意外と使われてる!?昭和に流行した「死語」の現在の使用状況!!
昭和時代に流行し、現在は廃れてしまった死語。「ナウい」「アベック」「わけわかめ」など、多数の言葉が登場しては消えていきました。そんな死語ですが「今でも誰かが密かに使っているのでは?」と思い、近年の使用状況について調べてみました。

あたり前田のクラッカー
まずは60年代に流行した「あたり前田のクラッカー」。こちらのクラッカーですが、前田製菓から現在も製造・販売されています。今でもスーパーで見かけますよね。

余裕のよっちゃん
昭和の頃にはよく聞かれた「余裕のよっちゃん」。現在このセリフを言う人はなかなかいないと思いますが、ダイハツのCM「トコット 狭い道篇。」で、吉岡里帆扮する22歳になった「まる子」がこのセリフを発していました。
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よっこいしょういち
旧日本兵・横井庄一の名前と「よっこいしょ」の合成語である「よっこいしょういち」。横井さんが恥ずかしながら戻って以来40年以上の歳月が流れましたが、21世紀に入ってからアニメ「らき☆すた」で登場しました。
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あじゃぱー
驚きと困惑を意味する「アジャパー」。元は1951年の映画「吃七捕物帖」で伴淳三郎が発したセリフ「アジャジャーにしてパーでございます」で、それの略語です。21世紀に入ると、アニメ「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」のオープニングテーマとして「あじゃぱー」という楽曲が採用されていました。

合点承知の助
「合点、承知した」と言う代わりに使用されていた「合点承知の助」。がってん寿司が展開する「承知の助」という回転寿司店として、その名が生き残っていました。

ナウい
昭和の死語の代表ともいえる「ナウい」。21世紀に入ってからは、ニコニコ動画の人気ジャンルのひとつである「パンツレスリング」でレスラーが発した言葉「now even score」の空耳として「ナウい息子」が流行しました。
確かに「ナウい」と言ってます!?
アベック
カップルといった単語に完全に取って代わられた「アベック」ですが、五木食品が昭和35年から販売する「アベックラーメン」は現在でも好評発売中です。

許してちょんまげ
昭和当時から寒いオヤジギャグとして定評のあった「許してちょんまげ」。流石に誰も使っていないだろうと思いきや、子供に人気のアニメ「妖怪ウォッチ」に登場するキャラ・木霊文花が、アニメの第41話「妖怪キュン太郎」で使用していました。
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アッと驚く為五郎
「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」にて、クレージーキャッツのハナ肇が使用していたギャグ「アッと驚く為五郎」。現在使用する人はまずいないと思われますが、2001年の映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」で使用が確認されています。

レッツラゴー
赤塚不二夫の漫画「レッツラゴン」から来ていると言われている「レッツラゴー」。2010年代にはアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダー、百田夏菜子がレッツラゴーならぬ「ルッツラゴー」という言葉を発していました。
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バッチグー
「ばっちり」と「グッド」の合成語で、森口博子が多用したことから流行したとされる「バッチグー」。2015年にバンダイから「Canバッチgood!」という商品が発売されていました。流行語がバッジ製造機に変貌するとは、当時誰が予想できたであろうか!?

めんごめんご
ごめんを意味する「めんごめんご」。最近さっぱり聞かなくなりましたが、近年人気沸騰中のアニメ「けものフレンズ」に登場するキャラ「ライオン」が使用していました。
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ざまあみそ漬け
「ざまあみろ」という意味で使用されていた「ざまあみそ漬け」。小林よしのりの漫画「おぼっちゃまくん」が発祥とも言われています。当時「ざまぁ味噌漬け サンマのしっぽ 沢庵ポリポリ すってんてん」といった感じの長セリフも見受けられました。21世紀に入ると、映画「ウォーターボーイズ」で竹中直人が使用した形跡があります。

シミーズ
昭和の女性用下着の定番「シミーズ」。現在は全くと言っていいほど聞かなくなりましたが、Amazonなどでシミーズで検索すると商品がヒットします。まだまだ現役のようです。

ズロース
Amazonなどでシミーズ同様に「ズロース」で検索すると、こちらも意外とヒットしました。ズロースを検索語句として使用する人が多くいるということでしょうか?結構意外でしたね。

ももひき
この調子で「ももひき」も検索。やはり出てきますね!「ももひき」という名称の商品は少ないものの、キーワードとして登録している商品が多いようです。高齢者に向けた対応でしょうかね?

チョメチョメ
70年代から80年代にかけて放送されたクイズ番組「アイ・アイゲーム」にて、山城新伍が生んだ名言「チョメチョメ」。当初は伏せ字をそう表現していただけでしたが、山城の人柄の影響か、転じて「男女がいちゃいちゃする」こともチョメチョメと表現されるようになりました。21世紀に入ると、レゲエDJのKENTY-GROSSが「××(チョメチョメ)」という楽曲を発表しています。

アッシー君
バブル期によく見受けられた「アッシー君」。当時の女性の「足」として、良い様に使われていましたよね。現在では、指圧マッサージ器「アッシー君」が福島発條製作所から販売されています。女性の肩のコリをほぐす存在として、こちらも良い様に使われているみたいですね!?

チャンネルを回す
昭和では当たり前だった「チャンネルを回す」という動作。実は、今でもチャンネルを回す仕様のテレビが現行品として存在します。ドウシシャから販売されている「DOSHISHA 20V型 ヴィンテージデザイン」で、画面はブラウン管ではなく液晶とのこと。

エッチスケッチワンタッチ
70年代に子供の間で流行した「エッチスケッチワンタッチ」。「さめざめ」というミュージシャンが2014年に「エッチスケッチワンタッチ」という楽曲を発表していました。

冗談はよしこちゃん
冗談はよしてくれ、という意味で使用されていた「冗談はよしこちゃん」。「白鳥麗子でございます!」で有名な漫画家・鈴木由美子の漫画「ジョーダンはよしこちゃん」が元ネタと言われています。現在は人気アニメ「ラブライブサンシャイン」にて、「冗談は善子さんずら」として使用が確認されています。
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アウトオブ眼中
眼中にない、という意味の「アウト・オブ・眼中」。「頭文字D」でも有名ですが、元々は80年代から使用されていたようです。2014年には、ラッパーの秀吉(ひできち)が「OUT of 眼中」という楽曲を発表しています。

わけわかめ
訳がわからない、という意味の「わけわかめ」。死語となって久しいですが、細川たかしが出演するドコモのCMで、平野ノラが「わけわかめ」と発言していました。流石バブルネタを得意としているだけあって、セリフにも抜け目がないですね!
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いかがでしたでしょうか?今回ご紹介するのは以上となります。意外と使われている昭和の死語が多かった印象ですね。これからも細々と生き残っていって欲しいものです!
老害認定上等!死語を徹底的に振り返りたい方はこちらで!!
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