『クレオパトラD.C.』とは?
『クレオパトラD.C.』
OVA『クレオパトラD.C』
原作コミックを元に、1989年にはOVA化が実現しました。全3話のうち、第1話・第2話は原作エピソードの内容を再現したものですが、第3話はオリジナルストーリーに仕上げられています。
OAV『クレオパトラD.C.』の本編動画・ストーリー
FORTUNE1.アポロンの雷
FORTUNE2.クリスタル・ファラオ
FORTUNE3.パンドラの匣
OAV『クレオパトラD.C.』の魅力とは?
莫大な財力の持ち主という要素
作品タイトルの『D.C』は、巨大複合企業『コーンズ』をアメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.と対を成す”もうひとつの首都”と位置づけていることに由来します。
世界トップクラスの経済規模をもつ企業で、政治・政府にも多大な影響力を与えるといった設定。その現実離れ具合は、どこかあの名作アニメを思い浮かべてしまいます…
『おぼっちゃまくん』
『クレオパトラD.C.』は政経活劇といった内容なのに対して、『おぼっちゃまくん』は子供向けのギャグアニメ。テイストは違うように思えますが、莫大な財力で物事を解決しようとするところに両者の共通点を見出せます。
『クレオパトラD.C.』の領収書を送るのにICBMを用いた場面は、かなり『おぼっちゃまくん』のノリに近いですよね。裕福な暮らしぶりに、思わず『おもっちゃまくん』が脳裏を過る場面は多いように思えます。
イジられ役のカーツ大佐
敵役ながら、手練れの傭兵でどこか憎めないカーツ大佐。登場する度に階級を巡り、クレオから「軍曹」「三等兵」呼ばわりされ、「俺は大佐だ」と言い返す場面がありました。
この場面は、とあるお笑い芸人のネタを思い浮かべてしまいます。
このやりとりが、30年以上も前のアニメでギャグ要素になっていることに驚きです。
当時は”イジり芸”といった言葉もなかったはず。そう考えると、『クレオパトラD.C.』のギャグ要素のセンスは時代を先取ったものだったといえます。
目の保養となるセクシーカット
濡れ場やアダルト要素のあるコンテンツではありませんが、下着・水着姿といった要素が充実している『クレオパトラD.C.』。
ヌードや濡れ場といったシーンがあるわけではありませんが、入浴シーンやプールサイドといった場面では男心をくすぐられてしまうでしょう。この二人の他にも、そのエピソードではヒロインに位置付けられている女性キャラクターも、悩ましい姿を披露するようなカットが設けられていて、男性ファンにとっては嬉しいポイントです。
『クレオパトラD.C.』の関連商品
原作者である新谷かおるさんは『クレオパトラD.C』以外にも数々の名作を生み出しており、それらのコンテンツも押さえておきたいところです。社会・戦争・テクノロジーといったテーマを背景にした作品が多く、『クレオパトラD.C』とも共通したものがあります。
こちらでは、そられの中でもおすすめのものをピックアップして紹介させていただきます。
『砂の薔薇』
内容&あらすじ
内容&あらすじ
Wikipedia - ふたり鷹
『エリア88』
内容&あらすじ
OVA『クレオパトラD.C.』まとめ
その面白さは、アメリカ政府にも影響力を及ぼす巨大企業の経営者・クレオの活躍ぶりに尽きます。その大富豪ぶりは『おぼっちゃまくん』を彷彿とするレベルで、目的のためには手段や費用は二の次といったところが魅力的です。
敵役でありながら、どこか憎めないカーツ大佐の存在は、『タイムボカン』シリーズの悪玉トリオと似ているかもしれませんね。セクシーカットも見逃せないポイントで、クレオやスエンの入浴シーン・水着姿におけるインパクトは大きいです。
類似作品として原作者・新谷かおるさんの作品を紹介させていただきましたが、『砂の薔薇』はとくに『クレオパトラD.C.』と類似性が高いと思います。『クレオパトラD.C.』の本編と合わせ、この機会に、こちらもご覧になってみてくださいね。