そんな状況の中、菊は藤沢との交際に疑問を持ち始めるようになりました。そして1975年4月29日、藤沢が菊の住むマンションによりを戻そうと話し合いに訪れた時に悲劇が起こります。藤沢が部屋を訪れた際、菊は電話をしていたのですが、その内容に「指輪が欲しい」「明日、9時に起こしてね」という発言があった事から、浮気相手との電話だと藤沢は決めつけました。そして、激高した藤沢は菊を絞殺してしまったのです。
菊を絞殺してしまった藤沢。殺害後、小田原市の箱根ターンパイク内の橋の欄干に車を衝突させ自殺を図ったものの、死にきれず逮捕となりました。有名女優が殺されるという前代未聞の事態に、当時のマスコミは事件を大きく報道。ワイドショーなどは事件一色となりました。
「浮気」は藤沢の勘違いだった。
殺害のきっかけとなった「電話」ですが、これは菊が父親と電話をしていただけでした。「指輪が欲しい」は「自分が結婚するときは(母の形見である)指輪が欲しい」という意味であり、「明日、9時に起こしてね」は仕事で朝起きるためにモーニングコールをお願いしていただけだったのです。菊は浮気などはしておらず、すべてが藤沢の勘違いから生まれた悲劇でした。
警察からこのことを知らされた際、藤沢はその場で泣き崩れたと言います。冷静さを失い、最愛の人を信じてあげることが出来なかった過ちは、生涯にわたって彼の心に刻み付けられたことでしょう。現在の彼の消息は不明ですが、贖罪の念を忘れないでもらいたいものです。
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