【知ってるアナタは同世代】懐かしいけど「なんで流行ったの?」と言いたくなる昭和のブーム10選!

【知ってるアナタは同世代】懐かしいけど「なんで流行ったの?」と言いたくなる昭和のブーム10選!

昭和に流行ったものの中には「なんでこんなもんが流行ったのだろう?」と首をかしげたくなる物がたくさんあります。でもあの頃はみんなが必死に集めたり、買いに走って並んだりしていました。そんな、今となっては不思議に思える昭和、特に80年代を中心に流行った謎のブームについてまとめてみました。「これ覚えてる」「懐かし~」と思ったら同世代!


1.かみつきばあちゃん消しゴム

かみつきばあちゃん消しゴムは1987年に三菱鉛筆が行っていた、くじ引きの景品です。200円か300円クラスのシャーペン替え芯を1個買うごとにその場で三角くじを1回引けて、当たりが出ればかみつきばあちゃん消しゴムが1個プレゼントされていました。

おばあちゃんの形をした消しゴムで、歯が「入れ歯」になっていて取れる!シャーペンや鉛筆に噛みつかせることができる!というシュールすぎるデザインとコンセプトにもかかわらず、当時のキッズには大当たりで爆発的にヒットしました。

しかしたいていの小学校は学校でのシャーペン使用を禁止にしている場合が多く、シャーペンの替え芯なんて滅多に買うものではなかったのです。親に「シャー芯買ってよ~」と言っても「いりません!」と言われて終わり、運よくくじを引けてもハズレたら終わりということで、なかなか手に入らないレアさが受けたのもあったのでしょうね。

また、激レアでたまーに金歯のばあちゃんが当たるという噂が流行りました。今のようにSNSなどなかった時代ですから実物はなかなか見れず、子どもの好奇心を刺激しました。

2.モーラー

モーラーは1972年オーストリアで生まれ、日本では1975年に発売されたおもちゃです。我々の知っているモーラーといえばオレンジ色でしたね。CMの効果と、おもちゃ売り場などの店頭で実演販売されたことで空前の大ヒット!初年度にはなんと200万個を売り上げました。

店員さんの軽快なトーク、そしてその店員さんの手の上を生きているように動き回るモーラーに目を輝かせた方も多いでしょう。そして買って帰ったら1ミリもモーラーが動かなくて泣いた方も多いはず。

モーラーは全長24㎝ほどでモールでできており、鼻の先に透明のテグスがついています。このテグスを操作することで自由自在に動かせるわけですが、まったく上手くいかない!実演販売のような動きはしないんですよね。気づいたらおもちゃ箱でからまってくちゃくちゃになっていたモーラー、今思うとなんであんなに流行ったのか不思議です。

3.竹の子族

竹の子族は1980年、若者を中心に大流行しました。原宿の代々木公園の横に設けられていた歩行者天国で、ド派手な衣装に身を包みラジカセを囲んで踊る集団、それが竹の子族。

竹の子族という名称の由来は「ブティック竹の子」の衣装を買う者が多かったからという説が有力ですが、真相は分かっていません。最盛期には歩行者天国(通称ホコ天)で2,000名以上が踊っていたといいますから大変なブームです。

竹の子族の特徴といえばファッションで、派手なテカテカ原色の生地の衣装に男女問わず鮮やかなメイク。今見ると「?」ですが当時はナウかったのです。踊りも独特で後のパラパラやヲタ芸に繋がるものがあるようにも感じます。

昭和のアイドル沖田浩之が元竹の子族だという話も有名ですよね。

ちなみに、竹の子族ブームは1980年代後半には新たに登場したローラー族やバンドブームにおされて鎮静化。実際に流行した時期は短めですが、日本の歴史に強いインパクトを残しました。

4.なめ猫

なめ猫も1980年代初めに、短期間ですが大ブームになりました。正式名称は「全日本暴猫連合 なめんなよ」なんですが略してなめ猫と呼ばれています。

簡単に言えば不良の格好をした仔猫です。仔猫に服を着せて座らせてカメラで撮っているだけ。ですが、可愛らしい顔とはうらはらにグレた格好でこっちを見ているアンバランスさが受けに受けて大流行。関連グッズは飛ぶように売れました。

特に免許証風ブロマイドは流行りました!有効期限が「死ぬまで有効」「なめられたら無効」になっていたのは有名です。なんでも、最盛期には交通違反者がこのなめ猫免許証を提示する案件が多発し、警察から発売元に対してクレームが入ったそうです。もはや社会現象!

