映画『欲望という名の電車』(1951年)の一場面
1952年の映画『革命児サパタ(Viva Zapata)』で、ザパタ役のマーロン
バッドが出演した映画を私が私的に厳選すると下の4本になる!!
欲望という名の電車 オリジナル・ディレクターズカット [DVD]
貴婦人ぶってはいるが、父を亡くし家を失った故郷で放蕩の限りを尽くし、未成年誘惑のかどで追われるようにして都会に出た、もう若くはないアル中の南部女ブランチ・デュボワを、曲がりなりにもスカーレット・オハラだった女が演ずるということがハリウッドにどれだけ衝撃w2おもたらしたのだろうか?。V・リーは「風と共に去りぬ」に次ぐ第2のピークを本作で迎え、以後、映画ではこれに匹敵する演技を残さず逝ってしまった。一人のスター女優を燃やし尽くしてしまった、この作品の持つ“熱”・・・。彼女が訪ねるニューオリンズの妹(K・ハンター)、そして、その浅ましい夫(M・ブランド)は、救いを求めて彷徨する魂に手痛いしっぺ返しを喰らわす。ブランチの気位の高さに魅かれていた男ミッチ(K・マルデン)も彼女の真実を知り、露骨に肉体を求めてくる。ラスト、義弟の逞しい“男”に屈してしまう女の性・・・。狂気の他に彼女の逃げ場所はないのだろうか??。
波止場 コレクターズ・エディション [DVD]
イディ(エヴァ・マリー・セイント)との出会いが箸にも棒にも掛からない与太者のテリ-(マーロン・ブランド)を徐々に変貌させてゆく課程がカザンによって丁寧に描かれている。イディは兄の死の真相を突き止めようとしてテリ-に近づくのだが、やがて彼を愛するようになるとテリ-を失う恐れから日和り始め、ふたりでこんな町を出て暮らそうと言いだす。そのイディの変化と反比例するように意識を目覚めさせてゆくテリ-の変貌は、遂にその表情にインテリジェンスを滲み出させるに到る。その難しい変貌の課程をマ-ロン・ブランドが見事に演じて、その才能の大いさを感じさせたのであった。女は男をこうも変えることができるのだ!!
ゴッドファーザー PART I <デジタル・リストア版>[AmazonDVDコレクション]
ムービー・マスターピース ゴッドファーザー PARTI 1/6スケールフィギュア
フランシス・フォード・コッポラの出世作であり代表作の一本である。マーロン・ブランドの貫禄十分の演技には感服。アル・パチーノはファミリーの後継者となっていく過程を見事に演じきっている。他の俳優陣も好演。特にロバート・ジュバルの真摯な演技が印象的。ニーノ・ロータの音楽はもうスタンダード・ナンバーだ。悪い所を指摘することができない映画の一本だ。
地獄の黙示録 特別完全版 [DVD]
ワルキューレの騎行を大音量で流しながらベトナム人を撃ちまくり、ナパーム弾を容赦なく投下し、その最中でサーフィンに興じるアメリカ兵たち、プレイメイト達に乱暴をする兵士達、などが前半から中盤にかけて描かれていて、狂気に満ちた兵士たちは私に戦争の恐ろしさを教えてくれるには充分すぎる映画だった。
コッポラ監督!ベトナム戦争を描いた「地獄の黙示録」 - Middle Edge(ミドルエッジ)