まずナムコクラシックとは

ナムコクラシックⅡを語る前に、まずナムコクラシックとはどのようなゲームなのか。
ナムコクラシックは1988年にナムコから発売されたゴルフゲームです。
1991年にはゲームボーイ版が発売され、1992年に続編のナムコクラシックⅡが発売されました。
他にも、ナムコギャラリーVOL.1、さらにナムコアンソロジー2に収録されるなど、ナムコのゲームの中でも人気の高かったゲームであることが伺えます。
ナムコクラシックⅡのゲーム内容
ナムコクラシックⅡは2作目が発売されるだけに、ある程度の人気を確保したゴルフゲームということがわかります。
ナムコクラシックⅡはどのようなゲーム内容、そして操作方法か見ていきます。
ナムコクラシックⅡのゲーム内容
ゲームの内容は、ゲーム内にトーナメントがあり、まずJAPANトーナメントが全部で8試合ある上に、INTERNATIONALトーナメントは全部で15試合ある、本格的なトーナメントゴルフゲームです。
全試合が終わると、賞金総額1位と2位が争い、真の賞金王を争うという、実際にはそのようなゴルフトーナメントはありませんが、ゲームを盛り上げるゲーム内容になりました。
ナムコクラシックⅡのゲーム操作は
ナムコクラシックⅡの操作方法は、いわゆるオーソドックスな操作方法で最初のゲージでパワーを決め、次に目印より近い所でゲージを止めることでボールの方向性を決めます。
少し違うところが、一般的にはゲージが直線的なデザインですが、ナムコクラシックⅡはゲージが円の形をしていました。
しかし、その操作性は快適そのもので円だから悪いというところは一つもありませんでした。
なんと、ゲームなのにキャディー付き
ゲームなのに、キャディーさんがアドバイスをくれるという斬新さがありました。
ドライバーで1打目を打った後、二打目の残りの距離で、クラブの番手に悩む所ですが、キャディーさんに尋ねれば、使う番手を教えてくれます。
本当のゴルフのような体験ができます。
実際のゴルフでは味わえない強風
ゴルフゲームの中ではプレー中の風を選ぶことができるゴルフゲームもあり、大体、弱い、普通、強いぐらいの3設定ですが、ナムコクラシックⅡでは、設定の中に「台風」という設定がありました。
正しく、台風のように風が強くゲーム内で表示されているのは風速15メートルと風を読む所ではありません。
ましてや、風がアゲインストだと、ボールはほぼ飛びません。
しかし、逆に風がフォローならば、びっくりするほど飛んでいきます。
通常ではないゲーム性が楽しめました。
そもそもクラシックをゴルフと呼ぶ理由
そもそも、ナムコクラシックⅡというタイトルですが、なぜクラシックなのか考えたことがありますか。
ゴルフのトーナメントの呼び方にはオープントーナメントとクラシックトーナメントがあります。
オープントーナメントとは、プロだけではなくアマチュアも参加ができるようにオープンな競技参加者を求めています。
クラシックトーナメントは伝統あるトーナメントの事をいいます。
そもそもクラシックの意味は品位ある伝統ある最高位のゴルフトーナメントの言います。
ナムコクラシックⅡはこのクラシックにあやかっています。
風は台風並みの勢力でも執り行われるのか
さらに気になったのが、ナムコクラシックⅡはどのような強風でも執り行われてきました。
しかし、実際のゴルフではどのような強風でもゴルフを行うのでしょうか。
調べてみると、ゴルフの協議において、どのような天候の場合競技が中止になるという正確な決まりはなく、雷以外はどのような天候でも行われます。
実際には大雨や強風の場合、中止になる事例も多くあります。
ゴルフの協議が中止になる大きな理由は、「フェアな競技進行が不可能と判断された場合」となっています。
例えば、大雨でフェアウェイに水たまりが出来過ぎてゴルフとしてフェアなプレイができない、他にも強風でグリーンのボールが風で動く、さらにティーアップしたボールも強風で落ちてしまうなど、当たり前のプレイができない場合中止となります。
世界のゴルフの本当にあった面白話
ナムコクラシックⅡでは、ありえない強風の中、プレイすることにより、実際では経験できない面白さがあります。
しかし、実際のゴルフでもゲームでは体験できない嘘のような本当の出来事があります。
世界4大メジャー「マスターズ」での出来事
ゴルフファンならずとも知っているゴルフ世界4大メジャーの一つであるマスターズで起こった珍事です。
それはまだ記憶に新しい2016年での出来事でした。
16番のショートホールでなんとホールインワンが出ました。
ただでさえ珍しいホールインワンがなんと同じホールで3人も出たというから驚きです。
まず最初に、シェーン・ローリー選手がホールインワンを達成し、次にデービス・ラブ選手がホールインワンを達成しました。
誰もがこの珍事に驚いていた最中で、ルイ・ウェストヘーゼン選手が放ったボールは先に打った選手のボールに当たってしまいましたが、なんとそのボールがダイレクトにカップインし見事にホールインワンしました。
プロゴルファーのホールインワンの確率は3700分の1と言われていますが、そのわずかな確率の中で3人もホールインワンを達成する珍事。
世界のトップクラスの選手が集まるマスターズだからこそ起こった珍事かもしれません。
ある意味「ホールインワン?」
この珍事が起こったのは2014年です。
米国男子ツアーのツアー選手権byコカ・コーラでの14番ホールで、トッププロで名高いロリー・マキロイ選手のティーショットがなんとギャラリーのポケットにホールインワンしました。
このような珍事に対処法はないかと思われましたが、なんと無罰でプレーインできました。
理由は「局外者によって偶然にボールが止められた」という処置に該当するそうです。
対処法は局外者によって止められた地点のより近い場所にドロップしプレイを継続します。
まとめ
いかがでしたか。
ナムコクラシックⅡについてまとめてみました。
とてもオーソドックスなゴルフゲームでありながら、困った時にはキャディーさんのアドバイスがもらえるという優しいゴルフゲームでありながら、台風の中でプレイする体験もできるナムコクラシックⅡはとても評判の良いゲームでした。
あなたもナムコクラシックで伝統あるゴルフを体験しましょう。