芸能界のロッキー事件?!歌手の大原みどり
大原みどりは、1953年3月15日生まれ、福島県いわき市小名浜出身の演歌歌手です。現在は、大原未登里名義で活動しています。
1973年に「ふるさとの恋」でコロンビアよりデビューしました。
大原みどりと同じ年にデビューした歌手
大原みどりがデビューした1973年(昭和48年)には、花の中3トリオの山口百恵と桜田淳子や、後に女子プロレスの転向したマッハ文朱(1959年3月3日-)がデビューしています。
最優秀新人賞は、桜田淳子の「わたしの青い鳥」が獲得しました。
プロ歌手も出場していた!全日本歌謡選手権に出場
大原みどりは、デビュー後の1976年に「全日本歌謡選手権」46代チャンピオンに輝き「夕日の波止場」を発売しました。
「全日本歌謡選手権」は、日本テレビ系列で放送されていた視聴者参加型のオーディション番組。アマチュアとプロの歌手が参加する方式で行われました。
グランドチャンピオンになった歌手の中には、五木ひろしや八代亜紀、中条きよし、天童よしみなどがいます。
1976年に発売した大原みどりの「夕日の波止場」が30万枚のスマッシュヒットとなりました。
翌年の1977年には、国際劇場で待望のワンマンショーを開催しました。
芸能界のロッキード「大原みどり事件」
1976年3月にマネジャーによる詐欺事件が発覚して話題になった。売込み費用として、2億2千万円という多額のを支払ったことで、「芸能界の黒い霧=ロッキード事件」といわれました。
福島県いわき市の農家の家出身の「大原みどり」は高校卒業後の1972年に歌手を目指して上京した。音楽事務所に入った「大原みどり」は、歌手デビューと引き換えに350万円を騙し取られる詐欺被害に遭ってしまいます。
P43.大原みどり事件
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大原みどりは、地方で歌手活動をはじめた頃に詐欺事件の主犯者のM氏と出会います。M氏(35)は、音楽事務所を設立。大原みどりの実家の資産に目をつけ、詐取する目的で大原みどりのマネージャーになりました。そして、歌手として、みどりを売り出すためと称して、父親から数回にわたり、合計2億数2千万円を引き出しました。
大原みどりの実家は福島県いわき市で養鶏業を営む裕福な家庭でした。父は作詞を手がける音楽好き。父親の作詞した曲で売り出そうと持ちかけ、作曲料や紹介料、レッスン料の他にテレビ局や音楽出版に支払う営業経費として数百万円を請求。みどりの父親は預金を取り崩し、農協から借金したという。
大原みどり事件の工作費の行方
この金銭は、本当に大原みどりを売り出すための工作費として使われたのか?
マネージャーのM氏が遊興費に使ったのか?
大原みどりがコロンビアレコードからデビューしたことは事実です。
大原家は生活に困窮しながらも、マネージャーに渡した2億円を自己破産することなく返済しています。