性同一性障害の一。身体の性と心の性が一致しないが、外科的手術は望まない人。TG。
デジタル大辞泉より
従来のファンからは
「ひばりくんはひばりくんであって“T”とかそーゆー枠で決め付けてほしくない!!!(ノД`)・゚・。」
と思う方もおられるでしょう。
わかります。その気持ち!!!
そのことを誤解ないようにここで!ひばりくんの魅力を徹底分析しましょう!
まずは……ひばりくんに対する魅力が痛いほどわかる!
作者さんの心の本音がこちら。
ひばりくんの魅力!!!
色気!
色気!!
い、色気!!?
強引さ!
その上にその上に!“知力体力とも抜群の優等生で、成績は常にトップ、才色兼備の学園のアイドルとして生活を送っている。”なのですよ!・*・:≡( ε:)ス、スゲェ!!!
こんな最強なキャラクターは現実じゃありえない!
けど、生きたキャラクターとしてむくむく体現するそのキャラの強さ!!!
これはもう惚れるしかない……!!!
しかし、取り巻く反対の声
ギャグとして描かれていますが、
ひばりの父・いばりは、事あるたびにひばりくんの恰好を「変態!」と叫び、
男らしい恰好を強制しようとあの手この手で矯正にしにかかります。
(結果的には、すべてひばりくんの一人勝ちになっています)
これは以前までは「男は男らしくあること」「女は女らしくあること」が不文律でしたが、
現代になると、ひばりくんのお父さんは「言葉の暴力」であり、「パワハラ」だったのですね。
また、
“ひばりが男の子であることは家族や一部関係者以外には知られていない。”
も気になるところです。ここにひょっとしたらひばりくんの葛藤もあったのかもしれません。
ひばりくんはLGBTのさきがけだったかもしれない。
なんでこの子はこんなにかわいいのか……!
ひばりくんは前述のとおり男なのに、主人公の耕作にアタック&アプローチにしにかかっています。
他の女性に嫉妬めらめら起こしたり、その妨害に走ったり、抱きついたりキスしたり愛情表現もかかすことなく……ってこれはギャグなのか、ラブストーリーなのか。
そんなひばりくん。
作者の江口寿史さんはLGBTの縁のものではないですが、
漫画というファンタジーは現実では成し得ない願望を漫画に託すという面もあります。
ひょっとしたら、男の子でありながら女の子になりきる“ひばりくん”の存在は
「男だから…」「女だから…」というしがらみを超越して
「えへへーん!ぼくがそれやっちゃうよん!」
と先に走って私たちを待ち伏せていたのかもしれません。
すこしずつ「らしさ」がなくなったときにまた新たなる“スーパーひばりくん”が現代に登場するかもしれませんね。