やってた?昔流行った「占い」
誰もが一度はやったことがあるであろう「占い」。テレビや雑誌などでも特集が組まれ、女子中高生の間で流行したものもたくさんありますよね。「こんなん出ましたけど~」のような占い師も人気を博していました。この記事では、かつて女子中高生の間で流行していた占いについて、いくつかピックアップしてみたいと思います。
トランプ占い
まずご紹介するのは「トランプ占い」。恋愛に関する占いの定番として、やった経験がある方も多いかと思います。トランプ占いには色々な種類があるのですが、ここでは「ハートのトランプ」だけを使用した定番の占いをご紹介したいと思います。

まずは、トランプの中からハートのカードだけをエースからキングまで抜き出します。そして、13枚のカードを好きな人のことを思い浮かべながらシャッフルしていきましょう。十分に混ぜたところでシャッフルを止めます。
カードを横一列に並べましょう!
シャッフルを止めたら、カードを表にしながら順々に横に並べていきます。そして横一列に並べ終わったときに、キングとクイーンがどの場所にあるかを確認してみましょう。この2つのカードの位置が、好きな人との心の距離を表します。

キングとクイーンが隣同士なら相性バッチリ!
もしキングとクイーンが隣同士で並んでいたら、その人と心の距離が近い証拠。今後恋愛に発展する可能性大です!一方、キングとクイーンの距離が遠くなるにしたがって、2人の距離は遠いのだそうです。しかしそれで好きな人を諦めてはいけません!現段階で距離が遠いというだけなので、今後の努力次第で距離は縮まるかもしれません。時間をおいてまたトランプ占いをすれば、今度はキングとクイーンが隣同士で並んでいるかもしれませんよ!

切符占い
ICカードが主流となった現在、購入する機会がめっきり減ってしまった切符。「印字されている4桁の数字を足したり引いたりして10にする」といった遊びで暇を潰したりしましたよね。そんな切符ですが、かつて「両想い切符」という占いが流行しました。一体どんな内容なのでしょうか?

「両想い切符」とは、印字されている4桁の数字の「右端」と「左端」の数字が同一となっている切符のことで、例えば「5■■5」となっているものが該当します。こういった切符を手に入れることで恋愛運が上昇したり、気になる相手と両想いになる確率を占ったりすることが出来るとされていました。では、「確率が占える」とはどういうことでしょうか?

両想いになる確率ですが、これは例えば「1●●1」の切符を手に入れた場合、「●●」の数字が両想いになれる確率を表します。「1951」であれば95%の確率で両想いになれる、という訳です。高い確率が印字された両想い切符を手に入れた場合は、財布やポーチなどに大事にしまっておくことで、願いが叶うとされていました。また「7777」といったゾロ目の場合は、それを身に着けた状態で告白すると必ず成功するというジンクスも。
切符ってどうやって持って帰るの?
そもそも切符は、改札を出る際に自動改札機に入れると回収されてしまいますよね。ですが、そんな切符を持ち帰る方法があります。それは改札の駅員に「切符を持ち帰りたい」と声をかけることです。すると、駅員が切符に無効印というハンコを押してくれますので、そのまま持ち帰ることが出来ます。このようにして、かつての女子中高生たちは「両想い切符」を大事に身に着けていたのです。
花占い
誰しもが必ず一度はやったことがあるであろう「花占い」。花弁を1枚ずつむしりながら、「好き」「嫌い」といった選択肢を連呼していき、最後に残ったものが結論となるというものです。「好き・嫌い」以外にも、片思い中の相手と「付き合える・付き合えない」といった選択肢でやった記憶のある方もいらっしゃるかと思います。

花の花弁の数には偶数のものと奇数のものがあり、種類によっては占う前から結論が決まってしまいます。そのため、個体により花弁の数に差があるヒナギクのような花を用いるのが望ましいとされています。ただ、良い結果を出すことでモチベーションを高めたいときなどは、予め花弁の数が決まっている花を用いるのもアリです。
花占いはフランスで始まりました!
ちなみに花占いの発祥地はフランスだと言われています。フランスではマーガレットを用いるのが一般的で、選択肢も「すごく好き」「普通に好き」「ちょっと好き」のように、いずれもポジティブな内容であることが多いそうです。どれを選んでも素敵な結論になるという、ロマンチストが集まるフランスならではの花占いですね!
パクパクの折り紙占い
子供の頃に作った記憶があるであろう折り紙の「パクパク」。パックンチョなどとも呼ばれていますが、これを使った占いもあります。果たしてどんな方法で占うのでしょうか?

パクパクを使った占いの方法ですが、パクパクを作る過程で写真のように紙に「1から8」の数字を書きます。さらに、数字を書いた箇所を開いて「大吉」などの運勢を書きます。その上でパクパクを完成させ、いざ占いスタートです。例えば、自分の名前の文字数だけパクパクします。


決めた回数をパクパクしたら、そこで指を止めます。そのとき、表に出ている4つの数字の中から1つを選んでみましょう。そして選んだ数字の箇所を開き、そこに書いてある言葉から自分の運勢を占います。見事に「大吉」などが引けたら、その日はラッキーなことが起こるかもしれません!
こちらの動画も参考にしてみましょう!
動物占い
最後にご紹介するのは「動物占い」。これは生年月日を元にして自分の性格を動物に例えて占うもので、実は日本発祥の占いです。90年代に女子中高生の間でブームとなり、性格診断だけでなく相性診断など様々なタイプの動物占いが生まれました。

どんな動物たちが登場するの?
動物占いに登場する動物は、基本的に「地球」「太陽」「満月」「新月」の4つのグループに分かれており、地球グループには虎・狼・猿・子守熊(コアラ)が、太陽グループにはペガサス・ゾウ・ライオン・チーターが、満月グループにはひつじ・黒ひょうが、新月グループにはこじか・たぬきが所属しています。
そしてこれらの動物の中から、その人の「本質」、他人に見せている「表面」、物事を決断する際の「意思決定」、本当はなりたいキャラである「希望」、ピンチの際に出現する「隠れ」と呼ばれる計5つの動物(5アニマル)を決定し、その人の性格などを占います。動物占いを活用することで、「この人は普段は○○だけど、イザという時は■■になる」といったことが分かるようになります。
まとめ
今回ご紹介した「トランプ占い」「両想い切符」「花占い」「パクパク占い」「動物占い」。どれも中高生だった時代の甘酸っぱい思い出を蘇らせてくれるものばかりです。これらの占いを久しくやっていなかった方も、この記事をきっかけに再びチャレンジしてみれば新たな発見があるかもしれませんよ!
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