直木賞も受賞したベストセラー作家・五木寛之さん
五木寛之さんのプロフィール
五木寛之さんの経歴
1947年、第二次世界大戦が終戦し、五木寛之さんたち家族は平壌にいましたが、ソ連軍の進駐の混乱に巻き込まれて母親を亡くしてしまいます。父親と五木寛之さんは、幼い弟・妹を連れて38度線を越えることに成功。無事、日本に戻って福岡県に引き上げてきました。
1952年、地元の公立高校を卒業すると、早稲田大学の第一文学部・露文科に進学。しかし、生活は苦しく、住み込みでのアルバイトや売血で生活費・学費を工面しました。しかし、1957年には学費未納で早稲田大学を抹籍されてしまいました。
その後、いくつかの仕事を経て、CMソングの作詞をするようになります。五木寛之さんが手掛けたCM音楽は高く評価されますが、その傍ら、PR雑誌やテレビ・ラジオ番組の構成にも関わるようになっていきました。
1972年と1981年の2度に渡って休筆されていますが、その後も次々と名作を世に送り続けています。数々の賞の選考委員メンバーも務めており、直木賞を初め、吉川英治文学賞・坪田譲治文学賞・小説すばる新人賞なども担当されました。
五木寛之さんにまつわるエピソード
妻・五木玲子さん
しかし、夫人の親戚にあたる五木家に後継ぎがいなかったことから、結婚を機に『五木』の姓を名乗るようになります。そんな五木寛之さんが小説家・随筆家として大成するのは結婚後のことです。
五木玲子さんという伴侶を得たことは、五木寛之さんの人生にとって大きな分岐点だったようですね。残念ながらお二人の間に子宝には恵まれず、お子さんはいません。その代わり、ご自分の著書を息子・娘のように思っているようで、著書の表紙デザインにも積極的に関わっているのだそうです。
五木ひろしさんの芸名の由来
そして、五木寛之さんは数々の芸能人の名付け親としても有名です。女優・黒木瞳さんや裕木奈江さん、演歌歌手の松原健之さんも五木寛之さんが命名したものというから凄いですよね。
五木寛之さんの代表作品
作詞
小説
『さらばモスクワ愚連隊』
内容&あらすじ
『蒼ざめた馬を見よ』
内容&あらすじ
『戒厳令の夜』
内容&あらすじ
随筆・評論
『風に吹かれて』
内容&あらすじ
『大河の一滴』
内容&あらすじ
最近の五木寛之さんの活動ぶり
年齢的には90歳近い五木寛之さん。ゆったり隠居暮らしをしているのかと思えば、現在も連載も抱えており、私たちに多くの問題提起をしてくれています。
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その年齢が信じられないアクティブな活動ぶりをみせる五木寛之さん。これからも経験や知識というかたちで、多くの遺産を残してくれそうです。今後のご活躍や発信される情報にも目が離せないですよね。
ますますの飛躍を祈り、今回の記事を締め括りたいと思います。最後までお読み下さって、ありがとうございました。今後も注目の人物を取り上げて記事にしていきたいと思いますので、また別の記事でお会いしましょう。