阪急電鉄「働き方啓蒙」中づり広告に批判…の各記事に感じる一抹の虚しさ。

阪急電鉄「働き方啓蒙」中づり広告に批判…の各記事に感じる一抹の虚しさ。

阪急電鉄の中づり広告が批判を受けて取り下げに。様々な媒体でニュースとして扱われるも、ちょっと感じた一抹の虚しさみたいなモノを寄稿してみます。


難しい時代だな、と正直に感じました。

「良い悪いは別として」という枕詞をつけるのも少しでもリスク回避するための定型文にみたいになっている昨今、そして「お前何様」と言われるのもまた、何かしらの意見をする際には”ほぼ確”として覚悟しなくてはならない時代。

「お前に何が分かるの」とか「当事者の気持ちが分かるかよ」とか、いろんな事態を想定すると静観が正しいとは思うのですけどね。

ちょっとだけ寄稿させてくださいませ。

阪急電鉄「働き方啓蒙」中づり広告に批判、掲示とりやめ

色々な記述がありますが、端的に取り上げられているのが下記の広告文言です。

50万円/月=高賃金、30万円/月=低賃金と仮定し、でも「生きがいのある仕事を選択したいです、私は。」という一文ですね。

で、ネット上では「若手の給料知ってんのか」とか「やりがいの押しつけ」とか諸々と。で、ネット上に怒りのパワーが満ち溢れ、結果炎上→広告取り下げ。

なんといいますか、率直にいって「おい、どうした」って感じします。

まず「研究機関研究者80代」の方の意見とされていますよね。もし自分の父や祖父に面と向かって言われたら、「いや、30だってもらってないし」とか普通に会話するレベルのことだと思うのです。

そして「いや、例えばの話。生きがいを大事にしたほうがいいよってこと」と会話が続くだけだと思うんです。

それから、各記事で散見されるのが「もっと低いけどやりがいもない」「アンタの時代とは違う」みたいな意見から炎上に発展。

多様性を慮りなさい、ということであれば「いやいや、もっと低いけどやりがいあるし」「高収入だからってつまらない仕事と決めつけるな」とかもう少し意見があったってよい。

この広告文言だけでいえば

正直「80代の方の意見」という前提にそこまで言うか、という気持ちが強い。

「お前たちの時代はよかったな、逃げきれて」とか、もう見てて発言者の顔がみてみたいツイッターも引用されていて。

冒頭のようなことを前提にしつつも「ちょっと待てって」と思わず一文を記す次第です。

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