基本は自然の物で遊ぶ
小学校の授業で使う磁石で、日が暮れるまで砂鉄取り。
ひたすら野原で虫取り。それも素手。
川では魚取り。網一つでなんでも取れる技術の持ち主が子どもたちでした。
鬼ごっこは、道具いらずで、運動場や近所の広場、公園や神社で何時間でも遊べました。
少し技を利かせて、「けいどろ」や「高鬼」など。
けいどろ → どろけいとも言う。助け鬼の一つ。
警察と泥棒にわかれ、警察が泥棒を捕まえて
牢屋にいれます。全員確保すれば警察の勝ち。
しかし、泥棒も牢屋の仲間を助けることができます。
高鬼 → 逃げるチームは地面より高いところしか移動できません。
鬼が全員捕まえたら終わり。
他にもSケンなんかもご存知でしょうか?
地面にアルファベットのSの字を描きます。
2チームに分かれてS字の中に宝を置きます。S字の内側では両足をつくことができますが、
一歩外に出るとケンケンしかできません。
この遊びは、高学年がメインでした。宝の取り合いは、ほぼケンカ。ケガは当たり前でした。

手短にある物で遊ぶ

紙の着せ替え人形
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女の子は、紙の着せ替え人形が流行りました。
最初は市販の着せ替え人形を使って遊んでいますが、
そのうち自分で着せ替えを書いて作るほど。
その他に、自然素材での遊びに、数珠玉を取ってきて、芯を抜き、
糸を通して首飾りを作ったり、布に入れてお手玉を作ったり。

数珠玉
お盆が過ぎるとほうずきの身をもらい、皮が破れないように実を柔らかくなるまでもみます。
そしたら、穴から少しずつ中身を出し、きれいに洗えば、ほうずき笛のできあがり。
穴を外に向け口にくわえ、音をならします。

ほうずき
道端によくあったおしろい花。
この種を割ると白い粉が出てきます。
1センチほどの小さな種をたくさん集めて、白い粉を集めお化粧ごっこです。
なぜか、この種を耳や鼻に詰めてしまう冒険家も多く、
学校では詰めてしまって病院に行ったという話は、めずらしくなかったと思います。

おしろい花
少し家庭に余裕ができた頃にボードゲーム現る!

ダイヤモンドゲーム
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一般的に行われているバージョンでは、盤面上の6つの頂点部は赤・緑(青)・黄の3色で色分けされ、相対する頂点部は同一の色になっています。
その片方の頂点部に盤と同じ色に塗り分けられた王駒1個と子駒14個を配置して相対する側の同一の色の頂点部に全て移動させたものが勝者となるゲームです。
ちょっぴり知育ゲーム的で、年上のお兄さんやお姉さんとやるとつまんなかった記憶が…

野球盤ゲーム
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野球盤ゲームは、野球を題材としたボードゲームですね。
同様のものは戦前から存在していたそう。
エポック社が1958年(昭和33年)に発売したものなどで遊んだのではないでしょうか。
野球盤を持つ友達の家に集まってましたね。

人生ゲーム
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人生ゲームは、1960年にアメリカMilton Bradley社(現・ハズブロ)から発売された、ボードゲームでした。
それが日本でも1968年9月にタカラトミーから発売され、今尚多くの子ども達にも楽しまれています。
すごろくで色んな人生が楽しめ、お金持ちや貧乏といった、とても現実味のあるボードゲームですね。
お正月やお盆など親戚が集まるとこれでした。

生き残り頭脳ゲーム
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製作はかつて日本に存在した玩具メーカー、タカトクトイスと米玩具企業ミルトン・ブラッドリーとの共同開発でできてボードゲームです。
1973年の発売後は単純明快なルールと、それでありながら高度な駆け引きを伴うことからファミリー層を中心に大ヒットを遂げました。
後にタカトクが「生き残り頭脳ゲーム」と名前を変えてデラックス版を発売しました。
体育以外でもやります!
体育の時間で行う競技は、休み時間や放課後の遊びに取り入れるのが、昭和の子どもたち。
縄跳び、ドッジボール、キックベースボールなどなど。
授業で飽きたらず、勝手にクラス対抗したりと、微笑ましい姿でしたね。
ほかには、ゴム飛び。
割りばしと輪ゴムで割りばし鉄砲。
道具を作ることも遊びのうちでしたし、その時間も楽しかったように思います。
与えられる遊びより、自分達で考える遊びは最高でしたね。