キャリー
さぁ、「キャリー」ですね。センセーショナルを巻き起こし世界的に大ヒットしました。原作が人気作家のスティーヴン・キングで、その同名小説の映画化ということも商業的成功の要因でしょう。
キャリー
この映画はブライアン・デ・パルマの手腕もさることながら、キャリーを演じたシシー・スペイセクとその母親役のパイパー・ローリーの演技が圧倒的です。(二人ともアカデミー賞にノミネート)
また、本作はジョン・トラボルタの本格的な映画デビュー作でもあります。
「キャリー」は、1999年に続編「キャリー2(監督はカット・シーア)」が作られ、2013年にはキンバリー・ピアース監督によってリメイクされています。
殺しのドレス
70年代最後を飾る傑作「殺しのドレス」は、またしても内容をお伝えすることが出来ません。アルフレッド・ヒッチコック監督のこれまた名作「サイコ」へのオマージュだからです。こう言えばお分かりいただけるでしょうか?そもそも「サイコ」をご存じでなければ分かりようがありませんよね。
それではまたしてもこう言うしかありませんね。観る気は起きなくても、もう、これは実際に観てもらうしかありません。
殺しのドレス
それにしても「殺しのドレス」とは、なんと美しいタイトルなのでしょう。原題も「Dressed to Kill」ですからバッチリです。
この後ブライアン・デ・パルマと結婚することになるマドンナ役のナンシー・アレンが美しく魅力的です。
しかし、ある日ブライアン・デ・パルマが自宅にもどると不倫現場に出くわしあえなく離婚。ブライアン・デ・パルマは相当ショックだったことでしょう。
その不倫の模様をそのまま再現したシーンから始まるのが1984年の作品「ボディ・ダブル」です。そして翌年の「アンタッチャブル 」へとつながり大監督への道を歩みだすのです。
ブライアン・デ・パルマ、ただでは起きない男なのです!