西郷輝彦とは

歌手として橋幸夫さん、舟木一夫さんと共に「御三家」と呼ばれた西郷輝彦さん。
この御三家とは徳川御三家になぞらえて命名されました。
尚、芸名は明治維新の三傑の一人である西郷隆盛にちなんでいます。
幼少の頃から芸事に傾倒していた西郷輝彦さんですが、デビューまでの下積み時代は結構苦労をされたそうです。
また、デビュー直後に事務所が解散するなど色々あった様ですが、その多才振りからご自身で作詞・作曲した曲がヒットするなど、大変努力を重ねた方であることも判ります。
役者としてのイメージも強い方ですが、今回は歌手としての西郷輝彦さんを振り返ってみたいと思います。
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西郷輝彦(@teruhikosaigo)さん | Twitter
ヒット曲の数々
94枚ものシングルを発売している西郷輝彦さんの楽曲の中から、今回は代表的な3曲を選出してみました。
きっと皆さんも聴いたことがあると思いますので、是非確認してみてくださいね!
星のフラメンコ
「星のフラメンコ」は1966年7月に発売された西郷輝彦さんの26枚目のシングルです。
西郷輝彦さんの主演の映画『遙かなる慕情 星のフラメンコ』の主題歌となりました。

これぞ西郷輝彦さんの代表曲ですよね!
1966年2月にヨーロッパを旅行した西郷輝彦さんは、スペインの首都マドリードで鑑賞したフラメンコに感動したといいます。帰国後に挨拶で伺ったソングライターの浜口庫之助さんにスペインでの出来事を話したところ、ちょうどそのころ西郷輝彦さんの新曲を制作する準備に入っていたことを明かされ、両人とも新曲をフラメンコのリズムで制作することで意見が一致したそうです。
僅か2か月で50万枚を売上げ紅白歌合戦でも歌われた、まさに西郷輝彦さんの代名詞となった曲でした。
君だけを
「君だけを」は1964年2月に発売された西郷輝彦さんのデビューシングルです。
作詞が水島哲さん、作曲・編曲が北原じゅんさんでした。

高校中退後にアルバイトやバンド活動をしながら京都、名古屋ぐるぐる回っていた時に、龍美プロからようやく誘いを受けたそうです。
そしてクラウンレコードからこの曲でデビューを果たします。「君だけを」はデビューシングルにもかかわらず60万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
また、デビューした1964年にはなんと8枚のシングルを発売しており、「君だけを」と4枚目のシングル「十七才のこの胸に」の両曲でその年の第6回日本レコード大賞新人賞を獲得しました。
西郷輝彦さんを語るにあたり、欠かせない一曲だと思います。
ねがい
「ねがい」は1976年12月に発売された西郷輝彦さんの73枚目のシングルです。
時代劇「江戸を斬る」の主題歌となりました。

歌手としても役者としても大当たりだったのが「江戸を斬る」であり主題歌の「ねがい」でした。
主演である遠山金四郎役を演じ、役者としての幅も拡げた西郷輝彦さん。ちなみにこの役で京都映画祭新人賞を受賞されています。
歌詞は、辛く悲しいことがあっても明日もちゃんと生きていくという内容でした。
「ねがい」はそんな遠山金四郎を演じた西郷輝彦さんにぴったりの曲だったと思います。
西郷輝彦を振り返ってみて
西郷輝彦さんを振り返ってみていかがだったでしょうか?
御三家といえば、昭和の芸能界の代表格だったと思います。その一角を担う西郷輝彦さんの人気は物凄いものだったのだろうなぁと思いました。

最近の西郷輝彦さんはバラエティーにも出演されており、タレントしても活躍されているのをうかがいます。
また、現在ある様々な情報発信ツールの中で、とりわけTwitterを使用されている様子です。
西郷輝彦さんの最近を知るには、Twitterが一番かもしれませんね。
闘病生活もあった中、既に古稀を迎えた西郷輝彦さんですが、まだまだ精力的に活動されている様子です。
これからも応援したいですね!
最後までお読み頂き、ありがとうございまいした。