ドラマ仕立てが画期的!ウルフルズのPVを見てみよう!

ドラマ仕立てが画期的!ウルフルズのPVを見てみよう!

現在はスマホに特化するなど様々なPVがありますが、90年代当時、ウルフルズのPVはかなり画期的でした!曲は知っているけどPVは知らないという人もぜひチェックしてみてください。


90年代当時、画期的だったウルフルズのPV!

今でこそ、様々なPVがありますが、元々は曲をアピールするものですから、アーティストが演奏するシーンや、普段の姿などを映し出したものが多かったですよね。ドラマ風の作品もあったと思いますが、ウルフルズは一味違う!

曲が一度止まってセリフが入ったりするんです。初めて見た時は「なんだこれは!」と衝撃的でした。

ウルフルズのPVは竹内芸能企画という映像事務所の竹内鉄郎監督が撮っているものが多いです。変わったPVはすべて竹内芸能企画のものでした。Cocco、スピッツ、ギターウルフなど数々のアーティストの作品を手掛けられています。

変わった作品も多いですが、オーソドックスな作品もあり、どれも素敵なPVです。当時高校生だった私の気になる会社ナンバーワンでした。

ウルフルズの知名度が一気に上がった作品といえば「ガッツだぜ!!」ですが、それ以前から斬新なPVをたくさん作られていたんですよ。

切ない夏の恋を描いた「SUN SUN SUN’95」

私が初めて「なんだこれ」と思ったPVは「SUN SUN SUN’95」でした。明るい夏をテーマにした明るい楽曲なのですが、PVは切ないドラマのようでした。

ゲストに渡辺満里奈さんを迎え、渡辺満里奈さんとトータス松本さんの恋を描いています。まるで日活の映画のような雰囲気です。

なじみの店にトータスさんが入ってきたところからPVは始まります。この時点で曲はまだ始まっていないので、曲の長さよりPVの長さの方がかなり長いです。

ウルフルズのメンバーと待ち合わせをしていたトータスさん。そのお店ではライブも行われていて今日はウルフルズがやってきます。そして演奏を始めるウルフルズ。

トータスさんは絡まれたり、渡辺満里奈さんをナンパしたりしています。時々セリフがないところもありますが、基本的に歌と一緒にセリフも流れています。このドラマのBGMというか、あくまでバックミュージックとして「SUN SUN SUN’95」が流れているという感じですね。

ドラマの重要シーンでは音楽がとまってドラマだけが展開!曲を聴かせるためのPVなのにこんなんでいいのか!とかなりびっくりしました。でも印象には残るのでプロモーションとしては大成功なんですよね。

ちょっと昔を意識したようなフィルムで雰囲気も良く、今でも好きです。というかこの曲とPVでウルフルズのファンになりました。

大ヒット曲「ガッツだぜ!!」も途中で切れます!

「SUNSUNSUN'95」の次のシングルが「ガッツだぜ!!」でした。大ヒットしたのでPVも一部見たことあるという人が多いでしょう。トータスさんが殿さまの格好をしているあれです。

その時着用していた殿さまの衣装は、なんと志村けんさんのバカ殿様のもの。本当に志村さんが使用していたもので「志村」と書かれていたのだとか。「ガッツだぜ!!」発売前はまだ無名だったウルフルズ。衣装を貸してくださるなんて志村さんすごいですよね。

「ガッツだぜ!!」は江戸時代?に殿さまがライブをしているという設定です。電気系は自転車で発電しています。冒頭では家来たちがキーボードの使い方に試行錯誤しているのが面白いです。家来の衣装もバカ殿さまのものだと思われます。

こちらのPVは殿さまが歌っているからか歌がメインで歌中のセリフはほとんどないですが、観客の中に面白い人がいるのでご注目。そして吹屋で殿さまを狙う人も。初めは別の人にあたっているのですが大サビの部分で殿さまに命中。この時一度楽曲が止まり「ガッツだぜ!!」という町民のコールで殿さま復活。また歌いだすというPVになっていますよ。

大阪の街を練り歩く「大阪ストラット」

ウルフルズの初期は大阪に特化した歌が多く、PVにもそれが出ていましたね。「大阪ストラット パート2」は楽曲自体も大阪紹介のような感じですが、PVもその通り。大阪みなみで撮影されています。

