ドラえもんの声が大山のぶ代じゃない!1973年に放送された幻の「日テレ版ドラえもん」!!

ドラえもんの声が大山のぶ代じゃない!1973年に放送された幻の「日テレ版ドラえもん」!!

国民的アニメとして現在も絶賛放送中である「ドラえもん」。放送局はテレビ朝日という印象が強いかと思います。しかしテレビ朝日で放送が開始された1979年以前に、日本テレビでもドラえもんが放送されていたのをご存知でしょうか?


ドラえもんが大山のぶ代じゃない!?「日テレ版ドラえもん」ってご存知ですか?

国民的アニメとして現在も絶賛放送中である「ドラえもん」。ミドルエッジ世代に限らず、すべての世代に愛されているアニメですよね。そんなドラえもんですが、放送局はテレビ朝日という印象が強いかと思います。しかしテレビ朝日で放送が開始された1979年以前に、日本テレビでもドラえもんが放送されていたのをご存知でしょうか?

こちらが「日テレ版ドラえもん」です。

1973年、半年間だけ放送されました。

今回ご紹介する「日テレ版ドラえもん」が放送されたのは、1973年4月から9月までの半年間のこと。制作会社もシンエイ動画ではなく「日本テレビ動画」という会社でした。

「日テレ版ドラえもん」の放送を告知する当時の新聞。

ドラえもんの声が大山のぶ代じゃない!!

日テレ版の大きな特徴としては、まず各キャラの声優です。ミドルエッジ世代にとってドラえもんの声といえば大山のぶ代ですが、日テレ版では富田耕生及び野沢雅子が担当。その他、のび太は太田淑子が、しずかちゃんは恵比寿まさ子が担当し、我々の記憶にあるドラえもんとは印象がかなり異なっています。

貴重な「ドラえもん」の音声はこちらです!

日テレ版の貴重な音声はこちらになります。まず、ドラえもんの声が男性であることに驚きますよね(なお、途中から野沢雅子に変更されたそうです)。加えて、当時の子供向けアニメの特徴を色濃く反映したドタバタコメディ風の印象を受けます。

そしてこちらがオープニングです!!

こちらが超貴重な日テレ版のオープニングです。テレビ朝日版とは一線を画した70年代前半特有のコミックソング色の強い楽曲で、「ハードラドラ!」といった掛け声が印象的ですよね。

「日テレ版」は再放送やDVD化されないの?

ちなみに日テレ版ドラえもんですが、70年代にいくつかのテレビ局で再放送されたことがあるものの、近年はまったく再放送されていません。また、DVDなどのパッケージ化もされていません。国民的アニメであるドラえもんですから売上が期待出来そうなものですが、なぜなのでしょうか?

制作会社が倒産!!

日テレ版を制作した「日本テレビ動画」ですが、実は日テレ版の放送後に解散しており「著作権」が不明瞭なままとなっています。なので勝手にパッケージ化することが出来ないんですね。また、以下のような悲しいエピソードがあります。

※画像はイメージです。

※画像はイメージです。

日本テレビ動画の解散により、当時の資料の大半が焼き払われてしまったのです。その結果、日テレ版の資料は当時のスタッフが個人的に所有していたもの以外、ほぼ残っていません。こういった経緯も、パッケージ化への壁になっているのかもしれませんね。

こちらは当時の超貴重なセル画。ヤフオクで10万円を超えています。

また、原作者の藤子・F・不二雄が「再放送を嫌がっていた」という証言もあります。日テレ版は原作のドラえもんとイメージが異なっていたためだそうです。再放送をしてほしくない意向をテレビ局に伝え、再放送が打ち切られたケースもあります。そういった経緯から、現在も再放送は困難となっていると推測されます。そして、日テレ版は「封印作品」として世間に認知されることとなったのです。

他の封印作品についてはこちらもどうぞ!

様々な経緯から「幻の作品」「封印作品」となっている日テレ版ドラえもん。個人的には是非その内容を視聴してみたいものですが、果たして今後実現することはあるんでしょうか?気になるところです。なお、他の封印作品についても詳細に言及している書籍が刊行されていますので、興味のある方は是非どうぞ!

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おすすめの記事はこちら!

懐かしい漫画の傑作エピソードvol.5(封印作品・打ち切り作品・自主規制・想定外の衝撃的な展開・トンデモない漫画) - Middle Edge(ミドルエッジ)

懐かしい特撮・アニメ・漫画・テレビ番組の傑作エピソードvol.4(想定外の衝撃的な展開・みんなのトラウマ・封印作品) - Middle Edge(ミドルエッジ)

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