、被写体の第1号にココアを指名するのでした…
修理を終えて回復したアルファ。病院から退院して、いつも通りの日常を取り戻しつつありました。オーナーから送られてきたカメラを撫でながら、のんびりと平穏に流れる時間に身を任せていると、以前にオーナーに連れて行ってもらった場所をふと思い出します。
アルファは居ても立ってもいられなくなり、オーナーとの思い出が詰まった場所に原付を走らせるのでした。そこでアルファが目にした光景とは…
OVA版『ヨコハマ買い出し紀行』の魅力とは?
実際に視聴したユーザーの口コミ・レビューを見ながら、コンテンツの魅力を紹介していきたいと思います。
ある意味、末期ガンの患者がムダな延命措置をせず、静かに人生の終わりを迎え入れようとしているのに似ているかもしれませんね。その緩い雰囲気の中に、終局を見つめながらも達観した意思を感じます。
しかし、作品そのもののテーマを考えると、こういった仕上がりだから、環境問題の風刺といったメッセージ性も強くなるようにも思えます。強烈に訴えかけてくるものではなく、静かに語りかけるかのような作風というのも視聴後の余韻が残りますね。
『ヨコハマ買い出し紀行』の関連商品
『ヨコハマ買い出し紀行』
内容&キャッチ
新装版はカラーページが再現され、ラフスケッチなどの特典なども追加されています。
さらに最終巻10巻では、連載終了後の短編マンガ『峠』、原作者・芦奈野ひとしさんによるあとがきも収録されています。
『ヨコハマ買い出し紀行』
内容&キャッチ
『ヨコハマ買い出し紀行-Quiet Country Cafe-』
内容&キャッチ
制作会社が違うこともあって、第1弾のOVA版とは違うテイストに仕上げられています。
OVA版『ヨコハマ買い物紀行』まとめ
眠りに誘うような優しさの中、世界の終焉といった絶望を描いたOVA版『ヨコハマ買い物紀行』。視聴者に向けたメッセージ性という部分でもインパクトがあり、水面の下に沈んだ文明都市の存在には、私たちに大きなテーマを投げかけられていますよね。
独特な世界観や描写は、それまでのアニメにはないもの。その斬新な作り込みに、思わず唸ってしまうと思いますよ。
OVA版を視聴すると、OVA版第の2弾や原作コミック・ドラマCD版の存在も気になってしまいます。まず記事内に掲載している本編動画をご覧になってみてください。そのうえで、ツボるようなら、ご紹介させていただいた関連商品にステップアップしてみましょう。