日本を代表する俳優「エースのジョー」こと宍戸錠!!

日本を代表する俳優「エースのジョー」こと宍戸錠!!

昭和を代表する俳優であり、ドラマ・映画だけでなく時にはバラエティでも活躍する大物「宍戸錠」。この記事では、彼の様々なエピソードを交えて半生を振り返ってみたいと思います。


【訃報】宍戸錠さん死去

「エースのジョー」の愛称で知られる俳優の宍戸錠さんが、都内の自宅で倒れ亡くなりました。86歳。本稿では、日活ニューフェイスとしての活躍や役作りの為にシリコン手術したことなど、半生に触れます。

日本を代表する俳優「エースのジョー」こと宍戸錠!!

昭和を代表する俳優であり、ドラマ・映画だけでなく時にはバラエティでも活躍する大物「宍戸錠」。この記事では、彼の様々なエピソードを交えて半生を振り返ってみたいと思います。

日活ニューフェイスとしてデビュー!

宍戸錠は1933年、大阪府生まれ。裕福な家庭に育ち、5歳のときに東京へ移住したのですが、東京大空襲により宮城県へ疎開し、高校卒業まで宮城で育ちました。宍戸の母親はかなりの映画好きであり、宍戸もその影響を受け俳優の道を志します。高校卒業後に大学へ進学した宍戸ですが、1954年に日活ニューフェイス(一期生)に合格したのを機に大学を中退、本格的に俳優への道を歩むこととなります。

1955年の銀幕デビュー作「警察日記」

ライバルに対抗!?真っ先に行った「シリコン手術」!!

1955年に日活映画「警察日記」で銀幕デビューを飾った宍戸錠。翌1956年に、彼のトレードマークとも言える「頬のシリコン」の手術を受けました。当初は二枚目俳優として売り出された宍戸ですが、石原裕次郎、小林旭といったライバルとの差別化を図るため、“悪役顔”を目指し手術を受けたそうです。後年、本人は「(この手術は)失敗だった」と語るものの、“アクの強いキャラクター”になることに成功した彼は、日活で頭角を現していくこととなります。

「やくざ渡り鳥悪党稼業」のポスター

「エースのジョー」として日活で頭角を現す!

1959年から公開され、大ヒットを記録していた小林旭の「渡り鳥」シリーズ。悪役顔を手に入れた宍戸錠は、「ギターを持った渡り鳥」の主人公・滝伸次の好敵手である「殺し屋ジョージ」に抜擢されました。以降、「ハジキの政吉」「ラオスの虎」といった役名でライバル役を熱演していきます。

1960年公開の映画「渡り鳥いつまた帰る」

そして「拳銃無頼帖」シリーズのリメイクとして1964年に公開された「抜き射ちの竜 拳銃の歌」にて、「コルトのジョー」を襲名。“エースのジョー”として、日活になくてはならない存在へと駆け上がっていったのです。ちなみに“エース”というのは、宍戸がカードゲーム好きだったのが由来だとか。

1964年公開の映画「抜き射ちの竜 拳銃の歌」

テレビドラマやバラエティにも進出!

「拳銃無頼帖」シリーズに続き、「稼業」シリーズ、「探偵事務所23」シリーズ、そして「ハレンチ学園」シリーズなどで好演を続けた宍戸錠ですが、活躍の場は映画だけに留まりませんでした。

1970年公開の映画「ハレンチ学園 タックルキスの巻」

「国盗り物語(1973年)」「勝海舟(1974年)」「武田信玄(1988年)」といった数多くのNHK大河ドラマに出演するなど、テレビドラマでも活躍する一方「元祖どっきりカメラ」「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」「くいしん坊!万才」といった数々のバラエティにも進出。悪役とは一味違ったお茶目な一面も覗かせていました。

1988年に放送された「武田信玄」

宍戸錠の息子「宍戸開」!!

宍戸錠の息子として有名な俳優・宍戸開。父同様に「くいしん坊!万才」のレポーターとしても有名ですよね。ちなみに名前の「開」の由来ですが、父親が「錠」なので“それを開く”という意味があるとのこと。

昭和~平成と銀幕の世界を駆け抜けてきた宍戸錠も、現在84歳。長男・宍戸開は俳優、長女・紫しえはデザイナー、エッセイストと父親譲りの才能で活躍を続けています。宍戸本人は、2010年に妻と死別後は表立った活動はしていないものの、“エースのジョー”として再び名演を魅せてくれることを期待したいものです!

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