トラック野郎・御意見無用
それ以前になかったわけではありませんが、映画「トラック野郎」がヒットしたことによりデコトラはイッキに急増し、一般的にも認知されるようになりました。インパクトありましたからね、デコトラ。映画「トラック野郎」の功績はでっかいです。そもそも宅急便などない時代ですから、この映画によって長距離トラックの運転手という職業自体が広く知られるようにもなったかと思います。
デコトラ
日本初の長距離トラックの運転手を主人公にした映画「トラック野郎・御意見無用」は、1975年8月公開されました。
この映画はトラック運転手だけではなく、他の職業、いえ、大人も子供も巻き込んでの大ヒット、大ブームとなりました。
トラック野郎・御意見無用
洋子に惚れた桃次郎だが、婚約者の存在を知り彼女を男の下へ送り届けることに。豪快な青森のねぶた祭りを舞台に、満艦飾のトラックを駆る桃次郎と金造のコンビが暴れまくる
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物語は、一番星こと星桃次郎(菅原文太)と、相棒のやもめのジョナサンこと松下金造(愛川欽也)を中心に、涙あり、笑いあり、エロありといった娯楽作品で、長距離トラックなだけに全国の名所が楽しめます。更に楽しめるのがマドンナの存在。「トラック野郎・御意見無用」では中島ゆたかが務めています。
そもそも「トラック野郎」にシリーズ化の予定はなかったのだそうです。ところが「トラック野郎・御意見無用」が大ヒットしたことによって1979年まで10作品が作られることにありました。
トラック野郎・爆走一番星
前作のヒットを受けて急遽シリーズ化された第2弾「トラック野郎・爆走一番星」。公開は1975年12月27日、お正月映画です。
トラック野郎・爆走一番星
このシリーズ、ストーリーは基本的にどの作品も一緒です。桃次郎がマドンナに一目惚れをするとこから始まり、相手の趣味や嗜好に合わせて猛烈アタック。または、ライバルのトラック野郎と大喧嘩。そこにジョナサンをはじめとする登場人物を絡ませ涙あり、笑いありの人間模様を綴っていく。
当然のように桃次郎の恋は上手くいかず、傷心の桃次郎は悪条件の仕事を引き受け目的地へ向けて爆走するというクライマックスへ。
「トラック野郎・爆走一番星」もそういった内容なのですが、特筆すべきはマドンナです!マドンナ役のあべ静江が美しすぎるのですよ。
いかがです?あべ静江、キレイですよね。上の予告編ではわずかしか見れませんが、それでもその美しさは十分に伝わりますよね。完璧です。
トラック野郎・望郷一番星
全国を飛び回っている。毎回美しいマドンナが登場し、そしてフラれる。このパターンは言うまでもなく松竹の大人気シリーズ映画「男はつらいよ」のスタイルです。そう、「トラック野郎」は「男はつらいよ」を踏襲してるんです。公開時期も「男はつらいよ」と同じく盆と正月。まさにライバル、対抗意識ありありです。
シリーズ第3弾「トラック野郎・望郷一番星」は、1976年8月7日の公開でした。
トラック野郎・望郷一番星