姉の影として生きている主人公の月子は永作博美
月子は、仕事と恋愛に悩む陽子を心配して食事に誘う。そこには、豹と阿部寛が演じる兄の純がいた。あっという間に陽子と純は意気投合し、一夜を過ごす関係に。そのことで陽子は妊娠し、純と結婚を考えていると家族に相談する。姉妹と兄弟同士が結婚するのは嫌だと主張する陽子、妊娠している陽子の結婚が優先され、月子の結婚は破談になってしまう。
独身でエリートの純がターゲットだと決めた陽子は、計画妊娠を狙ったうえで純と一夜を過ごしたと暴露する月子。結婚式という、陽子の晴れの舞台で仕返しを成し遂げた姉妹は、もはや修復不可能な関係になってしまう。
仕事での成功を手に入れ始める月子に、仲村トオルが演じる上司の航一から告白される。陽子より幸せになってやると結婚を決意する。しかし月子は、心から航一を愛してはいなかった。心の奥底には、豹が女性とパリで暮らしていると陽子から聞かされていたこともあるようだ。
男女の愛憎劇を大胆に描写している。
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才色兼備で気の強い陽子は松下由樹
姉妹が強く意識し合っているからこそ悲劇を生むストーリー。
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傲慢な性格だからこそ、自分が思い描いた通りの結婚生活と違うことが許せない陽子。それは、月子が起こした結婚式場の一件があるからだと思い込み、憎悪が募る。しかし航一と一緒に仕事を始めたことで月子の立場を脅かし、結婚相手でもある航一にもちょっかいを出す。負けていられない月子は、「姉は普通の単なる主婦で、今だけパートとしてちょっと仕事をお願いしているだけ」だと皆の前で言い放つ。
【かつての主役級女優】松下由樹のデビューから今 - Middle Edge(ミドルエッジ)
月子と婚約するも違う人生を歩み始める豹は沢村一樹