選手生命を奪う怪我から復活した野球選手

選手生命を奪う怪我から復活した野球選手

野球選手にとって怪我は選手生命に関わる重大な問題であり、致命的なトラブルになることもしばしば。今回はそんな怪我から復活した懐かしい野球選手を特集してみました。是非最後まで読んでみてください。


選手生命を奪う怪我から復活した野球選手について

どんなスポーツでも怪我はつきもの。こと激しいスポーツでは頻繁に怪我があるのは良く判ります。
今回は懐かしい野球選手の中で、印象深い大怪我から復活した方々を10人選出してみました。
往年の野球ファンの方からすると、「何故あの選手が入っていない!!」ということもあると思います。私ももっともっと野球を学びたいと思っていますので、その際は是非コメント頂ければと思いますので、よろしくお願いしますね(^^)/
それではさっそく10名の選手を振り返ってみたいと思います!

門田博光

「ホームランを打てば足に負担はかからない。これからは全打席ホームランを狙う」

1979年2月のキャンプで右足のアキレス腱を断裂。ストレッチの際、右足を大きく蹴り上げたその時「バキッ」と乾いた音が響いたそうです。
全治6か月の重傷を負い、ここまでの大怪我の場合はほとんど復帰不可能と言われていたにもかかわらず、門田さんは「歩いてこれるから」という理由で徹底的にホームランにこだわる様になります。
そして、実際にホームランバッターとして復活するところが門田さんの凄いところなんですよね。
フォーム改造し右足を高く上げ、体をねじ切るような一本足打法に変更したことで、アキレス腱断裂をした翌年に41本の本塁打という驚異的な記録を残し、カムバック賞を受賞します。

大変素晴らしい選手でした。

【不惑の大砲】門田博光の輝かしいキャリアを振り返る【40歳で44本塁打】 - Middle Edge(ミドルエッジ)

村田兆治

村田さんといえば「まさかり投法」が代名詞ですが、フォークボールが凄かったことでも有名ですね!全盛期には落差40cm以上とさえ言われたそのフォークボールは、バッターには脅威だったと思います。

そんな村田さんは、1982年にピッチャーの生命線でもある肘を故障してしまいます。
この時、選手生命は絶望とみられたのですが、タブーとされていた肘にメスを入れることを決断します。
渡米してスポーツ医学の権威であるフランク・ジョーブの執刀の下、左腕の腱を右肘に移植する手術(トミー・ジョン手術)を受けました。
そして、1985年に開幕から11連勝を挙げるという鮮烈な復活劇をみせてくれました!
カムバック賞にも輝いた村田さんに、涙したファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

マサカリ投法・村田兆治 「昭和生まれの明治男」と呼ばれ、フォークを武器にロッテ一筋で完投にこだわった野球人生でした - Middle Edge(ミドルエッジ)

津田恒実

プロ入り後の数年でルーズショルダーや中指の血行障害などに悩まされ、登板機会が激減してしまった津田さん。血行障害を克服する為に世界初となる中指の靭帯を摘出する手術を受けました。
そして復活。抑え投手として大活躍した津田さんは、カムバック賞を獲得しました。
更には1989年には最優秀救援投手に輝き、見事に復活を遂げ炎のストッパーと呼ばれました。

しかし、1990年シーズン終了後から頭痛をはじめとする体の変調が現れ始めます。
悪性の脳腫瘍があることが判明し、引退へ・・・
32歳の若さでこの世を去りましたが、野球ファンなら誰もが認める名選手だったと思います。

【赤ヘル炎のストッパー】津田恒実、闘志溢れる直球勝負!! - Middle Edge(ミドルエッジ)

杉浦享

バランス型内外野手で、高い打撃力で長年にわたり活躍した杉浦さん。
1985年には、やや高齢ながら中堅手にコンバートとなり、打撃成績が急上昇しました。
そして翌年1986年に怪我をしてしまいます・・・
しかし、1987年には見事復活してカムバック賞を獲得。1992年にも怪我により一旦引退を表明しますが、日本シリーズ史上初の「代打サヨナラ満塁本塁打」を放つなど、最後まで活躍を見れてくれた選手でした。
1993年に41歳で引退しますが、それまで長打力は健在だったといいます。

日本シリーズ史上最も劇的!杉浦享の代打サヨナラ満塁ホームラン(1992年) - Middle Edge(ミドルエッジ)

