PlayStation

リッジレーサー
キャッチコピーが「フルカウンターで駆け抜けろ」であったこのゲームは、もともとアーケード用のゲームとして稼働していたものをプレステに移植しました。
高速のままコーナーに突入し、速度をほとんど落とさず派手なドリフト走行で曲がり切ったり、高低差により大きくジャンプしたりと、挙動や運転感覚のリアルさを度外視した爽快感重視のゲーム性が特徴のレースゲームであり、これらの要素は後のシリーズにも受け継がれてました。
なんといっても熱くなったのはドリフトではないでしょうか?
コーナーでステアリングを切り、適切な操作を行うことによってはじめて可能となるドリフトをいかに操るかがこのゲームの醍醐味だった様に思います。

A列車で行こう4 EVOLUTION
一作目から四作目までPC版のゲームとして大人気だった『A列車で行こう』シリーズの四作目をプレステ版に移植しローンチタイトルとして発売されました。
PC版のほぼ完全移植ではあったものの、グラフィックや音源等は根本から再録されており、プレステ独自の追加要素もありました。特に作り上げた街を3Dポリゴン表示で眺められる3Dビューモードはユーザーに強く印象を残すことになり、後のシリーズにも影響を与え続けているとのこと。
このゲームは総資産が1兆円を超えると終了となりましたが、インフラの整備や区画整理などの様々な街作りがほんとに楽しめるゲームでした。都市構築型の経営シミュレーションゲームと呼ばれる所以は、事細かに設定出来る街作りのリアルさにあると思います。
後の様々なゲームに影響を与えた名作中の名作でしたね!

TAMA
このゲームはセガサターンでもローンチタイトルとなっており、次世代機と呼ばれたコンシューマーゲーム機でようやく楽しめる高度な物理演算とテクスチャマッピングを使用していました。
3D玉転がしゲームと呼ばれた『TAMA』は、玉を転がしてゴールに導くという至ってシンプルなゲームであり、操作も簡単ではあったのですが、3Dの感覚がなかなか掴めずに最初は苦労した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、あるあるネタではありますが、コントローラーと一緒に身体が動いてしまいませんでしたか?(笑) タイムがあったので焦る中、結構熱中出来るゲームだったと思います。

極上パロディウスだ! DELUXE PACK
パロディウスは名前の通りコナミの「グラディウス」をパロディ化したもので、硬派で知られるグラディウスに対して、明るく軽快な音楽やにぎやかなキャラクターが際立つ横スクロールシューティングゲームでした。
『パロディウスだ!神話からお笑いへ』と『極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜』のカップリング移植であったこの作品は、コナミが誇る名作でしたね!
このゲームはセガサターン版でも発売されているのですが、プレイステーション版では制作上の技術的なノウハウがまだ少なかった為、画面上に多層の背景や大量の敵や弾などを表示した際には処理落ち(画面の動きが遅くなる現象)が発生していましたね。今ではなかなか無い現象ですが、昔のゲームではよくあったなぁと思います。

クライムクラッカーズ
このゲームはなかなか珍しい内容になっており、確かにアクションではあるのですが、ウィザードリィの様な3DダンジョンRPGになっているんですよね。その為、一人称視点で施設内を探索し、行く手を塞ぐ敵を倒しながら、ステージのボスを倒すというストーリーでした。
ゲーム自体もアクションというよりはシューティングに近かった様に思います。
また所々にアイテムが落ちていて、それを有効に活用していくのですが、インターミッション、物語、アクションパートが順に繰り返され、ゲームを進めていく内容でした。
ちなみに原作は「ここまひ」というイラストレーター兼漫画家の作品である『超光世紀スター・クラッカーズ』でした。

