サッカーワールドカップに初出場するまで43年 チームをまとめてきた日本の主将たち

サッカーワールドカップに初出場するまで43年 チームをまとめてきた日本の主将たち

今でこそ定着しているサッカー日本代表のワールドカップ出場ですが、1997年に初めて出場権を得るまで実に43年の長い年月がかかりました。今回は日本がワールドカップに出るなんて夢のまた夢と言われていた時代に日本代表の主将を務めチームを牽引しながらも涙を呑んできた闘将たちを数人ピックアップして紹介したいと思います。


日本代表史上最高のストライカーと言われており1968年のメキシコシティオリンピックではチームは3位で銅メダル、自身も7得点で得点王になっている。もちろん長年にわたりチームの中心で1975年からは主将も務めた。国際Aマッチ76試合75得点(JFA記録)は歴代1位で今も破られていない。
日本リーグではヤンマー(現:セレッソ大阪)に所属し202得点を挙げJ1リーグを含めても歴代1位である。
引退後は指導者としてはヤンマーや松下電工(Jリーグ発足時のガンバ大阪)の監督を歴任している。また1995年から1期6年参議院議員務めている。

・1試合で約1得点は驚異的な記録ですね。釜本さんより出場している現役の岡崎選手やカズ選手が50点台なのと、当時の日本のレベルを考えるとなおさらのことだと思います。

小城得達(1970-1974)

東洋工業(現:サンフレッチェ広島)に所属し現役時代は守備的MF、後半はセンターバックを主に勤めていた。ロングフィードを得意とする当時日本サッカー史上最高の司令塔と言われ、プレースキックも得意で特にPKに定評があった。また、東京オリンピック及びメキシコシティオリンピックに全試合フル出場している。国際Aマッチ62試合出場11得点。
引退後は東洋工業(現マツダ)の社員として定年まで勤める。現在は地元広島県サッカー協会の会長を務めている。

・現役時代は気性が荒かったようで他の選手は小城選手が抑えるが小城選手は誰も抑えられないというようなエピソードがあるようです。

八重樫茂生(1968)

1968年メキシコシティオリンピック時の日本代表キャプテン。主にFWとして活躍し国際Aマッチ44試合出場11得点。1956年より日本代表に選出され同年のメルボルンオリンピックにも出場してきたが、35歳の時出場したメキシコシティオリンピックでは初戦で負傷しその後は試合に出場できず。年齢に加えその怪我も重なって翌年に引退。引退後は主に指導者として活躍する。

・現役時代はエースストライカーとして活躍してましたが、日本リーグ時代は古河電工、富士通(現:川崎フロンターレ)の監督、Jリーグ発足後はアドバイザーという立場でサッカー界に貢献されていたようです。

キャプテンマークとは

野球では左肩の下あたりにCのマーク、バレーボールでは背番号の下のアンダーラインがチームのキャプテンを示しているが、サッカーではどのようにキャプテンを示しているかご存知だろうか?
サッカーでは左(右)の二の腕にアームバンドを着用して示している。これは1986年のメキシコワールドカップで優勝したアルゼンチン代表のキャプテンを務めたディエゴマラドーナが着用していたことが始まりとされる。

・今では規則のように当たり前となっていますが、ちなみにJリーグではアームバンドの着用が義務付けられているのに対し、FIFAの国際ルールでは改訂されていなければ着用の義務付けはないそうです。試合によっては意外にも必ず付けなくてもいいみたいですね。1986年からなのでまだ30年余りの歴史しかないんですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか?70年代から90年代にかけて定着した人を挙げてみましたが、キャプテンだけ見ても往年の名選手ばかりですね。現役を知らない世代でも解説者や指導者として活躍した方も多いので長きにわたり日本サッカーを支えているのだと感じました。

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