はじめに
OP ラスト部分の1シーン
湾岸ミッドナイトDVD第一巻
第4回目は「城島編」(幻のFC編)・「友也編」(ガレージACE編)・「マコト編」(幻のF1タービン編)までをご紹介させていただきましょう。
コミックを読んでいるとさほど感じないのですが、映像でみると改めて夜のシーンが多い漫画ですよね。確かに首都高速を狂ったようなスピードで走れるのは真夜中のほんの少しの時間に限られているのですから、そこでのバトルシーンがメインともなれば当然の事なんですが・・
城島編
5年前までZEROというチューニングショップでテストドライバーとして走っていた城島。ZEROはブーストアップ専門のチューニングショップで(というかブーストアップしかできなかった。)売っていた。そこに城島がまだ若い町田というチューナーを連れてくる。この若者の腕はまさに本物で、ツクバでは500馬力のFC3Sで1分の壁を越えようとするほどの車となっていた。
ここに当時、ロータリー嫌いの富永が興味を持ち、セッティングを出すようになる。それほど完成度の高いチューンドロータリー車を組み上げていたと言うことだ。
しかし時代の流れからか、ZEROは解散。城島も町田も、またZEROの経営者だった商売上手な松木もバラバラにそれぞれの道を行くようになる。
城島 洸一
「ビッグマウスの一発屋はもういない。」と過去を否定し、ウけのいい軽い調子の番組や記事を書き、自動車評論家としては成功している。
しかしたまたまTV番組で共演したレイナが走り屋であることに気づき(チラッと一瞬、よこしまな気持ちが頭をよぎった・・)、レイナが番組の帰りに送って行くふりをして旧知の仲であったYM SPEEDの山本の元へ連れて行ったところから過去の「ZERO」の事を思い出すようになる。
この時点では依然としてチューンドカーに対して冷めたものの言い方をしているがレイナがアキオと「Z」に会わせることにより、情熱を取り戻していく。
ドライビングに関しては昔取った杵柄ではないが確かなテクニックを持ち合わせており、北見曰く、「チューニングカーがわかっている」と評されるほど。
決して他の高性能車に対してアドバンテージを持っているわけではないことを承知しながらも「ZERO」で仕上げたロータリー車、FC3S(この車には町田は勿論の事、富永がセッティングを出している。)を探し求め遂には探し出している。
アキオに対してはFCの名義を変更して所有させ、あらゆる知識を与えた。やはり彼もまた「アキオとZ」に惹きつけられた1人なのだ。
サバンナRX-7 GT-X FC3S
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町田
「ずっと待っていたんですョホントは」「ゼロが解散して、でも いつかは城島サンがきてくれるって。町田あ またチューニングカーやろうぜって」「でも5年は長かったスね、オレ自身にも」
そう町田は待っていたのだ。城島が迎えに来てくれるのを・・城島がどうでもいいような記事を書いたり、企画を立てたり、番組を作ったりしているのをどう思って時を過ごしていたのか?それでもあのFC3Sの行方だけは追っていたようで1年前までの所在を城島に教え、それを最後に完全に袂を分かつことになったのだ。
松木
ZEROの元経営者だが解散後5年を経て、この人も車の世界からは遠く離れた人生を歩んでいる。「ZEROの頃は良かった。」と独り言ちたところなどは、年齢を経た男の哀愁が感じられ、短い登場ではあったが、印象深いキャラであった。
林
伝説のプライベーター林
KCコミック湾岸ミッドナイト第二十二巻P134