村田真一

村田さんといえば立て続けにデッドボールで危険な目にあった方でしたね。

1994年にヤクルト戦で頭部にデッドボールを受け、激昂してピッチャーマウンドに詰め寄ろうとした時に数歩で倒れ込み、そのまま病院へ。
ちなみに、その後巨人からヤクルトへの報復デッドボールがあり、乱闘騒ぎになりました。そして、これが後の危険球即退場ルールに繋がったと言われています。

村田さんは1999年にも横浜戦で頭部にデッドボールを受け、顔面骨折で入院。リスクが少ないからと全身麻酔ではなく局部麻酔で行った為、激痛の中で顔の骨をドリルで削ったとか。
しかし、その後見事に復帰し、2000年にはリーグ優勝への貢献のみならず、日本シリーズでも優秀選手賞を受賞する活躍を見せて攻守でチームの日本一に大きく貢献してくれました。

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吉村禎章

1988年の中日戦、不慮の事故が起きてしまいました・・・
レフトを守っていた吉村さんはフライを捕球しようとした際、センターを守っていた栄村忠広さんに横から突っ込まれ、まるで交通事故の様な惨劇が起きてしまいます。
左膝の4本の靱帯のうち3本が完全に断裂し、さらに神経まで損傷するという大怪我。
選手生命どころか、日常生活もままならない状況となってしまいます。実際この時、一時的に障害者認定も受けたそうです。
この大怪我は、当時の日本の医療レベルでは手に負えるものではなく、村田兆治さんの執刀もしたフランク・ジョーブ博士による手術となりました。
そして過酷なリハビリに耐え忍び復活。復活後の代打の初打席ではセカンドゴロでしたが、大声援の中、吉村さんは涙ながらに走ったそうです。

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桑田真澄

1995年の阪神戦で小フライを捕球した際に右肘を強打してしまいます。その試合中、途中降板するまでは通常通りの投球を続けていたものの、後の検査で側副靭帯断裂の重傷を負っていたことが判明します。そして治療の為に左手首から健全な靭帯を移植するトミー・ジョン手術を行う為に渡米することになったのです。

1995年の残りのシーズンと1996年はリハビリの為、全く出場出来ず、もう難しいだろうと思わていました。
しかし、1997年に復帰。マウンドに立った時にひざまずきながらプレートに右肘をつけたシーンは大変有名になりました。

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カズ山本

練習のし過ぎで過労で倒れて入院したり右耳の難聴を乗り越えるなどの超努力家だったカズ山本さん。
1995年の開幕早々、プレー中に右肩を亜脱臼してしまい、戦線離脱を余儀なくされます。ダイエー移籍後46試合しか出場出来ずにシーズンが終わってしまいます。
そして、年俸が高過ぎたこともあり、事実上の戦力外通告を受け自由契約となります。
1996年に古巣近鉄へ移籍。「2億円もカズ山本も福岡に置いてきた。近鉄は古巣というよりルーキーの気持ちで頑張る。会社がいらないと言うまでやりたい」と語り、カズ山本から山本和範の本名に戻します。
そして同年のオールスターゲームに初めてファン投票で出場。決勝ホームランを放ちお立ち台で涙したのは感動的でした。

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与田剛

157km/hの球速を計時して当時の日本人プロ最速を記録し、その剛速球から剛球投手と呼ばれた与田さん。
しかし、リリーバーを続けるうちに肩・肘への負担が選手寿命を縮めるパターンに陥り、4年目以降は右肘痛のため思うような成績を残せませんでした。
痛み止めを打ちながら投げ続けた無理が祟ったことや、監督の酷使により選手生命を縮めてしまったととも言われています。

1998年に日本ハムにテスト入団したのですが、キャンプ終盤肘を故障してしまいます。遊離軟骨除去手術を受けました。その後も腰痛などに苦しみ引退することになります。

与田さんは怪我の後に主だった復活を遂げてはいませんが、その剛速球のインパクトの強さから選出してみました。プロ1年目の鮮烈な活躍とその後の不調がはっきりしていた方ですが、復活して欲しかった名選手だったと思います。

157km/hの「剛球投手」・与田剛 そのスピードゆえに肩や肘の故障と闘った野球人生でした - Middle Edge(ミドルエッジ)

前田智徳

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