1992年『第34回日本レコード大賞』
制作:TBSテレビ
放送期間:1992年12月31日
視聴率:15.1%。
司会は、女優でタレントの黒柳徹子と、俳優でタレントの神田正輝が行った。進行はアナウンサーの山本文郎がつとめた。
2部門制(ポップス・ロック、歌謡曲・演歌)での実施としては最後の回になっている。
日本レコード大賞 「君がいるだけで」 米米CLUB

「君がいるだけで」
歌手:米米CLUB
作詞・作曲:米米CLUB
編曲:米米CLUB・中村哲
ストリングス編曲:桑野聖
1992年5月4日にリリースされた、米米CLUBの13枚目のシングル。米米CLUBの最大のヒット曲で、累計セールスは約289.5万枚を突破した。オリコンチャートでは1992年度年間1位に輝いている。同年末の第43回NHK紅白歌合戦には初出場を果たし、「君がいるだけで〜紅白バージョン〜」を歌唱した。
日本レコード大賞 「白い海峡」 大月みやこ

「白い海峡」
歌手:大月みやこ
作詞:池田充男
作曲:伊藤雪彦
編曲:池多孝春
大月みやこの77枚目のシングルで、1992年6月3日にリリースされた。TBSテレビ系ドラマ「許されぬ唄」の主題歌になっている。オリコンチャートの最高位は30位だが、登場回数は40回とロングラン・セラーとなり、累計セールスは34万枚を超えた。同年末の第43回NHK紅白歌合戦には6回目の出場をして、この曲を披露した。
最優秀新人賞(ポップス・ロック部門)「You're the Only…」 小野正利

「You're the Only…」
歌手:小野正利
作詞:小野正利
作曲:柘植由秀
編曲:笹路正徳
小野正利が1992年8月1日にリリースした3枚目のシングル。フジテレビ系ドラマ『君のためにできること』の主題歌として起用された。ミリオンセラーを達成し、小野正利の楽曲の中では一番のヒット作品となっている。第43回NHK紅白歌合戦にもこの曲で初出場を果たした。
最優秀新人賞(歌謡曲・演歌部門)「大阪すずめ」永井みゆき

「大阪すずめ」
歌手:永井みゆき
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
編曲:池多孝春
永井みゆきのデビュー曲で、1992年2月21日にリリースされた。第23回日本歌謡大賞・優秀放送音楽新人賞も受賞。「おしゃべり夜風に誘われながら 淀屋橋から北新地」で始まる、大阪のご当地ソングになっている。
最優秀ボーカル賞 「きっと、また逢える…」 松田聖子

「きっと、また逢える…」
作詞:Seiko Matsuda
作曲:Seiko Matsuda,小倉良
編曲:鳥山雄司
1992年2月5日に発売された、松田聖子の32枚目(海外限定発売シングルを除くと30枚目)のシングル。「抱きしめた あなたの手の ぬくもりが優しすぎて 『さよなら』を言いだせずに うつむいて震えてたの」で始まる、別れても好きなままの人との再会を願う曲。
最優秀歌唱賞 「夜桜」 山川豊

「夜桜」
作詞:吉田旺
作曲:徳久広司
編曲:前田俊明
山川豊の13枚目のシングルで、1992年2月19日にリリースされた。「夜桜舞い散る 春なのに ふたりの夢よ いつまで かくれんぼ」で始まる、つらい暮らしの中でも寄り添う男女を歌った楽曲。
ゴールド・ディスク賞(ポップス・ロック部門)
「決戦は金曜日」DREAMS COME TRUE

「決戦は金曜日」
作詞:吉田美和
作曲・編曲:中村正人
フジテレビ系番組『うれしたのし大好き〜Friday Night Live〜』オープニングテーマ。DREAMS COME TRUEのシングルとしては初めてのミリオンセラー楽曲。
「何も言えなくて…夏」J-WALK

「何も言えなくて…夏」
作詞:知久光康
作曲:中村耕一
編曲:J-WALK
1990年12月発売のアルバム『DOWN TOWN STORIES』に収録されている「何も言えなくて」に、サマーバージョンとしてのリアレンジをして歌詞を変えたもの。
「涙のキッス」サザンオールスターズ

「涙のキッス」
作詞・作曲:桑田佳祐
編曲:小林武史 & サザンオールスターズ
TBS系ドラマ『ずっとあなたが好きだった』主題歌。累計セールスは154.9万枚を突破し、サザンオールスターズのシングルでは初めてミリオンセラーを達成した。
「はがゆい唇」高橋真梨子

「はがゆい唇」
作詞:阿木燿子
作曲:羽田一郎
編曲:岩本正樹
高橋真梨子が1992年5月16日にリリースした18枚目のシングル。TBS系ドラマ「眠れない夜をかぞえて」主題歌。高橋真梨子のシングル曲の中では、「ごめんね…」に次ぐ2番目のヒット楽曲。
ゴールド・ディスク賞(歌謡曲・演歌部門)
「都会の天使たち」堀内孝雄&桂銀淑

「都会の天使たち」
作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄
編曲:川村栄二
テレビ朝日系ドラマ『はぐれ刑事純情派』の主題歌。第25回日本作詩大賞・入賞も受賞。1992年の第43回NHK紅白歌合戦では紅組・白組の垣根を超えて、この曲を2人で披露した。
「花挽歌」香西かおり

「花挽歌」
作詞:市川睦月
作曲:三木たかし
編曲:川村栄二
香西かおりの5枚目のシングルで、1992年7月25日にリリースした。「夜明けの枕に 聞こえます 三月 桜の ため息が」で始まる、失った愛の日を季節になぞらえて歌った楽曲。
新人賞(ポップス・ロック部門)

大黒摩季「DA・KA・RA」
加藤紀子「今度私どこか連れていって下さいよ」
高橋洋子「もう一度逢いたくて」
新人賞(歌謡曲・演歌部門)

田川寿美「女…ひとり旅」