女性オーナーは、メディア出演の時や男性会員に仲介する時など、小冊子を持参していたそうです。
そこには女性からのこんなメッセージが書かれていました。
<はじめまして。私、22歳。女子大生。155センチ、48キロ。バストに自信があります。 35~55歳ぐらいのステキなおじさま、物心両面で私を成長させてください>
https://dot.asahi.com/wa/2016033100162.html?page=2社会現象となった「愛人バンク」 背景に「おいしい生活」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
<私、21歳。美術学校の学生。仕送りが少なく苦労しています。 週1回ぐらいのデートをしてくださる経済的余裕のある方との援助交際を望んでいます>
https://dot.asahi.com/wa/2016033100162.html?page=2社会現象となった「愛人バンク」 背景に「おいしい生活」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
お気付きだろうか?
今から40年近く前から「援助交際」という言葉がすでに使われていたことに!
「援助交際」って言葉が昔から有った事にも驚きです。
また愛人といえば映画やドラマでもドロドロとしたイメージですが、当時に『夕ぐれ族』という都会的?でおしゃれな?ネーミングを付けた女性オーナーの方にも脱帽です。
映画化も
当時、話題となった愛人バンク「夕暮れ族」は1984年4月20日、にっかつロマンポルノ作品として映画化され公開されました。
映画は実話を題材に性風俗産業の人間模様を描いた。
主演の春やすこさん(お笑い芸人)の濡れ場シーンが話題にもなりました。
夕ぐれ族 | 映画-Movie Walker
愛人バンクとその時代 (人間社文庫 昭和の性文化)
実は売春クラブだった!
男女の仲介して愛人契約をするクラブとうたっていましたが、
実際には売春クラブ”であったため当時は社会問題にもなっていました。
1983年12月、オーナーの女性社長は売春斡旋容疑で逮捕され、実刑判決を受けました。
また全国の愛人バンクは事実上廃業を余儀なくされる様に。
その後の女性オーナーは?
2008年2月2日、NHK-BS2の「日めくりタイムトラベル」で、「愛人バンク事件」が紹介され、女性元社長の顔にぼかしをかけて出演。
また「週刊ポスト」の取材によると、
女性元社長の実家である都内のクリーニング店を訪ねると、
「もう事件のことは忘れて、元気にやってます。今は一人暮らしですが、時々、ここにも遊びに来ます。会社勤めをしていると聞いています。いえ、怪しい仕事ではなく、まともに働いているということです」
と親族がコメントされています。
愛人バンク『夕ぐれ族』で逮捕された女社長 会社員に転身|NEWSポストセブン