RCサクセションとは

バンド名の「RC」とは、忌野清志郎さん自身が「ある日(RC)バンドを作成(サクセション)しよう」からだとジョークで言ったこともありましたが、実際は「The Remainders of Clover (リメインダーズ・オブ・クローバー。和訳:クローバーの残り物)」の略である。
バンド名の由来でよく耳にするのは、忌野清志郎さんがジョークで言った「ある日(RC)バンドを作成(サクセション)しよう」ですが、実際は以前組んでいたいたバンド「The Clover」から「The Remainders of Clover (リメインダーズ・オブ・クローバー。和訳:クローバーの残り物)」の略として付けられています。
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RC SUCCESSION | RCサクセション - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
夏の名曲「サマーツアー」
「サマーツアー」は1982年6月にリリースされたRCサクセションの12枚目のシングルです。

夏の名曲「サマーツアー」ですが、ほんとRCサウンドの王道と言っても過言ではない出来栄えですよね!
丁度この曲がヒットする頃、RCサクセションはパンク、ニュー・ウェーブ系の音楽雑誌となっていた雑誌『宝島』で、日本のロック・バンドのシンボル的存在として何度も取り上げられていました。特に忌野清志郎さんは「ロック少年・ロック少女たちのカリスマ的存在」となっており、多大なる影響を与えていました。

この曲はTBS系テレビ「ザ・ベストテン」では8位で一回のみランクインしています。
そして皆さんの記憶にも残っているかもしれませんが、フジテレビ系生放送番組「夜のヒットスタジオ」に出演した時、この曲を演奏した際に忌野清志郎さんが散々暴れて噛んでいたガムをカメラに吐き捨てるという行為がありました。
視聴者から猛烈な抗議があり、司会者が平身低頭で謝罪している中、忌野清志郎さんは舌を出すなど全く気にしていない様子でした。
ちなみにその時の抗議の電話は500本以上あったそうです(笑)
「サマーツアー」の歌詞
"離ればなれ NO NO Baby プールサイドではぐれた"
のっけから掴みがOKなロックンロールナンバーですが、その後に"噂を拾い集めて"や"急いで旅立てジャック"なんて表現に痺れてしまいます(笑)
RCサクセションのロックンロールやブルース等が融合された楽曲には惚れ惚れしますし、その楽曲に後れを取らない歌詞もまた素晴らしいですよね! 流石は忌野清志郎さんとしか言いようがありません。
作曲に関わった人達
作詞:忌野清志郎
ザ・キング・オブ・ロックの異名をとった忌野清志郎さん。
RCサクセションの楽曲は忌野清志郎さんが作詞しており、私達に数多くのメッセージを残してくれました。
2009年5月に癌の為に亡くなられましたが、今でも私達に影響を与え続ける存在だと思います。
ちなみに戒名は芸名そのままの「忌野清志郎」になりました。お墓は高尾霊園高乗寺にあります。

地味変
作曲:仲井戸麗市
仲井戸麗市(なかいどれいち)さんの本名は加藤秀明さんといいます。
言わずと知れたRCサクセションのギタリストであり、CHABO (チャボ) の愛称で知られていますね。ちなみに「麗市」は彼が敬愛するフォーク・シンガー、ドノヴァン・フィリップ・レイチのファミリー・ネームから取ったそうです。
ブルースやソウルの偉大なミュージシャンたちに深く傾倒し、ギター演奏やボーカルスタイルに影響を受けています。
ところで皆さんは【麗蘭】を聴きましたか?
仲井戸麗市さんとストリート・スライダーズの土屋公平(蘭丸)さんのユニットなんですが、めちゃくちゃカッコイイんですよ!是非聴いてみてくださいね。

CHABO web Book
「サマーツアー」を聴き直してみて
RCサクセションの「サマーツアー」はいかがだったでしょうか?
ノリノリの夏が演出されており、これぞまさにRCだぜ!といった楽曲だったのではないでしょうか?
忌野清志郎さんの凄いところは、振り切ってるところだと思うんですよね。そしてそこに仲井戸麗市さんの才能が融合して生まれたこの曲は、まさに名曲だったと思います。
しばらく聴かない期間があっても、再び聴きたくなる不思議な魅力のある曲でした。
今年の夏も「サマーツアー」を聴いてノリノリでいきたいと思います(^^)/
最後までお読み頂き、ありがとうございました。