マイティジャックとは

国産初の1時間枠で放送された特撮番組で、スパイアクションと特撮によるメカニックアクションが盛り込まれた意欲的な作品でした。
マイティジャックとは、「防衛」「建設」「救助」を目的として民間企業の出資で設立された秘密組織であり、対する悪の秘密組織Qとの闘いが描かれています。
この作品は円谷英二さんが特技監督を務め、主演が二谷英明さんでした。
円谷英二とは

昭和における特撮の雄であり、日本を代表する特撮技術者である円谷英二さん。
子供の頃に観ていたウルトラマンは、この方無くしては生まれませんでしたよね!
なんでもあの黒澤明監督とも意識し合う仲だったとか。
お互いがお互いの才能を認め合っていたのでしょうねぇ
二谷英明とは

小林旭さん達と一緒に日活に入社した二谷英明さんは石原裕次郎、小林旭、宍戸錠、赤木圭一郎などとともに日活アクション路線の全盛期を築き上げました。
日活映画のあらゆるジャンルで活躍し、撮影現場では「エイメイさん」と呼ばれ親しまれていたそうです。
個人的には郷ひろみさんの前妻である二谷友里恵さんのお父様というイメージが強いです。
万能戦艦マイティ号

カッコイイですねぇ!!
なんでも全長が235メートルあり、最高速度マッハ2.8だそうですよ!!
すげ~~~(>_<)
しかも武装がまた凄い!
コバルトミサイル砲、マイティ光線、サークル・レーザー、超音波砲、対空ミサイル、アンチミサイル、魚雷、爆雷、火炎砲 他 だそうです(笑)
もはやこれ1機で1国を消滅させることが出来るのではないでしょうか(^^)/
かっけ~~~!!

ディテールが良いですよねぇ・・・
ちなみにこのマイティ号のデザインをしたのは、あのウルトラマンのデザインに携わった成田亨さんです。

マイティジャックのオープニング
貴重な当時のオープニング動画がありました!
今観ると、う~む・・・むむむ・・・ という品質ですが、CGなどが使用されていなかった当時の撮影で考えると、相当凝っているのが判ります。
是非確認してみてくださいね!
戦え!マイティジャックとは
視聴率が低迷しており、打ち切りとなった『マイティジャック』の続編として、子供向け特撮番組として製作されたのが、この『戦え!マイティジャック』になります。
前作同様、マイティ号や敵組織Qの存在等の基本設定は変わらないものの、マイティジャックの位置付けを企業の私兵から公的な国際機関「アップル」の下部組織に変更されています。
ちなみに、何故視聴率が低迷した前作の続編があるのだろうか???と思って調べてみたところ、前作にセットなどの26回分の予算をすべて投入して作っていたことから、そのまま終了すると円谷プロに損害が発生する事にフジテレビが配慮したそうです。

マイティジャックを振り返ってみて
このマイティジャックを覚えている方はいらっしゃいましたか?
1960年代の特撮であることから、おぼろげな記憶の方もいらっしゃるのかもしれません。
それにしても、今見てもマイティ号のデザインが素晴らしいですねぇ! めちゃくちゃカッコイイです!!
大人向けの特撮で1時間枠というのには驚きましたが、円谷プロがどれだけ力を入れていたか判るエピソードですね。
最近ではCGが発達しているので、特撮が活躍する場が減ってきている様に思いますが、当時の時代背景を考えながら観てみると、なかなか興奮するかもしれません。
ではでは。この辺で締めくくらせて頂きたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!