ファミコン版メタルギアは認めない!?大人気シリーズ初代タイトル酷評の理由!

ファミコン版メタルギアは認めない!?大人気シリーズ初代タイトル酷評の理由!

メタルギアシリーズと言えば、伝説の傭兵「スネーク」の活躍を描いた大人気ゲームタイトルですよね。しかし、ファミコン版として最初に登場した「メタルギア」は酷評されています。今回はその理由をお届けしますよ!


ファミコン版メタルギアの概要

ファミコン版のメタルギアは1987年の12月22日に発売されたゲームソフトです。



発売元はコナミなのですが・・・



詳しくは後述しますが実はこのゲーム、コナミが同年7月にMSX2用ゲームソフトとしてすでに販売した同名タイトルの「移植版」となっています。



コナミ社内のファミコンソフト開発チームによって製作されていて、移植前のゲーム性やシナリオとは異なる点があるなど、コナミ開発チーム独自のオリジナル要素が混ざった「別物」です。



この違いがファミコンソフト「メタルギア」の命運を決定づけることになっていきます。

メタルギアシリーズの「原点」はファミコン版では無い

後に大人気シリーズとして確固たる地位を確立することとなる「メタルギアシリーズ」



ファミコン版をプレイした事がある人は、同シリーズの原点がファミコン版だと思っているのではないでしょうか。



実は、冒頭でも触れていますがファミコン版のメタルギアは「移植版」なので、メタルギアシリーズの原点ではありません。

本当の意味でメタルギアシリーズの原点となるのは、MSX2用のソフトとしてコナミが1987年7月に発売した「メタルギア」こそふさわしいのです。


製作陣の違い

ファミコン版「メタルギア」の制作は、前述の通りコナミのファミコンソフト開発チームが主に行っています。



一方、オリジナルとなっているMSX2版の「メタルギア」開発チームは以下の通り。



ゲームデザイン→小島秀雄

音楽→水谷郁・古本元亮

ゲーム開発→コナミ開発3課



MSX2版のメタルギアは、シリーズの産みの親でもある「小島秀雄」さんがストーリーからシステムなど、全体の監督を行って開発されています。



一方で、ファミコン版は小島さんの意志とは無関係にシナリオが一部改編されていたり、ゲームシステムなどにも一部異なる点があるなど、「完全移植」では無いことが判ります。

ファミコン版製作チーム最大のミス

ファミコン版のメタルギアには最大のミスと言える大きな問題点がありました。



メタルギアシリーズをプレイした事がある方ならご存知かと思いますが、同タイトルの大きなテーマが戦局を大きく変えてしまうと言われている「兵器」です。



タイトル名にもなっている「メタルギア」が、その兵器を表す名前となっていてストーリーでは中核となる重要な要素となっています。



しかし・・・



ファミコン版では最も肝心な「メタルギア」が登場すべきシーンで出てこないという致命的なミスを犯しています。



ネタバレになってしまいますが、メタルギアというゲームのストーリーは主人公が兵器「メタルギア」を発見・破壊するためのミッションが描かれた内容です。



つまり物語の最終局面で、主人公はメタルギアと対峙して破壊しなければならないのですが・・



ファミコン版では、なぜかメタルギアを制御しているスーパーコンピューターの破壊というラストにシナリオが書き換えられてしまっています。

ファミコン版メタルギアに対して小島秀夫氏激おこ!

ファミコンに移植されたメタルギアですが、シナリオ改変という大きなミスだけでなく、ゲームシステム的なミスや不具合もあり、その評価を下げています。

ちなみに、上記がファミコン版メタルギアのプレイ動画。



元々のメタルギア自体が良くできたゲームだったので、つまらない訳ではないのですが・・・



〇画面が切り替わると必ず敵に見つかってしまうというバグ

〇細かい描写(敵のエフェクトなど)が無い

〇一部のゲームバランスが変化している



など、オリジナル(MSX2版)と比べた時に明らかに「改悪」された部分が目立つ出来栄えとなっていました。



その結果、ゲームデザイナーで産みの親でもある小島秀夫氏は、自身が参加したトークショーやラジオ番組などで



「ファミコン版のメタルギアは僕が携わっていない」



「やらないで下さい」



など、ファミコン版に対して批判的な発言をしています。



ついには、小島さん自身の口から「あれはクソ」と、クソゲー認定という烙印まで押されてしまっています。

コナミファミコン開発チームを擁護したい

正直なところ



・小島秀夫氏を無視した勝手なシナリオ改変

・こだわりぬいたゲームシステムを改悪

・超重要なラストをオリジナル描写



など、擁護しようが無いファミコン版「メタルギア」ですが、クソゲーだったのか?という点においてはNoと言えます。



当時のファミコンソフトでは画期的で、後の同シリーズでも代名詞となる「敵に見つからないようにゲームを進める」というシステムは子供心にも面白いと感じましたし、一部のバグもゲームがクリアできないような致命的なものではありませんでした。



そして何より、MSXやMSX2のようなハード(いわばゲーム用パソコン)は、一般的では無かった当時、面白くて斬新なシステムの「メタルギア」をどうにかして普及率の高いファミコンを通して世間に知ってもらいたかったというコナミ開発チームの思いは認めてあげるべきではないでしょうか。

まとめ

コナミがファミコン版に移植した「メタルギア」は、産みの親である小島秀夫氏の口から「クソ」と言われてしまうほどの酷評を得たゲームソフトでした。



実際、小島氏の発言による影響もあってプレイヤー側の評価も著しく低いファミコン版メタルギアですが、ある意味ではその名を世に広めた功労者でもあると筆者は思っています。



とはいえ、やはりゲーム完成度は仕方ないにしても「シナリオを勝手に変える」という暴挙は、製作者を怒らせても仕方ない・・・ですよね。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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