Mr.オクレ死亡説!
死亡説が囁かれているMr.オクレ。
ブレイク当時から、貧乏に加え弱々しいイメージでしたよね。
実際には、間違いなくご健在です!
現在67歳となり、すっかりヨボヨボのおじいちゃんとなり、本気で貧乏で体が弱っている
のかというイメージが、死亡したのではと噂になってしまったのでしょう。
また、ブレイク当時に比べてテレビでMr.オクレを観る機会もなくなり、現在は吉本新喜劇
や関西ローカル番組などでの出演が主になっていますので、全国区の知名度が無くなった
のも原因かもしれませんね。
さらに吉本新喜劇の現在の役どころが、高齢による弱々しさとヨボヨボの姿で死人役が多く
死人のイメージが定着したというのが、死亡説を広めた要因の一つなのでしょうね。
ブレイクのキッカケは?
Mr.オクレは、元々ピン芸人として活動していました。
1989年からフジテレビで放送された「オレたちひょうきん族」のコーナー「ラブ・ユー・
貧乏」で「何人トリオ」として前田政二、村上ショージ、そしてMr.オクレの3人で出演し
たことがきっかけで全国区でブレイクしました。
この時から、痩せてヨボヨボ姿なうえ、貧乏な話が外見のイメージにピッタリしていまし
たね。
また、メガネを外した顔が、第二次世界大戦終結から29年後フィリピン・ルバング島から
日本へ帰還した小野田寛郎に似ているということで、
明石家さんまに「おかえりなさい。小野田さん。」とツッコまれることがあり、Mr.オクレ
も時々ネタにしていました。

小野田寛郎(右)
ベーシストとして芸能活動をスタート
Mr.オクレは、ボーイズ(音楽ショウ)の「クエッション・ボーイズ(ザ・クエッショ
ン)」のボーヤから芸能活動をスタートしました。
1972年にザ・パンチャーズが結成され、1973年1月より「ナンバ 四郎」名義でベーシストとして正規メンバーとなりました。
ザ・パンチャーズ時代、他のメンバーからワンテンポ遅れてズッこけては、メンバー
から「遅い遅い!」と突っ込まれるのが唯一の芸でした。
島田紳助率いる「紳助バンド(SHINSUKE-BAND)」のメンバーでもあり、
「MBSヤングタウン」のレギュラーのときは、Mr.オクレのベースで、リスナーが曲を
当てるというコーナーもありました。
吉本新喜劇のMr.オクレ
吉本新喜劇では、本名の岡田信行として出演しています。
主な役柄は、
警官(交番の巡査ではなく捜査一課長・管理官・警部といった比較的偉い役やSP)
警備員
VIPのボディーガード
ヤクザの組長
飛行機の操縦士
などキャラクターと正反対の役で出演しています。
初期はキャラクターそのままの背後霊(実は貧乏神)でしたが、その虚弱そうな外見から
「死に神」「貧乏神」「干物」「洗濯物が飛んできた」などと同じ舞台に出演する芸人達
にいじられます。
時には、ストーリーラインに絡む役を演じることもあります。
新喜劇の舞台では、声は通らない、無気力、無表情な演技ですが、それでいて笑いの取れ
る唯一無二の人物でもあります。また、見た目に反して運動神経が良いことで、他の芸人
が蹴飛ばした椅子をジャンプで避けたりすることもできるのです。
ここでMr.オクレの略歴を
Mr.オクレ(ミスターオクレ)
本名:岡田信行(おかだ のぶゆき)
1953年4月30日 (67歳)
吉本興業所属、かつてはベーシストとして活動していました。
兵庫県明石市出身。兵庫県立明石南高等学校卒業。
出演したテレビドラマ
1987年「キスより簡単」(フジテレビ) 鈴也に間違えられた男性の役
1988年 男と女のミステリー「心はロンリー気持ちは「…」VII」(フジテレビ)
1991年 NHK大河ドラマ「太平記」(NHK) 小男 役
1998年 土曜グランド劇場「三姉妹探偵団」(日本テレビ) 桃源郷・店主役
2002年 「強行犯捜査第七係」(NHK) 上田哲司役
NHK朝の連続テレビ小説では、
「やんちゃくれ」(1998年 - 1999年) 奥田寛一 役
「あすか」(1999年 - 2000年) 桑田 役
「てるてる家族」(2003年 - 2004年) 復員兵 役
「だんだん」(2008年 - 2009年) ライブハウス「ワイルドダック」マスター 役
2003年 はぐれ刑事純情派 第16シリーズ「安浦刑事が殴った女」
(テレビ朝日系・東映) 矢沢恵一 役
2003年 「ぼくの魔法使い 第2話」(日本テレビ系)
2009年 「ホームレス中学生2」(フジテレビ系)
Webドラマ
2015年 「ダメ田十勇士」 小介 役
映画
1993年 「裸足のピクニック」 父親 役
1995年 「ごんたくれ」
2006年 「ありがとう」
「トリック劇場版2」 名前と写真のみ
2007年 「舞妓Haaaan!!!」 主人公の勤める会社の社員 役
「自虐の詩」 喫茶店主 役
CM
明星食品 ソース焼そば
リクルート ビーイング
ハドソン 爆ボンバーマン2
池田模範堂 ムヒ(村上ショージと共演)
ユーキャン
大日本除虫菊
現在も吉本新喜劇ほか、活動中ですよ。
じわじわとくる2015年公開映画「バードマン」の完コピ
第72回アカデミー賞にて、作品賞を含む4部門を獲得した映画、
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2015年公開)は、かつて
ヒーロー役を演じた落ち目の役者リーガンが、華やかなショービズ界の裏で繰り広げる
復活劇を現実と幻想を交錯させて描くダークファンタジー作品です。
この作品の公開前の特別映像が、リーガンがニューヨークのタイムズスクエア前をブリー
フ一丁で走り抜ける印象的なシーンだったのですが、この映像をMr.オクレが同じくブリー
フ一丁で大阪・道頓堀を疾走して完コピしました。
カメラや絵の質感にもこだわって撮影しており、「バードマン」本編の特徴の1つの長回し
を模して全編ワンカット風に仕上げられています。
とてもシュールな映像で、Mr.オクレだからこその映像でもあります。