プロレスリング・ノアの生き字引!「中年の星」杉浦貴選手の素顔に迫ります!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
総合格闘技ジム&マッサージ S-KEEP |東京都世田谷区尾山台
編集 年間の取り組みは。
今年ももう何か所も行っていますね。児童養護施設訪問だけじゃなく、映画の上映会に施設の子を招待したり、成人式にも。施設の子たちの成人式にも。
編集 数えきれない回数ですね!
はい。行ける限り伺っています。
編集 子供たちの人生そのものも繋がって、また、それを見守っていく大人の皆さんも。
例えば学校の教職員の皆さんもそう。これ、僕、小学校などでも講演しているんですよ。そうしたら、先生たちから「僕たちに出来ることは何ですか」と言ってこられて、先生としてではなく当日のスタッフとして手伝いにきてくださっています。この活動は僕ひとりじゃできないんです。みんなで作るんです。
これ以外には、少年院にも訪問しています。これからの人生で自分がしてきたことを背負っていく子供たちもいるわけです。忘れたくて忘れられなかったり、それを気持ちの中で引っ張ってしまって。ひとりで我が道を突っ走ってしまうと良くない。
「わが道を行く」という言葉はカッコいいけど、人との輪の中で我が道を進むなら良いけど、「ああもう関係ねえや」ってひとりで行ってしまうと、それによって誰かが困ったり泣いたりするし、何より、その一本道には行き止まりがあるんですよ。そうなると誰も支えてくれない。
でも「人との輪の中でわが道を行けば、その輪、リングスの中には行き止まりはないだろう?」と伝えています。「その人その人が手と手を結びあって大きな輪にしていく、この輪の中にお前もいるんだぞ」と。「そうやって社会は成り立っているんだ。だから、これをやったからもう終わり、ではなくてこれからの生き方次第なんだよ」と話しています。
編集 ほんとうにリングス、繋がる輪ですね。
その活動ですから。あと、「こころの青空基金」という取り組みもしていて、これはこの活動のために使われる基金です。子供たちに持っていくオヤツやミットとグローブなどを購入するためだったり、試合に招待したり、うちのジムに来るための予算だったり。
それに、僕だけではなくボクシング界も協力をしてくれる。社会貢献の一環としてボクシング協会の人たちが試合に招待してくれるんです。これもみんな仕事としてじゃなく、利害じゃなく、気持ちです。
編集 最後に、今、そしてこれからの夢をお教えください。
このジムを9年前に開業して、「SRS」という名を付けた以上は、仕事としてはジムから世界チャンピオン、チャンピオンというものを達成していきたいですね。
そしてまた、僕の社会貢献で言えば、「僕が」ではなくて、活動と一緒に発信していった仲間たちが継続的に、そして地域の人たちがこの活動を出来るような環境作りをやっていきたい。これが出来たら負の連鎖は止まっていくんじゃないかと思っています。
僕が訪問するだけではなくて、地域地域でがっちりと結びあって、いち早く子供たちの異変に気が付いて相談できる環境にね。地域が、誰かが、ひとりひとりが行動する社会になっていけることが、子供たちの夢を無くさないことに繋がるのではないかと思います。
まずは自分のまわり、家のまわり。近所とか。傷ついている子供がいたとか、同じ服ばかり着ている子供がいるとか、気が付いた時に地域が、人が動けば、それが大きな社会貢献になる。どこに行かなきゃいけないとか学校にまかせるとかじゃなくて良いんです。
まずは地域で出来ること、それからです。そうすればその町の子供たちの夢を、そこで閉ざさないで済むと思うから、だから僕も活動を続けていきます。
また、こういう記事を読んでくださった読者さんが「ああなるほどね」と思ってくださったら嬉しいです。まずは目を向けること。「まずどこに行けばいいのか、何をやればいいのか」と考えるきっかけになれば嬉しいです。
SRSボクシングジム「熱を持って接すれば、熱を持って返って来る」
