サントリー ローヤルはウマい。味もCMも。80年代のサントリー ローヤルのCM振り返ります。

サントリー ローヤルはウマい。味もCMも。80年代のサントリー ローヤルのCM振り返ります。

空前ともいえる昨今の国産ウイスキーブーム。それを支えているのは何もプレミアムウィスキーだけではありません。サントリー創業者の鳥井信治郎が手掛けたサントリー ローヤルはウマい。味だけではなくCMもウマいのです。80年代のサントリー ローヤルのCMを振り返ります。


グスタフ・マーラー

ロックは聴いてもクラッシックは聴かないという人にとってマーラーは恐らく未知の存在でしょう。曲は知らなくともベートーベンやモーツァルトであれば名前くらいは知っているのではないか?しかしねぇ、マーラーでしょう。知らんわなぁ。と言うことで第三弾はグスタフ・マーラーの登場です。

ヨーロッパ風の実写と中国風のイラスト。融合しているのかしてないのかよく分からない。地味。そう言ってもいいかもしれませんね。中途半端。そんな感じもしないではありません。ランボー編やガウディ編に比べて映像に驚きがないからでしょうか?三段目ということで慣れてしまったのかもですね。

CMからもお分かりのように、この年からラベルが変わります。「60」の文字の代わりに「SR」が入ります。これはサントリー ローヤルの頭文字から取られています。

720ml

サントリーローヤルSR

発売から20年以上経ってこのマイナーチェンジ。良いデザインは変える必要がないということでしょうね。

アンリ・ファーブル

サントリーも反省したか?もっと一般人が知っている偉人でいこう。そう考えたに違いありません。第四弾にしてもっとも知名度の高いファーブルの登場です。

ファーブルといえば「昆虫記」。読まれた方も多いと思います。ファーブルは身近な存在です。しかし、昆虫ですからねぇ。CMの中に出てくる昆虫のイラストは美しい。格調もある。とは言え昆虫は好き嫌いが分かれます。食べ物の広告に昆虫が使われないのもそのためです。そういった意味ではチャレンジしたんです。このCMは。その精神やよし!が、このシリーズはこれで最後となりました。

開高健

80年代後半におけるサントリー ローヤルのCMといえば、開高健でしょう。サントリー宣伝部出身であり、芥川賞作家でもあります。何よりその生き方が多くの人々の共感を得て、超売れっ子となっていました。開高健がどのような生き方をしていたかと言いますと、釣りです。もう、世界中をまたにかけて釣り三昧の日々。これがカッコいいんですよね。開高健のライフスタイルをそのまんまCMにしてるんですが、もうバッチリです。

「裸の王様」という作品で第三十八回芥川賞を受賞し、それ以外にも毎日出版文化賞、川端康成文学賞、菊池寛賞、日本文学大賞など多くの受賞歴がある開高健。しかし、それらの受賞作よりも多くの人々に受け入れられたのは釣り三昧の日々を写真と文章でまとめた「オーパ」でしょう。まさにこのCMそのまんまの世界が広がっています。

創業者の思いが詰まったサントリー ローヤル。それぞれのCMからも熱いものが伝わってきますね。サントリー ローヤルは、国産ウイスキーの父と言われる鳥井信治郎の遺作でもあります。

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