内田春菊とは

長崎県長崎市出身の内田春菊さんは、子供の頃に簡単には語れない程、大変苦労をされているエピソードをお持ちです。
様々な職種を経験され、ペンネームの名付け親でもある編集者・プロデューサーの秋山道男さんに出会います。
秋山道男さんに見出された後、内田春菊さんの個性を認めたいしかわじゅんさんの紹介もあって、1984年に双葉社発行の『小説推理』に掲載された『シーラカンスぶれいん』で漫画家としてデビューを果たしました。
自身の経験からなるストレートな描写が特徴的で、多くの人達を魅了しています。
今回はそんな内田春菊さんの代表的な作品や活動を振り返ってみたいと思います。
内田春菊 公式ホームページはこちら
内田 春菊 公式サイト|Shungicuのクはcu – Shungicu Uchida Official Site|内田 春菊 公式サイト
小説
ファザーファッカー

衝撃的な本でした。
是非読んで頂きたいので詳細は触れませんが、凄惨な毎日の中で生きていても、そこから抜け出す意思を失わなかった内田春菊さんは、本当の意味で聡明で強い方なんだなぁと思いました。
まだ読んでいない方がいらっしゃったら、是非手に取ってみてください。
目を覆いたくなる様な内容を淡々と描写しているこの作品は、文学として大変価値のあるものだと思います。
漫画
南くんの恋人
『南くんの恋人』は月刊漫画ガロで1986年10月号~1987年6月号で連載された内田春菊さんの漫画です。

何度も映像化されている名作なんですが、原作の最後は「え?!」と思うくらいあっけない終わり方です。ただ、それもまた良かったなぁと思います。
原作は青年期の生々しい心情描写や大胆な性描写などが描かれていましたが、映像化された作品はラブコメの様な作品になっており、映像作品もまた楽しめる内容になっていました。
内田春菊さんの代表作だと思います。
俳優

1990年の映画『宇宙の法則』から俳優としても活躍している内田春菊さん。
映画だけではなくテレビドラマにも出演されています。
内田春菊さんが作品に登場すると、グっと見入ってしますんですよね。不思議です。
歌手
内田春菊さんは、以前クラブ歌手だった経歴を生かし、ラテンバンド「アベックス」を結成しボーカルを務めました。
自身が監督を務める映画では主題歌の担当もしています。
聴いていても観ていても楽しくなるステージですよね!
内田春菊さんの素敵な人間性が出てる様に思いました。
内田春菊さんの活動を振り返ってみて
他にも作品が沢山あり、振り返り方があまりにもサラっとし過ぎていたかもしれませんが、どの作品や活動からも感じられるのは、内田春菊さんが人生を強く生きて楽しんでいる姿が印象的でした。
簡単に表現出来る様な過去ではなかった筈ですが、それでも人生を謳歌するという強さを感じるこが出来、作品や活動に触れることが出来て良かったなぁと思いました。

現在はご自身の癌の闘病を描かれた作品などがありますが、やはりそこに垣間見えるのは、内田春菊さんの人間としての強さだと思います。
内田春菊さんにはまだまだこの世界に多くの作品を残して頂きたいと思うので、どうか末永く活動を続けてくださいね!
これからも楽しみにしています!