ラップ部分はトータスさんが一人で6役を演じていてまるでコントのようですよ。

ちなみに「大阪ストラット」は大瀧詠一さんの」「福生ストラット Part2」のカバーで固有名詞を大阪のものに差し替えています。ウルフルズのオリジナルかと思いきや、意外ですよね。大阪ストラットにはパート1もあるのですがずっとCD未収録でした。「バンザイ 〜10th Anniversary Edition〜」という企画アルバムに収録されていますよ。

ちなみに、同じように街を練り歩くPVに「すっとばす」があります。商店街をチンドン屋のようにひたすら練り歩いているPV.これもかなり記憶に残ります。大阪の商店街だと思っていたのですが、なんと東京都町田市鶴川のセントラル商店街でした。

ちなみにご紹介した3曲のPVは竹内鉄郎監督ですが、「すっとばす」のPVの監督は特に公表されていなく、不明です。竹内監督ではないのでしょうね。

関連するキーワード


PV ウルフルズ 90年代

関連する投稿


【12月生まれの有名人】生年月日が全く同じ!同じ日に生まれた意外な美女と・・・!?

【12月生まれの有名人】生年月日が全く同じ!同じ日に生まれた意外な美女と・・・!?

メディアでは報じられることの少ない有名人の生年月日。実は、同じ生年月日の有名人は数多くいるものの、巷ではあまり知られていないの実情です。今回は、1950年代〜1980年代の12月生まれの有名人を対象に、生年月日が全く同じ有名人の組み合わせをご紹介します。


【話かわるけどさあ】岡田あ~みん『ルナティック雑技団』を振り返らないか?

【話かわるけどさあ】岡田あ~みん『ルナティック雑技団』を振り返らないか?

80~90年代の「りぼん」読者に強烈なインパクトを残したオンリーワンの変態マンガ家、岡田あ~みん。今回は彼女が送り出した三作目の連載マンガ『ルナティック雑技団』を振り返っていきましょう。いけいけ天湖森夜、ドンマイドンマイ天湖森夜!


榊原るみの娘で女優の【松下恵】現在どうしてる?

榊原るみの娘で女優の【松下恵】現在どうしてる?

女優の榊原るみさんの長女として生まれ、ご自身も女優の道へ進んだ松下恵さん。女優業の他にバラエティ番組でも見かけていましたが、最近はあまり姿を見ていないような・・・。そこで、松下恵さんの活動を振り返りつつ現在の様子も調査してみました。


雑誌「Men'sEgg」等にレギュラー掲載されていた『相坂真菜美』現在は〇〇?!

雑誌「Men'sEgg」等にレギュラー掲載されていた『相坂真菜美』現在は〇〇?!

2000年 に有線チャンネルで放送されていた「ASIAN美少女FILEプチドルスクール」レギュラー出演し映画等にも出演していた相坂真菜美さん。現在は〇〇社長と言います。


映画「EUREKA」で主演を務めた女優・宮﨑あおいの兄『宮﨑将』引退し現在は?!

映画「EUREKA」で主演を務めた女優・宮﨑あおいの兄『宮﨑将』引退し現在は?!

映画「EUREKA」や「トーリ」・「NINIFUNI」等数々の主演を務め女優・宮﨑あおいさんの兄に当たる宮﨑将さん。2015年に芸能界を引退されました。現在が気になりまとめてみました。


最新の投稿


世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

葛飾区商店街連合会は、2025年10月10日より『キャプテン翼』とのコラボイベント「シーズン2」を亀有・金町・柴又エリアで開催。キャラクターをイメージした限定メニューやスタンプラリーを展開し、聖地巡礼と地域活性化を促進します。


キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

人気アニメ『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」の名言・名場面を題材にした英会話学習書『キン肉マン超人英会話』が、2025年11月29日(土)にKADOKAWAより発売されます。超人たちの熱い言葉を通じて、楽しみながら実用的な英語表現をインプットできます。TOEIC満点保持者やプロレスキャスターなど、豪華プロ集団が監修・翻訳を担当した、ファン必携の英語学習本です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。