Olivia Newton-John
オリビア・ニュートン=ジョンといえば、それはもう美人!日本でも高い知名度、認知度を誇りますが、写真を見れば一目瞭然。美人です。

オリビア・ニュートン=ジョン
今更言うまでもなく、オリビア・ニュートン=ジョンは1970年代から1980年代半ばにかけてヒット曲を連発したポップ・ミュージシャンです。美人歌手です。身長は167.5 cmとモデル体型。そして美人。くどいようですが美人。いえ美人すぎます。歌手にしておくのは勿体ない!そう思ったのは私だけではありません。ショウビジネスの国、アメリカが放っておくわけがありません。映画界が黙っているわけがありません。ということで(何が?)、オリビア・ニュートン=ジョンの出演映画まとめました。
Toomorrow
オーディション番組で優勝し、デビューのきっかけをつくったのが1965年。翌年に「Till You Say You'll Be Mine」で歌手としてデビューしていますが、注目されることはありませんでした。
1971年に2枚目のシングル「イフ・ノット・フォー・ユー」がヒットしてからはスター街道を爆進するわけですが、その間の5年間は下積み時代というわけです。

If Not For You
歌手としてまだ成功出来ていなかったこの時期に、早くも目を付けたのが映画業界です!1970年にいきなりオリビア・ニュートン=ジョンの主演映画「Toomorrow」が制作されます。

Toomorrow
監督はヴァル・ゲスト。日本ではあまり馴染みのない監督ですが、おそらく世界的にもあまり知られていないかと。
オリビア・ニュートン=ジョンは映画の中で思いっきり歌っています。若かりし頃の彼女の歌声が聴けるのは嬉しいのですが、それよりも何よりもオリビア・ニュートン=ジョンの生足が拝める。この映画はそれに尽きるといっても過言ではありません。
残念ながらこの映画はヒットしませんでした。オリビア・ニュートン=ジョンは歌手に専念することになり、結果それが翌年の「イフ・ノット・フォー・ユー」のヒットにつながっています。もしかするとこの映画がヒットしていたら彼女の運命は変わっていたのかもしれませんね。
この映画は日本公開もされており、邦題は「オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー」となっています。後年のオリビア人気に当て込んで公開されたことが伺える微笑ましい邦題ですね。

オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー
Grease
オリビア・ニュートン=ジョンが映画好きなのか、はたまたプロダクションの下心なのか、歌手として大成功しているさなかの1978年に2本目の映画に出演します。「グリース」です。
オリビア・ニュートン=ジョン人気もあったでしょう。共演のジョン・トラボルタも人気絶頂でした。しかし、何と言っても映画自体が面白かった。2本目の主演映画「グリース」は全世界で大ヒットを記録しました。

グリース
もしもこの世に世界で最も楽しい映画ランキングというものがあったなら、必ず上位にランクインするであろう映画です。この「グリース」というのは。
内容は同名のミュージカルが原作なだけあって、歌あり、踊りあり、笑あり、涙ありの学園コメディです。そりゃ、楽しくってしょうがない。この映画を観ると誰もがきっとアメリカの学園生活に憧れてしまいますよ。
グリースというのは、あれです。髪をリーゼントにする際に使うベトベトの整髪料のことです。それに革ジャン。となると女の子は当然ポニーテールにフレアスカート。永遠の青春ファッションですね、これは。
Xanadu
「グリース」は映画だけではなく、音楽も大ヒットしました。サウンドトラック・アルバムからシングルカットされたジョン・トラボルタとのデュエットによる「愛のデュエット」は全米1位、「愛すれど悲し」全米3位、「想い出のサマー・ナイツ」全米5位とどれもこれも大当たり。映画関係者がオリビア・ニュートン=ジョンに歌わせた映画を作ってもう一山当てようと思ったとしても無理もありません。
主演3作目の映画「ザナドゥ」は1980年に公開されました。

ザナドゥ
いくらオリビア・ニュートン=ジョンがでていようと、そこでオリビア・ニュートン=ジョンが歌っていようと、映画自体が面白くないと誰も見てはくれません。いくら美人であってもです。アダルト・ビデオであれば問題はないのですがねぇ。「ザナドゥ」は、批評的にも商業的にも大失敗となってしまいました。
ワースト映画と酷評された「ザナドゥ」ですが、「グリース」同様に音楽は素晴らしくサウンドトラック・アルバムは全世界で大ヒットしました。
全米1位となった「マジック」をはじめ、「ザナドゥ」、「恋の予感」など5曲がシングルとしても大ヒットしています。因みにサウンドトラックは、レコードでは片面がオリビア・ニュートン=ジョン、もう片面がジェフ・リン率いるエレクトリック・ライト・オーケストラが担当しています。タイトルの「ザナドゥ」はオリビアが歌っていますが、エレクトリック・ライト・オーケストラが作った曲です。
Two of a Kind
残念な結果に終わってしまった映画「ザナドゥ」。それでも曲は大ヒットしたじゃないかと映画関係者は強気になったのかもしれません。そして、失敗の原因は共演者ではないかと考えたのかもしれません。オリビア・ニュートン=ジョン主演4作目の共演者は夢よもう一度とばかりにジョン・トラボルタに白羽の矢が立ちました。「Two of a Kind」。邦題はなぜか「セカンド・チャンス」。1983年の映画です。

セカンド・チャンス
「グリース」から5年。メイクが若干濃いように思いますが、それは時代のせいでしょう。ここでもやはりオリビア・ニュートン=ジョンは美しい。しかし、何度も言いますが、美しいだけでは映画はヒットしません。これまた何度も言いますが、アダルト・ビデオであれば何の問題もないのですが。
致命傷。そう言っていいかと思います。この映画のことです。満身創痍。そんな言葉も聞こえてきます。この映画の失敗でジョン・トラボルタは以降約10年間ものあいだ干されてしまうことに。
オリビア・ニュートン=ジョンにしても、「ザナドゥ」以上の損失を出したことで現時点ではこれが最後の主演映画となっています。
しかし、それでも全米5位となった「運命のいたずら」など映画音楽の方は好調でサウンドトラック・アルバムもミリオンセラーを記録しています。
それにしても映画は難しいですね。主役が美しいだけではヒットしませんからね。それでも若い頃のオリビア・ニュートン=ジョンを記録しているというだけで、ファンにとってはありがたいことではあります。