思い出の「昭和有名人伝記マンガ劇場」:第11回 燃える闘魂!『アントニオ猪木物語』70年代編

思い出の「昭和有名人伝記マンガ劇場」:第11回 燃える闘魂!『アントニオ猪木物語』70年代編

金曜夜8時「ワールド・プロレスリング」で繰り広げられた、数々の名勝負が記憶に刻み込まれているプロレス、そしてアントニオ猪木。過去に何度も発表されているアントニオ猪木の自伝漫画化の中から、70年代に発表された漫画『アントニオ猪木物語』をご紹介。


だが、東京では厳しい訓練が待っていた。

力道山先生との運命の出会い

後のライバルとなる、ジャイアント馬場との出逢い!

固い握手を交わした二人!

ちなみにこのシーンで戦っている相手が、インドの狂虎タイガージェット・シンだ。

この当時はNWFヘビー級の王者だった猪木!

亡き祖父に活躍を誓う猪木!

ここまで見てきた通り、ブラジル時代の過酷な農園生活や、力道山からの理不尽な差別や体罰、そしてジャイアント馬場とのライバル関係など、後年発表された伝記漫画に描かれていた様な、猪木のハングリー精神を生み出す元となったエピソードは殆ど登場して来ない本作。
その結果、今は亡き祖父との強い絆を描いたラストに着地するのだが、現代の視点で見返すと実に物足りないこと甚だしい。
我々ミドルエッジ世代が燃える様な展開の伝記漫画が登場するには、やはり80年代のプロレスブームを待たなければならなかったのだ。

最後に

いかがでしたか?
まだ格闘技世界一決定戦に挑む前、1974年に発表された自伝漫画だけに、ブラジルでの苦労や力道山との複雑な師弟関係などの、本来見せ場とされる部分が殆ど登場しないため、実にあっさりとした印象を受ける本作。掲載されたのが小中学生向けの漫画雑誌だった点を考えれば、それも無理のないことだったのかも知れない。

では、果たしてこの内容が80年代に入ると、一体どの様に変化して行くのか?次回はその80年代版伝記漫画『アントニオ猪木物語』を振り返ることにしよう。

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