『ザナドゥ』とは?
その漫画版をもとにアニメ化されたのが、今回の記事で紹介する『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説』です。

OVA版『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説』
『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説』の本編動画・ストーリー
いつの間にか不思議な魔術が存在する異世界ザナドゥに転移し、以前の記憶を失なってしまったフィーグ。ザナドゥには平和的な雰囲気が漂っていましたが、王国の副臣レイクスォールの造反によって、国王は殺害され、強奪したクリスタルと黒魔術を用いて伝説の魔竜を復活させようと画策するのでした。
フィーグは国王の娘である王女リエルと出会い、王国の存在を揺るがす事態に巻き込まれていきます。大司教のタストンから伝説の秘剣ドラゴンスレイヤーの存在を聞き、魔竜に対抗するための唯一の手段だと知りました。
王国を我がものにしようと目論むレイクスォールと、それに立ち向かうフィーグとリエルたち。それぞれが秘剣ドラゴンスレイヤーの在りかを巡って、壮絶な争奪戦が繰り広げられるのでした…
『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説』の魅力とは?
近未来SFとRPG風の世界観の融合
漫画・アニメのオリジナル要素となりますが、もともと主人公フィーグは近未来のNATO軍に所属する兵士といった設定です。そういった背景のため、RPG風の世界観をぶち壊すかのように近代兵器である戦車を乗り回し、モンスターたちと戦うといった場面が描かれています。
こういったミスマッチを意図的に演出する手法は…
『戦国自衛隊』
比較的に新しいアニメ作品を挙げるなら…
『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
といったコンテンツを挙げることができます。
本来は相容れないジャンルのものを組み合わせる夢の展開に、思わず視聴者は本編に惹き込まれてしまうのではないでしょうか。驚きなのは、『ドラゴンスレイヤー』というレジェンド級のRPGに、こういったオリジナル要素を取り入れたことです。
原作のテイストを明らかに壊してしまうような設定で、原作ファンにとっては受け入れられるものではないかもしれません。しかし、それだけチャレンジ精神に富んだ意欲作という見方もできるのではないでしょうか。
可愛らしい王女リエルの存在
意外とサービスカットが多くて、すぐ胸が露わになったり、全裸に剥かれてしまうリエル。
外見の幼い印象を覆すような美しいヌードぶりには思わずうっとりさせられます。
さらには触手によって全身を舐め回されるようなマニアックな描写もあって、エロ要素を求める視聴者のニーズも満たすものといえるでしょう。
タストン大司教の声優・八奈見乗児さん
タストン大司教といえば、主人公フィーグやリエルを秘剣ドラゴンスレイヤーに導く重要な人物ですが、エロいことも印象に残るキャラクターです。その演技ぶりは…

ボヤッキー /『ヤッターマン』
こちらを思い浮かべてしまう視聴者は多いはず。「全国の女子高生の皆さ~ん」「ポチッとな」といった名台詞は私たちミドルエッジ世代の記憶に刻まれていますよね。
本編に登場するタストン大司教のイメージは、まさに『ヤッターマン』に登場するボヤッキーそのものです。その懐かしさとサプライズに、思わずニンマリされられると思います。
『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説』まとめ
原作がRPG『ドラゴンスレイヤー』ということを置いておけば、アニメとしての完成度は高く、冒険活劇としてもストーリーを楽しんでもらえると思います。近未来ものとRPG風の世界観の融合、ヒロインである王女リエルの可愛らしさ・エロさ、声優・八奈見乗児さんの仕事ぶりが光っていて面白いです。
全編をご覧になっても1時間もかからないので、この機会にぜひ視聴なさってみて下さい。第1話のみの制作で終わったことが本当に惜しいと思えるコンテンツです。