PlayStation 2

A列車で行こう6
この『A列車で行こう6』はファンにとっては待ち遠しい作品だったのではないでしょうか?
ただ、初代プレイステーションで発売されたA4が、開発元が認めている通り最高傑作だったとの声もありますね。一方で町の発展は誘致という方法のため、A4に比べると鉄道路線に集中できるので楽しめるとの声もありました。
グラフィックが大幅に向上したこのA6では、今までの作品とは違い街の運営に直接は携われなくなり、納税や株式投資も無くなった上、トンネルや地下駅・地下鉄、シーサスクロッシングなどが設定できなくなりました。これを鉄道管理というよりは行政管理と呼ぶ方もいるそうです。
色々な意見のあった作品ではありますが、鉄道シミュレーションとしても根強い支持を受けていることには間違いありません。

エターナルリング
このゲームのジャンルは広義にはアクションRPGですが、キングスフィールドのような主観視点のため、一人称視点リアルタイムRPG又はファーストパーソンアクションRPGなどと呼ばれる事が多いです。
フロム・ソフトウェアが開発しているのですが、この会社が開発するゲームは主に暗く、非常に陰鬱とした内容であるとの定評があるのに比べて、この『エターナルリング』は青空や開けた野外などが多く比較的明るめの作風となっていました。その為、フロム・ソフトウェアのコアなファンからすると、異端視されていることもあるそうです。
敵を倒してMPを回復し、魔法でHPを回復させるのが基本スタイルであったことに戸惑う方もいらっしゃったかと思いますが、慣れると楽しめるゲームだったと思います。

決戦 -KESSEN-
名作『決戦シリーズ』の第一弾にあたるこの作品は、関ヶ原の戦いがテーマとなっていました。
東軍または西軍の総大将のどちらかを選び、もう一方の軍と戦うことが出来ます。
史実をベースにしているのですが、ゲームのシステム上アレンジも多く、西軍が関ヶ原の戦いで勝利したり黒田如水が西軍の総大将になるなどの架空の展開も用意されていました。
また、一度東西両軍をクリアすると5段階に難易度を設定できましたね。
プレイできる合戦は全部で11ありましたが、どれもエキサイティングなステージであり、発売当初にはのめり込んでやりつくした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに私は決戦Ⅱにドハマりしたのを覚えています。連鎖が続くと最高に楽しかったですよね!このシリーズはほんとに名作だと思います。

ストリートファイターEX3
なんといってもこの作品の特徴としては、EX1、EX2の様にアーケードに存在しておらず、プレステ2のみで楽しめるということがあったと思います。スト2ファンからすると、是が非でもプレイしたい一作だったと思います。
また、システムがユニークで、相手を倒していくと仲間になって次ステージでタッグ使用可能になったり、複雑なコマンドを入力しなくても、ガチャガチャやってるだけで結構上手くやれてしまうところなんかは、シリーズの中でも珍しい作品だったと思います。
とはいえ、操作性を極めればそれだけ複雑なアクションも出来る面もあり、なかなか評価の高かった作品だと思います。

リッジレーサーV
家庭用ゲーム機で発売された『リッジレーサー』シリーズの第5弾にあたるこの作品は、シリーズで初めて60fpsで描写されるようになりました。私もこのfpsについては詳しく判りませんが、プレイステーション2の処理能力があったからこそ実現出来たものなのかなぁと解釈しています。
このゲームはデュアルショック2・デュアルショック・コントローラといったゲームコントローラの他、ネジコンとジョグコンにも対応していました。なかなか楽しめましたよね。
ゲームの内容もかなり良かったのですが、それ以上に本格的なテクノミュージックが流れるので非常に大傑作だったとの声もありました。やっぱりレーシングゲームのBGMってキモですよね!個人的にセガのアウトランのサウンドトラックなんて、今でも最高だと思ってます。

プレステ編機種別ローンチタイトルを振り返ってみて
プレステ編機種別ローンチタイトルを振り返ってみていかがだったでしょうか?
やはり、次世代機と呼ばれただけあって、ゲームの質がかなり高かったと思います。
また、ローンチタイトルはハードの性能を最大限に活かすのがなかなか難しいところ、どの作品も挑戦的で我々を楽しませてくれた作品だったと思います。
さて、これにてローンチタイトルの特集は終わりますが、皆様もこれを機に懐かしいゲームで遊んでみてくださいね!その当時のことが蘇ってくるかもしれませんよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。