里見浩太朗の”花の三部作”のひとつ「花冷え」
時代劇「水戸黄門」への出演で有名な俳優・里見浩太朗さん。ミドルエッジ世代としては「助さん」の印象が強いですよね。そんな里見さんですが、歌手としても長年活躍を続けています。

90年代の代表曲「花の三部作」!
歌手としての里見浩太朗さんの代表作に“花の三部作”と呼ばれる楽曲群があります。1995年発表の「花冷え」、1996年発表の「花氷」、1997年発表の「花しぐれ」の3曲で、特に「花冷え」は里見さんの芸能生活40周年記念作品として、日本クラウンヒット賞を受賞しました。

「花冷え」ですが、通信カラオケシステムDAMにおいて2003年頃より里見浩太朗さんご本人が映像に出演していることでも有名です。横浜ベイブリッジ、日本丸といった横浜みなとみらい21地区ゆかりの建造物と共に、カラオケで同曲を歌う人々を盛り上げました。
豪華制作陣!作詞・高畠じゅん子、作曲・中川博之、編曲・前田俊明
「花冷え」をはじめとした“花の三部作”ですが、3曲ともに作詞に高畠じゅん子さん、作曲に中川博之さん、編曲に前田俊明さんという豪華制作陣が起用されています。ここでは、“花の三部作”の屋台骨である彼らを掘り下げてみましょう。
高畠じゅん子
まずは作詞を担当した高畠じゅん子さん。1970年代半ばから作詞家として活動を開始し、1975年の石原裕次郎「愛すれど哀しく」、1991年の田代美代子「磐梯西線」などのヒット曲があります。

中川博之
作曲を担当した中川博之さん。「五十嵐悟」「ユズリハシロー」といった別名を持ち、作詞の高畠じゅん子さんの夫でもあります。1966年の黒沢明とロス・プリモス「ラブユー東京」の大ヒットや、1972年の美川憲一「さそり座の女」などで有名な作曲家です。

前田俊明
編曲を担当した前田俊明さん。1981年の山川豊「函館本線」、1990年の伍代夏子「忍ぶ雨」、1992年の藤あや子「こころ酒」といった演歌のヒット曲の多くを手掛けている重鎮で、日本レコード大賞などで編曲関連の賞を受賞しています。

なお、里見さんの楽曲で彼らが担当したのは“花の三部作”だけではありません。1995年の「北の都の物語」、2009年の「愛あればこそ」でも全く同じ3人がそれぞれ作詞・作曲・編曲を担当。また、1999年の「雨の長崎」では高畠さん、中川さんがそれぞれ作詞・作曲、2000年の「愛の行方」では中川さん、前田さんがそれぞれ作曲・編曲を担当。その他の楽曲でも里見さんの作品に頻繁に顔を出しています。
最新曲「秘話」は2018年8月に発売!
80歳を超えてなお第一線で活躍を続ける里見浩太朗さん。歌手としては、近年は2年間隔で新曲を発表しています。2018年8月には最新曲「秘話」を発表。作曲には門倉有希「ノラ」のヒットなどで知られる徳久広司さんを初めて起用し、新境地の開拓に余念がありません。俳優として、そして歌手として今後も活躍してくれることを期待しましょう!
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