フロッピーディスクの概要
昔からパソコンを使っていた人は記録媒体としてフロッピーディスクを使っていたと思います。
ハードディスクは数十万と高すぎて手が出ませんでした。
当時のフロッピーディスク搭載のパソコンを使っていた方は、2台ドライブが付いた5インチのフロッピーディスクを使っていた方が多いのでは。
フロッピーディスクは容量が少なく、ディスクのコピーのためにも2台は必要でした。同時に2台にフロッピーディスクを入れて使っていたと思います。
パソコン本体に内蔵されているドライブはこのような形だった

PC-9801RX(1988年)
このような形で2台のドライブが付いていました。フロッピーをドライブに押し込んで、レバーをガチャっと回して固定していました。これが普通の5インチディスクドライブになります。
外付けのドライブはこんな感じでした
外付けのフロッピーディスクドライブドライブだとこんな形でした。普通に今現在の外付けハードディスクみたいな扱いで使われていました。もちろんUSBなんて無い時代でSCSIやSASIで繋げていました。

SCSI ターミネータ
3種類のフロッピーディスク
フロッピーディスクを初めて使った時、余りのペラペラな存在でしたので、これ大丈夫と心配したものです。今考えると紙のケースなのも驚きです。

フロッピーは3種類在った
フロッピーディスク - Wikipedia
私自身は8インチは使ったことはありませんでしたが、5インチは大量に使っています。3.5インチも。
ディスクは100枚とか50枚単位で買ってました。使いすぎです。後は、楕円形の穴が開いている部分がデータ読み取り部分だったので、触らないように気をつけていたものです。
安心感抜群の3.5インチディスク
3.5インチだけプラスチックに覆われていて安心。データの読み取り部分もシャッターで覆われてましたし。それと、3.5インチはディスクのデザインに凝っているものが多く、つい意味もなくディスクを集めていました。

3.5インチディスク
フロッピーを開発したのはドクター中松?
フロッピーディスクを開発した方はドクター中松とも言われていますが、実際の発明はIBMです。ドクター中松の特許の一部を非独占的特許使用契約として契約を結んでいます。

中松義郎
上の写真を見ると本当にギャングです。そんなに怖いイメージは無かったのですが、でもカッコいいかも。
プロッピーのライトプロテクト
フロッピーと言えば内容書き込みの保護のための切り欠きがあり、それにシールを貼って
使っていました。あのようもので書きこみ保護をしていたことは今では考えられません。しかし、あの頃はこれが普通だと思ってました。3.5インチはノッチでしたので、それだけでも進化を感じました。

5インチ フロッピーディスク
枚数が増えすぎた
そしてパソコンのソフトが高機能になるにしたがって、フロッピーディスクが10枚組とかちよっと多すぎる程枚数が増え、頻繁にディスクを入れ替えれていたことを思い出します。その当時まだまだハードディスクは値段が高く、とても手に入れるのは難しい状態でしたが、ディスクの入れ替えを減らすために無理をしてハードディスクを購入しました。
そして、現在は
現在はハードディスクは標準装備であり、パソコンの進化は素晴らしいものがあります。
それだけではなくSSDだったりeMMCだったりもう凄いです。外部記憶装置としては、USBメモリ、SDカードが非常に便利となりました。この二つはもう手放せないでしょう。便利な時代になりました。

USBメモリ

SDHCカード
最後に
フロッピーディスクでデータを渡していたことを懐かしく思います。しかし、今考えると5インチディスクは邪魔以外の何物でもありません。よくこんなものを使っていたなと思ってしまいます。