3.「米国の良心」 と称され親しまれたジェームズ・ステュアート
1948年の映画『出獄』の宣伝写真
ブロマイド写真★ジェームズ・ステュアート(後ろの女性はドリス・デイ)
『夕陽特急』(ゆうひとっきゅう、原題:英語: After the Thin Man)1936年
軍服姿のジミー(1960代撮影)
ジミーが出演した映画を私が厳選に厳選すると下記の3本になる!!
スミス都へ行く(1939年) [DVD]
映画の中で利権屋たちが密談の最中、「選挙民なんて意識が低い」という台詞があった。これは恐らく連中の本音だろう。民主主義国家に生まれたからには、1票の権利をきちんと行使して、絶えず「選良」たちを見張っていなければならない、という気持ちにさせられる。スミス追放を主導する大新聞社の巨大な輪転機と、スミスを支持する子供たちの手作りガリ版新聞製作との対比が印象的だった。スチュワートは彼のキャリアの中でも最高レベルの演技を見せる。こんなフィリバスターなら許されてもいいだろう。
彼がアカデミー主演男優賞を受賞した『フィラデルフィア物語』はこの映画の1年後に公開された物だが、私がアカデミー賞選考審査員だったら、これを推している!!
素晴らしき哉、人生!(1946年) [DVD]
神と天使が登場してクリスマスが舞台とくればキリスト教くさい映画かというとそうではなく、これは、他人に善いことをすればいつか報われるという世界共通の教え(わが国では「情けは人のためならず」と言う人もいるけどね!?)を寓話化したものなのか?。
まず、主人公が他人に善いことをすると同時に貧乏くじを引くというエピソードが、最初から後半まで、これでもかと描かれる。少年時代に薬局の主人からぶたれる時、「耳だけは叩かないで」と懇願するシーンは、こちらもつらい感情がこみ上がる。
映画後半の主人公のシリアスさ、場の重苦しい雰囲気はラストの、主人公が元の世界に戻ったとわかって喜んだ時のはっちゃけぶり、ハッピーさと好対照をなしており、そのために演出されたのだろう!?。
決して安易なハッピーエンドで終えていないので、この映画には説得力があるように思えてならない。一度は見る価値ありの映画である、と言うより絶対見るべき一本の映画である。
裏窓(1954年) [DVD]
全編ほとんど、ジェフの部屋から出ることのないカメラは、観客と主人公を完全に一体化させる効果を生み、緊迫感とリアリティを作り出している。そして主人公が“動けない”という究極のハンディキャップ。小出しのサスペンスが重ねられ、やがて疑っている相手がこちらを意識した時に、その波は最高潮に達する。
オリジナルの映画ポスター
4.「20世紀最高の俳優」と評されているマーロン・ブランド
マーロン・ブランド
1948年、ホワイトハウスにて
ブロマイド写真★『欲望という名の電車』マーロン・ブランド/白黒/白いTシャツ