エニックスや光栄が元々エロゲーを作ってたってご存知ですか?
80年代から大ヒットゲームの数々を生み出し続けている「エニックス」と「光栄」。前者は「ドラゴンクエスト」、後者は「信長の野望」などが有名ですが、そのヒット以前にお色気系のゲームを制作していたのをご存知でしょうか?この記事では、80年代前半にエニックスと光栄が制作していた「エロゲー」にスポットを当ててみたいと思います。

マリちゃん危機一髪
1983年2月、エニックスから発売された「マリちゃん危機一髪」。気になるゲームの内容は「野球拳」で、九十九電機が先駆けて発表した同様のゲームに影響を受けています。ジャンケンでステージをクリアするごとに、女の子が服を脱いでいくという至ってシンプルなゲームです。また女の子の顔が永井豪風ですが、これは永井豪の弟子にあたる槙村ただしがゲームの制作に携わったためです。

プレイ動画はこちらです!
ロリータ・シンドローム
1983年10月、エニックスから発売された「ロリータ・シンドローム」。当時の“ロリコンブーム”に乗って制作されたゲームで、「メゾンロリータ」を舞台にステージをクリアするとお色気シーン(?)を見ることが出来ます。しかし、クリアに失敗すると女の子がのこぎりで真っ二つになるなど少々グロテスクな描写も。絵柄が絵柄なので大したことはありませんが…。

プレイ動画はこちらです!
ナイトライフ
1982年4月、当時の光栄マイコンシステムから発売された「ナイトライフ」。このゲームが日本初のエロゲーと言われています。ゲームの内容ですが、80年代後半以降に見られるような美少女ゲームではありません。「夜の夫婦生活をサポートする」ために、安全日の計算や体位の決定などの機能があるユーティリティソフトでした。
プレイ動画はこちらです!
団地妻の誘惑
1983年6月、光栄から発売された「団地妻の誘惑」。このゲームを制作するにあたり「ストロベリーポルノシリーズ」というレーベルが用意されました。セールスマンである主人公が団地に住む女性に避妊具を売り込むという内容で、ゲームを進めるためにステータスを上昇させる必要があり、「信長の野望」などと同様のシステムが採用されていたことがわかります。ちなみに、ゲームでは女性のヌードシーンは登場しません!


プレイ動画はこちらです!
オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?
1984年11月、光栄より発売された「オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?」。タイトルの元ネタはSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」で、マップ上の主人公を操作するなどRPGの要素も含んでいました。なお、上述の「ナイトライフ」「団地妻の誘惑」と本作を合わせて「光栄アダルト三部作」と呼ばれています。


80年代のエロゲーを更に深く探求したい方はこちら!
いかがでしたでしょうか?両者ともに一流のゲームメーカーだけあって、当時から挑戦的な作品を制作していたことがわかります。当時のエロゲーを更に詳しく知りたい方は、いくつか書籍が出ていますので是非チェックしてみましょう!
おすすめの記事はこちら!
ファミコン初のお色気ソフト!「スーパーマルオ」の魅力!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
90年代初頭に起こった「有害コミック騒動」で書店から消えた少年漫画の数々!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
ドラクエのパチモン?PCエンジンのお色気RPG「ボディコンクエストⅡ」の魅力!! - Middle Edge(ミドルエッジ)