最高のビート・ナンバー!アルバムにはこうした曲が山のように詰め込まれています。まさしく全14曲捨て曲なし!です。
全曲シングルに出来るんじゃないかと思えるほどにポップな曲ばかり。なのですが、このアルバムもまた当時は一部のマニアの間で噂になった程度で、注目されることはありませんでした。そして再度レコード会社を移籍することになります。
12インチ
1984年、所属事務所をホリプロダクション系列のカレイドスコープ移籍に伴い、レコード会社もキングレコードに。そしてThe BADGEは、5月からセカンド・アルバムのレコーディングに取り掛かります。内容は主人公のOne boyと、親友のJohnny、恋人のMelodyらによる物語という、トータル・アルバムです。アルバムに先駆け、8月に通算3枚目となるシングル「A列車を飛び降りろ」をリリース。
A列車を飛び降りろ
なんというか、プロダクションの力とでもいうのでしょうか?!なんなんでしょう、このジャケット。おもいっきりの80年代。曲は悪くないんですよ。もろにThe BADGEサウンドです。なのに、なんなんだ、この衣装は!モッズの香りゼロです。時代と言ってしまえばそれまでですが、当時大成功していたレベッカとかバービーボーイズとかのビジュアル路線ですね。ヒドイ。こりゃないわ。
ここまで頑張ったのに、この曲も報われず。。。が、同時にThe BADGE初となる12インチ・シングルもリリースしたのです。
ロンドン・パラダイス
The Jamとの共通点に、音楽性やファッション意外にもうひとつ「ジャケット・デザインがヒドイ」というのがあります。なんなんだろこのジャケットは!確かにThe Jamもアルバム、シングル共に酷かった。内容は最高なのにです。誰もジャケ買いなんてしないわなという代物でしたが、The BADGEも負けてはいないということでしょう。
もしかすると、少年隊なのかな?時代的に考えて。
少年隊
いや、そうじゃない。やっぱりThe Jamなのでしょう。
The Jam
ジャケットは置いといて、その後、11月24日には通算4枚目となるシングル「OH!CAROL」をリリース。この曲はSEIKO時計のCMソングとなりました。タイアップでうs。さすが大手プロダクションの息がかかると違いますね。が、これまた話題にはならず、日の目を見るには至りませんでした。それでも翌月の12月5日には2枚目の12インチ「99 CLUB」をリリース。
99 CLUB
更には1985年8月21日に3枚目となる12インチ「ONE BOY」リリース。
ONE BOY
何故このように立て続けに12インチ・レコードをリリース出来たかというと、楽曲はセカンド・アルバム用として録音されてたものが流用されたからなんです。つまり、セカンド・アルバムの企画はポシャッた。意欲的に取り組んでいたんでしょうけどねぇ。
セカンド・アルバムの企画は消えてしまいましたが、連続してリリースされた3枚の12インチは悪かろう筈がありません。間違っても少年隊ではありません。The Jamです!
The Whoにも未完となったアルバム「ライフハウス」というものがありますが、本人達が意図したことではないとはいえ、そこまで合わせなくてもねぇ。
これはモッズ・バンドの試練というか、宿命なのかもしれませんね。それにしても残念です。聴いてみたかったな、セカンド・アルバム。
未発表音源
3枚目の12インチ・シングル「ONE BOY」をリリースしてから約1年後の1986年9月22日のライブを持ってThe BADGEは解散してしまいます。
残念としか言いようがありません。立て続けにリリースされた3枚の12インチ・シングルは、現在「Complete Of King Years/キングレコード全曲集1984-1985」というアルバムにまとめられ販売されています。
Complete Of King Years/キングレコード全曲集1984-1985