70年代以降の「刑事ドラマ」を掘り起こしてみました。どれもこれも個性ありすぎですよ。

70年代以降の「刑事ドラマ」を掘り起こしてみました。どれもこれも個性ありすぎですよ。

一口に刑事ドラマといっても千差万別。特に70年代のものは個性が強いです。彼らは人権なんて考えていませんね。公務員であることも忘れてるようです。もう、バンバン撃ち殺してますからね。しかも真昼間の街中で。お構いなしですよ。が、だからこそ面白いんです。刑事ドラマはこうでなくっちいけません。


原作:石森章太郎
企画:平山亨(東映)、別所孝治(フジテレビ)、斎藤侑
脚本:伊上勝、中山昌一、上原正三
監督:奥中惇夫、折田至、内田一作
出演者:千葉治郎、高品格ほか

ロボット刑事

原作となるのは「週刊少年マガジン」で連載されていた漫画で、作者は「仮面ライダー」で旋風を巻き起こしていた石森章太郎ですね。
「仮面ライダー」との違いは、「ロボット刑事」は公務員と言うことでしょうか(笑)「ロボット刑事」の主人公K(ケイ)は、警視庁の特別科学捜査室に配属されているんですよ。

当時の石森 章太郎はものすごいヒットメーカーで、「仮面ライダー」」以外にも「変身忍者 嵐」「人造人間キカイダー」「イナブマン」に「秘密戦隊ゴレンジャー」と多くの変身ヒーローものを生み出しています。
日本中で変身ブームが起こっていたのですが、その真っただ中にあって「ロボット刑事」は変身しないんですよね。刑事ドラマとしてだけではなく、ヒーローものとしても異色だったんですよ。

俺たちの勲章

松田優作に中村雅俊という人気の2大スター夢の競演が刑事ドラマで実現しました。「俺たちの勲章」。1975年4月2日から1975年9月24日まで全19話、毎週水曜日20:00 - 20:55に放送されていました。

企画:岡田晋吉(日本テレビ)、梅浦洋一(東宝)
プロデューサー:中村良男(日本テレビ)、山本悦夫(東宝)
音楽:吉田拓郎
編曲:チト河内
演奏:トランザム
効果:福島効果団
現像:東洋現像所
ナレーター:山西道広
出演者:松田優作、中村雅俊

俺たちの勲章

2人ともカッコ良かったですよ。刑事ドラマといえば、仲間意識やチームワークを重視して描かれることが多いわけですが、主人公コンビは厄介者として孤立しています。作風は随分と違いますが「相棒」もその流れですよね。松田優作は「太陽にほえろ!」でもそうでしたが、アウトロー、それでもってスーツを着用しないという刑事スタイルを確立しましたね。ロボットでさえジャケットを羽織っていたのにね。(笑)

メインテーマは、トランザムが歌う「あヽ青春」。挿入歌は中村雅俊で「いつか街で会ったなら」でしたが、作曲を共に吉田拓郎が手掛けています。というか、 吉田拓郎は番組の音楽担当で、話題になりました。

西部警察

1976年1月にはパート3まで続くことになる刑事ドラマ「大都会」がスタートします。これは石原プロモーションによる制作だったのですが、実はもっとスケールの大きなドラマをつくりたかったのだそうですよ。それが実現するのは3年後になります。

ところで、「俺たちの勲章」で松田優作演じる中野祐二が打ちまくっていたのはS&W M29 6.5インチ(因みに中村雅俊演じる五十嵐貴久はコルト・ガバメント45オート)。警察では各自好きな拳銃を使っていいのかどうかは知りませんが、ついに、ショットガンを派手にぶっ放す人物が主人公となる事態が訪れました。そうです。石原プロが作りたかったスケールの大きなドラマとは、こういうことだったのです。
それは1979年10月から1984年10月まで放送された「西部警察」で実現したのでした。

出演者:石原裕次郎、渡哲也、舘ひろし、寺尾聰、藤岡重慶、苅谷俊介、五代高之、加納竜、御木裕、峰竜太

西部警察

主人公は渡哲也演じる大門 圭介。いや、カッコよすぎるぞ大門。それにしても西部警察署捜査課の人たちは拳銃撃ち過ぎじゃないですかね?しかも街中で。さすがにこれは危険極まりないですよ。が、これがいいんです。西部警察は、これでなくてはいけません!

スカッとするとはまさしくこのことでしょう。これ以上のカタルシスなどこの世には存在しませんよ。制作はテレビ朝日と石原プロモーションということで、これ以降、石原軍団が確固たるものになっていくんです。

噂の刑事トミーとマツ

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