しかし大流行した影響で、猫に対する虐待を疑うバッシングも多々ありました。実際は猫に負担をかけず撮影していたそうです。ブーム終盤にはいらない仔猫たちをその辺に捨てている、なんていうひどい噂も流れたりしましたが、スタッフや希望者が責任を持って引き取っています。

5.フラワーロック

フラワーロックは1988年にタカラトミーから発売された、音に反応して動くおもちゃです。今の時代、音楽や光に合わせて動くおもちゃなんて珍しくもありませんが当時は画期的でした。

フラワーロックは特に20代から30代を中心に流行、全世界でなんと850万個も売り上げた世界レベルでのヒット商品です。ラジカセの音楽などに合わせて動く姿が人の目をひくことや、見た目の可愛らしさからお店でディスプレイとして使用されたり、車に飾られたりと多方面で活用されたのもヒットした理由でしょう。

何より動き方がコミカルでユニークな点が、子どもから大人まで幅広い世代のハートを鷲掴みにしました。心が癒される何かがフラワーロックにはありました。


ミュージカンもあったよね

フラワーロックがヒットして後、90年代には缶がフニャフニャ踊る「ミュージカン」も発売されました。バドワイザーや午後の紅茶の缶が踊る姿にも癒されました。フラワーロックとミュージカンが一緒になって踊り狂ってるあの頃の売り場、今となっては懐かしい思い出です。

6.聖子ちゃんカット

「聖子ちゃんカット」とは誰もがご存知の通り、あの松田聖子がデビューした1980年から1981年頃までの約2年間にしていたヘアスタイルです。

松田聖子の人気は凄まじくデビューした途端大人気に。あっという間に1980年代を代表するアイドルになりました。そんな聖子ちゃんは女子にとっても憧れ。この聖子ちゃんカットが若い女性を中心に大流行します。この頃の写真をみたら、たぶんだいたいの女子は聖子ちゃんカットです。

とはいえ、やはり改めて見るとかなり人を選ぶ髪型ですよね。髪質や毛量によっては別物になりそうですしセットするのに時間がかかりそう。よく流行ったな~という印象です。

ちなみに現代版ですが聖子ちゃんカットのセットの仕方はこんな感じ。

ドラマ「今日から俺は!」効果で平成でもブームに?

2018年に放送された人気ドラマ「今日から俺は!」の影響で、聖子ちゃんカットが再度ちょっとしたブームになりました。赤坂理子役の清野菜名さんが聖子ちゃんカットで出演していたのがきっかけなんですが、似合っていて可愛かったんですよ!

女性誌で取り上げられたりして「聖子ちゃんカット風」なヘアスタイルが一時期話題になりましたが、やはり聖子ちゃんカットは昭和の産物ということで静かにブームは過ぎました。

7.ノストラダムスの大予言

「1999年7月に地球が滅亡するかもしれない!」たくさんの人が本気で心配していたあの頃。テレビでもしょっちゅう特集が組まれ、夏の心霊特集番組と同じくらい家族で釘付けになりました。

結局は何事もなく1999年は過ぎ令和の時代を迎えられた訳ですが、ノストラダムスの予言が外れたというよりも「ノストラダムスの大予言」自体が五島氏のフィクション多めで書かれた本であっただけのようですね。

解釈によっても全然内容が違うなんていいますし、「なーんだ」という感じなんですがあの頃世間はビビっていました。経済が発展した裏で環境問題が何かと注目され始めた頃だったので、そういった「世紀末感」も影響していたのかもしれません。

8.エリマキトカゲとウーパールーパー

エリマキトカゲは1984年に放送された、三菱ミラージュのCMがきっかけで大流行。グッズが作られたほか、あのムッシュかまやつ氏によって「音頭エリマキトカゲの真実」が発売されたりしました。さらに大人気時代劇「必殺仕事人IV」の第39話が「加代 エリマキトカゲを目撃する」になる始末。日本全国がエリマキトカゲに魅了されていました。

1985年にはウーパールーパーが大流行。こちらもたくさんのグッズが制作され、尾崎亜美さんによるキャラクターソングがリリースされるなど話題騒然となりました。

今となってはあのブームは一体なんだったんだろうといった感じですよね。

9.シュウォッチ

シュウォッチ(シューティングウォッチ)は1987年にハドソンから発売された、いわゆる連射能力測定機です。この頃大人気だったのが高橋名人!ゲーム好きのキッズたちにとっては神様のような存在でした。高橋名人といえば「1秒間に16連射」という目にも止まらぬ指技です。高橋名人に憧れてシュウォッチを購入し、日々連射の練習に明け暮れた元少年たちも多いでしょう。

このシュウォッチ、ただ連射測定機能と時計とストップウォッチがついているだけです。本当に連射するためだけのものなのに、当時はかなり流行りました。最近の子どもたちにとったら「え?それだけ?」なんて驚かれるかもしれませんね。

10.ちょっとクセのある文房具

最後は文房具をまとめてご紹介します。
昭和の文房具は遊び心が溢れていたように思います。鉛筆や消しゴムでバトルしたり野球したり、筆箱に玉入れゲームやゴルフゲームが付いていたりと、面白い発想の物がたくさんありました。

その中でも面白いんだけど使いづらい、実用的ではなかったものを選んでみました。

多機能筆箱

ロケット色鉛筆

先の芯を付け替えて使う色鉛筆。画期的だったが1本でも芯を無くすと詰む。

注射器シャーペン

なぜ注射器?と思いつつもよく見かけたシャーペン。ただただ書きにくかった記憶。

缶ペンケース

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