【橋田壽賀子】偉大な脚本家でタレントとしても活躍!プロフィール・代表作まとめ

【橋田壽賀子】偉大な脚本家でタレントとしても活躍!プロフィール・代表作まとめ

数々の名作ドラマを手掛けた脚本家で、お茶の間の”ご意見番”としても人気者となった橋田壽賀子さん。今回は、そんな偉大な存在にスポットを当てて、プロフィールや経歴・代表作を紹介していきたいと思います。ぜひ記事をご覧になり、彼女の功績や魅力を振り返ってみてください。


数々の名作ドラマを生んだ脚本家・橋田壽賀子さん

橋田壽賀子さんのプロフィール

橋田壽賀子さんの経歴

1925年、日本統治時代の朝鮮で生まれた橋田壽賀子さん。帰国するまでの9年間は、現在の韓国の首都・ソウルにあたる京城で過ごしました。帰国後は大阪で生活され、日本女子大学文学日国文科を卒業しています。
この後、学者になることを夢見て東京大学を受験するも失敗し、同時に受験していた早稲田大学文学部国文科に入学。在学中には芸術科の演劇専修に移り、学生劇団『子羊座』で役者を務め、久板英二郎さんの脚本塾に通って演劇の脚本を学んだそうです。

1959年、秘書の仕事への異動を命じられ、それを機に松竹を退社。以降、フリーの作家として活動します。当初は積極的にテレビ局に原稿を売り込んでいたようですが、なかなか採用されずに小説などを書いていたそうです。

1966年、テレビ局のプロデューサーだった岩崎嘉一さんと結婚。主婦業をこなしながら、脚本家としての執筆活動も続けました。1988年に岩崎嘉一さんは肺腺ガンを患い、翌年には死別しています。岩崎嘉一さんとは晩年を別荘地として知られる熱海で過ごし、現在も東京と熱海を行き来する生活を送っているようです。

橋田壽賀子さんにまつわるエピソード

脚本に対するこだわり

橋田壽賀子さんの脚本はセリフが長く、演出や俳優によるセリフの変更は許さないことで知られています。一字の言い間違いも許されず、アドリブは一切禁止なのだそうです。
こういったこだわりの背景には、映画の脚本を書いていた時代に、監督から、映画は映像で見せるものだからセリフを短くするように指示されたことや、出演している俳優たちによってセリフを勝手に削られた経験に対する反発があるのだとか。
上品な言葉使いが多いのも橋田壽賀子さんの作品の特徴で、その理由は、綺麗な日本語を使いたいという想いによるものだといいます。

橋田ファミリー

橋田壽賀子さんが脚本を手掛けるドラマでは、”橋田ファミリー”と呼ばれる役者の起用が目立ちます。山岡久乃さん・八千草薫さん・渡辺美佐子さん・池内淳子さん・佐久間良子さん・宇津井健さん・泉ピン子さんといった顔ぶれは、”橋田ファミリー”として有名です。
三田佳子さんや大原麗子さんといった面々や丹波哲郎さん・小林桂樹さんも橋田壽賀子さん脚本のドラマでは常連といえる存在ですよね。
いかりや長介さんや伊東四郎さんが役者として飛躍するきっかけになり、えなりかずきさん・坂上忍さん・伊藤淳史さんの子役時代は目を掛けていたといいます。橋田壽賀子さんは脚本を書くだけではなく、出演キャストの選定などにも深く関わっていたようですね。

タレントとしての活躍

1990年代、橋田壽賀子さんはタレントとしてのテレビ出演も目立ちました。一時期はその人気ぶりを”スガコブーム”と呼び、フジテレビ系列で放送されていた『笑っていいとも!』にレギュラー出演していた時期もあります。しかし、他の出演者のトークを遮ってしまう場面もあり、次第にバラエティー番組に出演する機会は減っていきました。
ただ、橋田壽賀子さんご本人はお話しすることが大好きみたいで、要望があれば積極的にテレビ出演しているそうです。再び、”スガコブーム”の第二波がくるといった未来も否定できないですね。

橋田壽賀子さんの代表作品

テレビドラマ

『おんな太閤記』

内容&あらすじ

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