【1982年洋楽】ニューヨーク・シティ・セレナーデ覚えてる!?「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1982年洋楽】ニューヨーク・シティ・セレナーデ覚えてる!?「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1982年の日本" のにフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


1982年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1982年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。



今回は、人気映画の主題歌や、ハイトーンボイスのあの人など、誰もが知る名曲、名アーティストが登場します。

カサブランカ / バーティ・ヒギンズ

『カサブランカ』は、バーティ・ヒギンズのアルバム『Just Another Day In Paradise』の収録曲で、本国アメリカではなく、日本や中国などの環太平洋の国でヒットしました。オリコンシングルチャートでは、年間39位を記録しています。因みに、アメリカでは全米8位となった『キー・ラーゴ』の方が有名です。



本曲は、1942年の同名の映画へのオマージュで、詞は、昔の恋人へ思いを募らせる様子を描いています。実際に「リックの店」という詞や、挿入歌『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』の歌詞の一部など、映画にまつわるワードがたびたび登場します。



日本では、郷ひろみのカバー『哀愁のカサブランカ』もオリコン2位のヒットとなりました。

アイ・オブ・ザ・タイガー / サバイバー

『アイ・オブ・ザ・タイガー』は、シルヴェスター・スタローン主演のシリーズ3作目『ロッキー3』の主題歌です。映画とともに主題歌も人気を集め、全米6週連続ナンバーワン、年間2位の大ヒットとなりました。



当初、監督兼任のシルヴェスター・スタローンは、クイーン『地獄へ道づれ』を主題歌にしたいと考えていました。しかし、クイーンから許可が下りず、そこで、サバイバーに楽曲を依頼したというのが当時の経緯です。サバイバーにとっては初めてのヒット曲で、グラミー賞では最優秀ロック・パフォーマンス賞を受賞しています。



日本のオリコンシングルチャートでは、年間52位を記録しました。また、TBS「オールスター感謝祭」の人気コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」のBGMとしてもおなじみです。

ニューヨーク・シティ・セレナーデ / クリストファー・クロス

クリストファー・クロスといえば、「天使のようなハイトーンボイス」があまりにも有名です。代表曲は、グラミー賞主要4部門を独占受賞した『セイリング』、そして本曲『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』が双璧で、どちらも全米ナンバーワンを獲得しています。日本では、オリコンシングルチャートで本曲が年間78位を記録しました。



映画『ミスター・アーサー』の主題歌で、原題も実は『Arthur's Theme (Best That You Can Do)』。"ニューヨーク" という言葉は、どこにも入っていません。邦題が『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』となったのは、恐らく、映画の舞台がニューヨークであること、サビの歌詞に「When you get caught between the moon and New York City(月とニューヨークの間に囚われてしまって)」というフレーズがあることが由来でしょう。アカデミー賞では最優秀歌曲賞を受賞しました。



以下の動画では、ヒット曲4曲『セイリング』、『オール・ライト』、『忘れじのローラ』、『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』を歌っています。

フィジカル / オリビア・ニュートン=ジョン

『フィジカル』は、全米10週連続ナンバーワンに輝いた、オリビア・ニュートン=ジョン最大のヒット曲です。1982年の年間1位、さらには、1980年代の10年間チャートでも1位となり、1980年代で最も成功した曲と評されています。日本でもヒットし、オリコンシングルチャートで年間82位を記録しました。



それまでのオリビアの清楚なイメージを大胆に変えた一曲で、その後の彼女の楽曲にも影響を与えています。大ヒットとは裏腹に、性的な意味を示唆する詞から、一部のラジオ局では放送禁止となりました。タイトなレオタード姿で登場するミュージックビデオは話題となり、本曲を含むビデオコレクションは、グラミー賞年間ビデオ賞を受賞しています。



本曲はもともと、ロッド・スチュワートのために書かれた楽曲でした。その後、ティナ・ターナーにも断られ、最終的に歌ったのがオリビアです。

素直になれなくて / シカゴ

シカゴのパワーバラード『素直になれなくて』は彼らの代表曲の一つで、日本では最も有名な楽曲です。邦題は、原題の『Hard To Say I'm Sorry(ごめんと言えなくて)』の意訳から来ています。



本曲を収録するアルバム『シカゴ16』では、初めて外部からプロデューサー(デヴィッド・フォスター)を迎え、結成10年以上経ったバンドとして新境地を切り開きました。本曲の作詞・作曲も、当時リードボーカルだったピーター・セテラデヴィッド・フォスターが担当。この試みは大成功し、全米シングルチャートで2週連続ナンバーワン、日本でもオリコン洋楽チャートで5週連続ナンバーワンを記録しました。なお、オリコンの年間チャートトップ100にはランクインしていません。



映画『青い恋人たち』のサウンドトラック収録曲でもあります。日本では後に、「トヨタ・マークIIクオリス」のCMのBGMとして起用されました。

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