「トルコ風呂」が名称変更を強いられた際の紆余曲折とは?
皆さんは「トルコ風呂」という単語を覚えていますでしょうか?ミドルエッジ世代の健全な男子であれば皆さんご存知の浴場施設です。ですが、現在は違う名称になっていますよね。名称が変更されたのは1984年のことなのですが、その際に様々な新名称が公募で提案されました。この記事では、当時提案されボツになった名称をご紹介したいと思います。

候補はたくさんありました!
コルト
まずはこちらから。「コルト」という名称ですが、これは「トルコ」を逆さまにしただけです。流石にあまりに適当すぎる上、「トルコ」を連想させる単語から脱却もできていません!あえなくボツとなってしまいました。

ルンルン風呂
次は「ルンルン風呂」。まるで少女漫画から抜け出してきたような名前ですが、お花畑の中に湯船があったりするんでしょうかね?そもそも、お風呂でさっぱりするだけ(という名目)なのに何をルンルンするというのだろうか?
浮世風呂
次は歴史を感じさせる名称「浮世風呂」。当時公募でこの名称の提案はかなり多かったそうです。吉原遊郭は江戸時代からのものですから、ある意味当然なのかもしれません。

ラブユ(ラブ湯)
お次は「ラブユ(ラブ湯)」。愛のお湯ということで、ある意味直球系のネーミングですね。尾崎豊のように「I LOVE YOU~♪」と歌いながら提案された・・・という話は聞いたことがありませんのであしからず!

ラブリーバス
「ラブユ」に続き、ラブの文字が含まれる名称として提案されたのがこちらの「ラブリーバス」。ちなみに「lovely」という単語の意味は「かわいらしい」「美しい」といった意味であり、お風呂で繰り広げられるとされる自由恋愛の「love」とは異なりますね。だからボツになったんでしょうか?

オアシス
次は「オアシス」。オアシスという単語は、例えば「都会のオアシス」といった感じに「癒し」を表現するために用いられることもありますよね。ただ、お風呂屋さん以外で「オアシス」という名称のお店(飲食店など)は既にたくさんあったと思われますので、それらのお店に勘違いして入ってしまう方がいないとも限りません。一般的な名称すぎたからでしょうか、ボツになってしまいました。
ロマンス風呂
浮世風呂と並んで提案の多かったのが「ロマンス風呂(ロマン風呂)」です。PENICILLINも「ロマンス」で「愛に気づいてください~♪」と歌ってますし、愛に気づけばお風呂で何かあるかもしれませんね!?
ニューパラダイス
最後にご紹介するのは「ニューパラダイス」。何がパラダイスなのかよくわかりませんが、確かに健全な男子にとっては、場合によってはパラダイスになることもあるのでしょう。ただ「お風呂」という意味合いからはちょっと遠いためか、ボツになってしまいました。

いかがでしたでしょうか?2020年の東京五輪に向けて規制が強化されるのでは?といった話もチラホラあるお風呂屋さん業界。今後もミドルエッジ世代の健全男子のために、経営者が摘発されない程度に頑張ってもらいたいものです!
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