MTVでのパフォーマンスは酷評されたものの、先行シングル「ギミ・モア」はクラブ風の曲調が受けプラチナ・ディスクを獲得しています。また同曲を含む4年ぶりのオリジナルアルバム『ブラックアウト』は全世界で300万枚を売り上げ、同アルバムからのセカンドシングル「ピース・オブ・ミー」も各国でトップ10入りするなどアルバム共々、世界中のファンからは高い評価を受けました。
自分自身がどんなに辛い状態でも、音楽を届けることを辞めなかったブリトニーとそれを見守るファンとの絆が見えた1作です。
2008年:奇跡の完全復活!
2008年初頭のブリちゃんも復活とは程遠い環境にありました。しかし彼女の心の安定を助けたのは息子たちの存在が大きく関わっているようです。
そんなブリトニーのお騒がせに終止符が打たれたのは、同年3月に人気コメディ・ドラマ『ママと恋に落ちるまで』へのゲスト出演辺りから。彼女が出演した回が同番組史上最高の好視聴率をマークしたことで、変わらぬブリトニー人気を証明する結果となりました。そしてここから少しずつ全ての歯車が良い方向へと向かい始めるのです。
アルバム『サーカス』
『ブラックアウト』に続き2008年にも秀作アルバム『サーカス』をリリース。先行発売されたシングル「ウーマナイザー」はBillboard Hot 100にて96位から1位までジャンプアップするという快挙を成し遂げ、当時の歴代最高ジャンプアップ記録を樹立しました。また同シングルで「ベイビー・ワン・モア・タイム」以来となるシングル1位を獲得しています。
そして2008年は「ブリトニーの年」と評されるほど久々にアーティスト、ブリトニー・スピアーズ一色となったアメリカの音楽業界。カムバック・アルバムとなった『サーカス』は前作を上回る400万枚を売り上げ、セールス的にも完全復活を果たしました。
現在のブリトニーは?
2008年以降のブリトニーは、2009年にツアーを成功させた他、オリジナル・スタジオ・アルバムを2011年に『ファム・ファタール』、2014年に『ブリトニー・ジーン』、2016年に『グローリー』とコンスタントにリリース。また2012年には人気オーディション番組『Xファクター』で審査員を務めるなど新たな一面も見せてくれました。
そして2013年から2017年までの長期間にわたりラスベガスのプラネット・ハリウッドホテルにて「BRITNEY : PIECE OF ME」という常設公演を開催。ショーは常に完売という超人気公演へと成長し、2017年の「Best of Las Vegas Awards」では最多4冠に輝きました。
このラスベガスでの成功がこれまで年齢層の高かったラスベガス常設公演に新たな可能性を見いだすこととなり、レディ・ガガやバックストリートボーイズなどが彼女の後に続いています。
2017年には約15年ぶりとなる来日公演が行われ、満員の会場を熱狂させました。そして現在は2019年から父ジェイミーの大病を機に家族で過ごす時間を優先させるため無期限の活動休止を発表しています。
しかしファン想いなブリトニーは、2020年5月28日にサプライズで約4年ぶりとなる新曲「Moon Ring」をリリース。これは元々2016年に発売されたアルバム『Glory』の日本盤ボーナストラックとして収録されていた楽曲ですが、このたび正式にシングルとして世界配信されました。
活動休止中でもファンを忘れないブリトニー。これが彼女からファンが離れていかない理由なのかもしれません。現在のところ復帰時期は未定ですが、引退説についてはきっぱりと否定しています!
まとめ
栄光と挫折…それは多くのトップスターが経験する登竜門。しかしブリトニー・スピアーズの凄さは見事に「復活」を遂げたことにあります。そしてスキャンダルの渦中に居ながらも、常にヒット曲に恵まれ続けた彼女は、やはり生まれながらのスーパースターでした。
失恋から端を発した一連の奇行も今や過去のこと。これからもマイペースに活動するブリトニーを応援しましょう。