元関脇・逆鉾として活躍した井筒親方が死去。
大相撲の元関脇・逆鉾として活躍した井筒親方(本名・福薗好昭さん)が、9月16日に東京都内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。58歳でした。
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井筒親方は1961年、鹿児島県生まれ。父である元関脇・鶴ケ嶺を師匠とした井筒部屋に所属し、1978年に初土俵を踏みました。その後1982年の九州場所で新入幕を果たし、関脇まで昇進。殊勲賞5回、技能賞4回といった華々しい成績を収めました。1992年の現役引退後は井筒部屋を継承、井筒親方として後進の指導にあたり、横綱・鶴竜らを育てました。

鶴嶺山、逆鉾、寺尾。井筒三兄弟を振り返る!
角界から続々と追悼のコメントが寄せられている井筒親方の訃報。一方、現役時代の井筒親方は兄の「鶴嶺山」、弟の「寺尾」とともに「井筒三兄弟」と呼ばれていました。ここでは80年代~90年代の角界を沸かせた彼らにスポットを当ててみたいと思います。

鶴嶺山
まずは長兄・鶴嶺山。1959年生まれで、1975年に父が師匠を務めていた君ヶ濱部屋に入門。1981年に十両に昇進したものの、怪我に悩まされ1990年に引退。現在は東京・両国でちゃんこ鍋屋「相撲茶屋 寺尾」を経営しています。

逆鉾
そして逆鉾。1984年7月場所で、小結を飛び越しての関脇昇進を果たし、その後9場所にわたり関脇を維持していました。現役時には父・鶴ヶ嶺譲りの「相撲巧者」と呼ばれ技能賞を4回獲得。また、金星も7個獲得しています。

寺尾
1963年生まれの弟・寺尾。1979年、母の遺志を継ぎ角界に入り、1985年に新入幕。その後も順調に昇進を続け、1986年には兄・逆鉾と同時に三賞受賞、1989年には同時関脇となるなど「兄弟記録」を残しています。また、1995年には横綱・貴乃花から初の供給となる金星を獲得するなど、貴乃花との因縁も話題となりました。

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