昭和の子供たちがお世話になった「赤チン」が生産終了。
「赤チン」の愛称で親しまれた昭和を代表する消毒薬「マーキュロクロム液」の生産終了が、製造メーカーの三栄製薬より発表されました。2020年末をもって、国内生産が終了となります。

なぜ生産終了なのか?
かつては消毒のための家庭の常備薬として、一家に1本は備えられていた赤チン。生産工程において水銀が発生するため1973年に原料の国内生産が終了、その後は原料を輸入することで製造が継続されていました。しかし、2017年の「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」により、2020年には製造自体も規制されることとなり、このたび生産終了の発表となりました。

「ヨーチン」の販売は継続!
なお、消毒薬「ヨーチン」こと希ヨードチンキについては成分が赤チンとは異なり、販売は継続されます。透明な消毒液「マキロン」についても同様です。

「赤チン」とともに薬箱に入っていた他の医薬品は現役なの!?
家庭の医薬品を入れるための薬箱。ご家庭に一箱はあったかと思います。このたび赤チンが生産終了となる訳ですが、薬箱に入っていた他の医薬品は今でも現役なのでしょうか?主立った物を調べてみました。
龍角散(1871年から現役)

大学目薬(1897年から現役)

仁丹(1905年から現役)

求心(1913年から現役)

ケロリン(1925年から現役)

カワイ肝油ドロップ(1932年から現役)

浅田飴(1962年から現役)

ご覧の通り、現在でも現役バリバリで活躍している医薬品が多いことがわかります。「昭和~平成~令和」という時代の流れに負けず、今後も家庭の健康を守る存在であり続けて欲しいものです!
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