今だから見たい政界ドラマ「総理と呼ばないで」

今だから見たい政界ドラマ「総理と呼ばないで」

三谷幸喜さん脚本、田村正和さん主演の「総理と呼ばないで」というドラマをご存じでしょうか?派手なドラマではありませんが様々な要素が詰まったドラマで今でも面白くみられますよ!「総理と呼ばないで」を振り返ってみましょう。


「総理と呼ばないで」はいつ放送されていた?

「総理と呼ばないで」は1997年4月から6月にに放送されたドラマです。フジテレビ系列の火曜21時から放送されていました。

同じ三谷幸喜さんと田村正和さんのコンビのヒット作「古畑任三郎」が1995年、1996年に放送されその翌年ということになります。「古畑任三郎」ほどの派手さも知名度もないですが「総理と呼ばないで」も面白いですよね。

脚本の三谷幸喜さんが「政治ドラマは当たらない」というのを打破するために作った作品です。初回の視聴率は22.6%。ですがその後低迷し、一桁まで落ちたのですが最終回に向かってまた盛り返し、最終回の視聴率は18.9%でした。視聴率は下がったら下がりっぱなしというパターンが多いのでこんな変動をするのは珍しいですね。まるで支持率のようです。

ちなみに、当時日本の総理大臣は橋本龍太郎さんでした。あまり総理大臣が安定しない時期だったのでこのようなドラマがヒットしたのかもしれませんね。

「総理と呼ばないで」は1997年にVHSが発売。DVD化はされていなかったのですが、2010年にDVDBOXが発売されました。現在のところ配信や再放送の予定はないのでDVDで見るしかありませんね。

「総理と呼ばないで」の登場人物

「総理と呼ばないで」は登場人物の本名が一切明かされず、役職名などで呼ばれているというのもポイントだと思います。お互い役職名で呼び合う(擦り付け合う)のがなんだかおもしろいんですよね。登場人物をご紹介しますね。

内閣総理大臣:田村正和
内閣官房長官:筒井道隆
副総理:藤村俊二
首席補佐官:小林勝也
内閣官房事務副長官:仲本工事
内閣官房政務副長官: 田山涼成
内閣官房首席参事官 - 青柳文太郎

首席秘書官:西村雅彦
官邸事務所秘書係主任: 戸田恵子

総理夫人: 鈴木保奈美
総理令嬢 :佐藤藍子
メイド:鶴田真由
官邸使用人頭:小松政夫

キャストを見ただけでも面白いのが分かりますよね。このほかにもゲストなどでたくさんの役者さんが登場します。チョイ役でいろんな人が出ているのでチェックするのも面白いですよ。ぜひ探してみてください。


ちなみに、舞台は日本ではなく「架空の国」となっています。とはいえ内閣の仕組みなど日本と同じところは多いです。

「総理と呼ばないで」のあらすじ

「史上最悪の内閣総理大臣」と呼ばれる内閣の支持率は1.8%にまで下がっていました。(日本の政治などに模している部分が多いですが、支持率は実際よりもあり得ないほど低い数字なので嫌味がなくみられると思います)

官房長官が辞めてしまい、新たな官房長官を選ばなくてはいけない総理は悩んでいました。その時、総理の娘の家庭教師のアルバイトとして大学院生がやってきます。彼は政治学を先行していましたが実際の政治には全く興味がなく、選挙にも行ったことがないという人物。総理は彼を官房長官に任命します。筒井道隆さんの「どうもー、官房長官でーす」といって会見を始める姿がおかしかったです。

官房長官は政治に興味はなかったものの、正義感あふれる性格で不正を嫌います。そして政治家にはない考え方をするので内閣に新しい風を付加していきます。

そもそも、この内閣は予算を通すために組まれた内閣。総理本人もやる気がなく、とにかく歴代最短記録の54日を超えることを目標にしています。(実際日本の総理大臣の最短記録は54日です)

内閣不信任案が可決されれば選挙に敗北することは分かっているので、とにかく不信任案が出されないよう、ぼろを出さないようにしています、初めは総理の自覚もなくわがままで気まぐれだった総理。部下や家族にも嫌われていました。

ですがだんだんと責任感を感じるようになり、成長していきます。

内閣だけでなく、家庭にも問題あり。家族は妻と娘がいますが、娘は前妻の子。妻と娘に血縁関係はないのでぎくしゃくした一面も。娘は総理を慕っていますが、大学に行く気はなく演劇をやろうとしていて総理を悩ませています。

妻はこれまた史上最悪のファーストレディと呼ばれています。演じているのは鈴木保奈美さん。好感度の高い役の多かった鈴木保奈美さんのイメージが一新する役柄でびっくりしましたがこれもよかったです。妻は自由奔放な性格ですが、実際は総理とすれ違いでさみしい生活を送っていました。総理と1カ月以上口をきいていなく、使用人を介して会話をする姿も面白かったです。

支持率は下がっていく一方で最終的には0.05%まで落ちましたが、家族中はよくなっていきます、政治ドラマですがホームドラマ的な一面もあります。難しいドラマではないので楽しくみられますね。

総理以外の周辺の人たちのいざこざも面白いので脇まで注目して見てみてください。

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