マクドナルド
ハンバーガーといえば、マクドナルド。みんな知ってる、マクドナルド。説明の必要、全くなし。

マクドナルド
なんですが、ここはあえてマクドナルドを掘り下げてみたい。だって、もう、日本の生活にしっかりと密着してますでしょう?食べなれているから習慣で食べているとか、手軽だからとかそれだけってのもねぇ。マクドナルドの事をもう少し深く知っておくのも悪くないと思いますよ。ええ、悪くないです。
旨いし、安いし、楽しいし。今日も元気なマクドナルド。もうね、条件反射でCM観ると食べたくなる。お腹が空いていればヨダレが出ちゃいます。
旨そう。ですよね。それではヨダレを我慢して、マクドナルドをディグってみましょう。
創業
マクドナルドはアメリカに本社を置く世界的に展開しているファストフードチェーン。ハンバーガーを主力商品としていてマクドナルドといえばハンバーガーなわけですが、マクドナルドがハンバーガーを発明したわけではありません。ハンバーガーは以前からありました。が、マクドナルドが世界展開したことでハンバーガーが広く認知されたということですね。マクドナルドはハンバーガーの代名詞といえます。
ハンバーガーは1885年にチャーリー・ナグリーンという人が作ったという説がありますが、それ以外にも様々な説があって、いつ誰が考案したのかは分かってません。
しかし、マクドナルドは誰が作ったかは、はっきりしています。マクドナルド兄弟です。

マクドナルド兄弟
マクドナルドは、マクドナルド兄弟が1940年に始めました。その後、1954年に企業家のレイ・クロックがマクドナルドという店名とシステムの権利を買い取り、フランチャイズ形式にして飛躍的に成長させたというわけです。
1955年3月2日「McDonald's Systems Inc.」を作り、1960年には社名を「マクドナルドコーポレーション」に変更して現在に至っています。
さぁ、それでは1955年と現在のマクドナルドの違いを見てみましょう。
ワォ!デカくなっとる。時代が求めたってことでしょうね。それにしても1955年当時のハンバーガーは貧弱ですなぁ。
キャラクター
変わったのはハンバーガーのボリュームだけではありませんよ。キャラクターも変わっているんです。マクドナルドのキャラクターといえば、ドナルドですよね?フルネームはドナルド・マクドナルド。そう、マクドナルドのキャラクターと言えば彼を置いて他にはいません。

ドナルド・マクドナルド
アメリカ的にはドナルドではなく、ロナルドと発音します。ロナルド・マクドナルドですね。1963年に誕生しています。それいしても当時のCMを見てみると、なんか印象が違う。
ちょっと怖いぞ、ドナルド。
まぁ、それはそれとして、1963年以前にキャラクターはいなかったのかといえば、それがいるんです。スピーディーというヤツが。

Speedee
こいつが初代のキャラクターです。他には他人のハンバーガーを盗む悪役キャラのハンバーグラー、マックシェイクが大好きというグリマス、朝マックをイメージしたバーディ、マックフライポテトのイメージキャラであるフライキッズなどがいます。
日本マクドナルド
日本にマクドナルドが出来たのは1971年です。1971年の7月20日に、銀座店が第1号店として誕生しました。立ち上げたのは藤田商店という貿易会社の社長だった藤田田。
藤田社長の素晴らしいのはMcDonald'sの発音「マクダーナルズ」を日本人には馴染まないということで「マクドナルド」としたことです。これって素晴らしいことですよね。発明と言っても良いんじゃないかな。日本人の耳にはこの方が確かに馴染みやすいですもんね。味もさることながら、これは日本に定着した大きな要因でしょう。
1号店の当時のメニューは、ハンバーガーの他にチーズバーガー、ビッグマック、フィレオフィッシュ、マックフライなどで、基本的な商品は変わってないんです。なかなかこれもスゴイことですね。
ハンバーガーの登場当時の値段は1個80円、ビッグマックが200円で、当時としてはちょっと高価な値段設定でした。そもそも庶民にとって100%ビーフと言うのが贅沢という時代ですからね。
そうそう、フィレオフィッシュが最初からメニューにあったというのは意外な感じがしませんか?

フィレオフィッシュ
フィレオフィッシュはアメリカでは1963年から発売されていたのですが、これは金曜日に肉を食べないというカトリック教徒用として考案されたんです。そう、金曜日の売上対策商品だったんですね。
因みに、マックシェイクも最初からありましたが、チキンマックナゲットは1984年に登場しています。
バリエーション
マクドナルドの人気の秘密は実に様々な商品があるということが挙げられます。あ、別に人気ではありますが、秘密ってことではないですね。しかし、商品開発者はそれこそ血の出るような努力を重ねていることでしょう。あ、血までは出ていないですかね。いやいや分からんですよ。血尿くらいなら出ているかもしれません。次から次へと新商品を投入しているわけですからね。
現在レギュラーのハンバーガーだけでも、ビッグマック、ベーコンレタスバーガーなど17種類。それにてりやきマックバーガーなどの期間限定商品が3種類。合計実に20種類。なんというバリエーションなんでしょう。
しかも、朝マック用のバーガーはこれらとは別です。朝マックの代表的なメニューといえば「エッグマックマフィン」。

エッグマックマフィン
エッグマックマフィンは、イングリッシュマフィンでベーコンとエッグをはさんだものです。1979年に誕生しているのですが、当時はレギュラーメニューだったんですよ。
マフィンは他にもチキンエッグマフィンやソーセージマフィンなど現在5種類あります。マフィンだけでも5種類。そりゃ開発者は血尿も出ますよ。
しかし、その一方では惜しまれながらも販売を終了した商品もあります。その中のひとつ「クォーターパウンダー」。

クォーターパウンダー
クォーターパウンダーとは、文字どおり重量が1/4ポンド(113.4グラム)あるという、夢のようなバーガーです。歴史は意外と古くアメリカでは1973年からレギュラーメニューとなり、日本でも1978年4月より導入されてていました。1983年5月に一旦メニューから消えましたが、見事2003年に限定メニューで復活し、その後レギュラー化。そして2017年4月4日をもって販売終了しました。
また、復活してくれないかなぁ。今だったらクォーターパウンダーを夜マックで2倍にしてみたいです。バーガー好きには堪えられないでしょうね。
う~、食べたくなってきた。これだからマクドナルドは50年近くも日本で愛され続けているんですね!